オペレーションマニュアル

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本マニュアルの一部または全部を無断で複製/転載することを禁じます。

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オペレーションマニュアルについて

このマニュアルは将来必要となることがありますので、必ず参照しやすいところに保管してください。

本書の内容および製品の仕様は予告なしに変更されることがあります。

  • Microsoft、Windowsは、マイクロソフト企業グループの商標です。

  • Mac、iPadおよびLightningは、Apple Inc. の商標です。

  • iPhone の商標はアイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。

  • microSDXCロゴは、SD-3C LLCの商標です。

  • USB Type-Cは、USB Implementers Forumの商標です。

  • 他の者が著作権を保有する CD、レコード、テープ、実演、映像作品、放送などから録音する場合、私的使用の場合を除き、権利者に無断での使用は法律で禁止されています。著作権法違反に対する処置に関して、株式会社ズームは一切の責任を負いません。

P4nextの概要

使用例

外出先でポッドキャストを収録する

P4nextを電池またはモバイルバッテリーで使用すると、外出先で音声の収録をすることができます。収録した音声はmicroSDカードに記録され、パソコンに転送して編集/配信することができます。

ゲストを電話参加させてポッドキャストを収録する

パソコンやスマートフォン/タブレットをP4nextに接続すると、離れた場所にいるゲストをポッドキャスト収録に電話参加させることができます。

ライブ配信する

P4nextをパソコンやスマートフォン/タブレットに接続して、リアルタイムで音声を配信することができます。(→オーディオインターフェースとして使用する

リアルタイムで音声を配信しながら、P4nextでの録音を同時に行うこともできます。

用語について

ポッドキャスト

インターネット上に音声ファイルを公開する手法の一つです。スマートフォンやパソコンなどで気軽に聞くことができるコンテンツを作成し、インターネット経由で配信します。

オーディオインターフェース

パソコンやスマートフォン/タブレットにマイクの音声を取り込んだり、パソコンやスマートフォン/タブレットからヘッドフォンに音声を出力できる機器です。

P4nextにパソコンやスマートフォン/タブレットから再生した音楽などを入力すると、ポッドキャストにBGMをつけることができます。

USB Mix Minus

P4nextをパソコンやスマートフォン/タブレットのオーディオインターフェースとして使用すると、通話相手をポッドキャスト収録にリモート参加させることができます。

その時にUSB Mix Minus機能を有効にすると、通話相手からの入力が通話相手に返されないため、通話先でのハウリングを防げます。

USB オーディオリターン

P4nextをオーディオインターフェースとして接続したときの、パソコンやスマートフォン/タブレットからの出力信号です。接続した機器からBGM を流すことができます。

SOUND PAD

オーディオファイルを割り当て、押されるとそのファイルを再生するパッドです。あらかじめ録音したインタビューを再生したり、オープニングやクロージング用の曲、ジングルを再生したいときに便利です。

ダイナミックマイク

ファンタム電源を必要とせず、丈夫で耐久性があるマイクです。

コンデンサーマイク

一般的に感度が高く、高音質で音を拾うマイクです。使用するにはファンタム電源の供給が必要です。

ポッドキャスティングの流れ

●準備
  • マイクとヘッドフォンを接続しましょう。(→接続する

    • マイクは1⼈に1本ずつ使⽤すると、各⾃の声量に合わせて⾳量を調節できるので聴き取りやすい録⾳ができます。

    • 安定した⾳量で収録できるように出演者とマイクの距離を調節し、各⾃の声量に合わせて入力レベルを設定しましょう。

    • ヘッドフォンはマイクからの⼊⼒を確認するほかに、SOUND PAD、パソコンやスマートフォン/タブレットの再⽣⾳やリモート参加のゲストの声を聴くために必要です。

  • 収録中のBGMやジングルなどのポン出しに使⽤するSOUND PAD の設定と⾳量を確認しておきましょう。

●収録現場の環境ノイズ対策

  • ⾵による吹かれノイズはマイクにウインドスクリーンを装着することで軽減できます。その他の環境⾳は、発⽣源にマイクを向けないように⽅向を調節してください。

  • 使⽤しない⼊⼒チャンネルはノイズを拾わないようにミュートしておきましょう。(→マイクを消音する(ミュート)

  • 使⽤するマイクや電源のケーブルは、収録中に触ってしまうとガサガサというタッチノイズの原因になります。マイクスタンドを使⽤してケーブル類は整理しておきましょう。マイクケーブルは電源ケーブルと近づけすぎるとノイズを拾うことがあります。

  • P4nextのAI NOISE REDUCTIONをON にすると、環境音などのノイズを軽減することができます。(→音質を調節する

●収録のテーマ

テンポ良く会話が収録できるように出演者同⼠お互いに話す内容を確認し、参考資料などを⼿元に⽤意しておきましょう。

●発声について

聴き取りやすい発声を⼼掛けると同時に声に含まれる⻭擦⾳(さしすせそ)や破裂⾳(ぱぴぷぺぽ)が⼤きくならないように気をつけましょう。

●BGMなど

パソコンやスマートフォン/タブレットで音楽や効果音などを鳴らして番組を盛り上げましょう。(→オーディオインターフェースとして使用する

●SOUND PAD

ジングルや効果⾳を鳴らして番組を盛り上げましょう。

●公開

P4nextをパソコンやスマートフォン/タブレットに接続すると収録したファイルを転送できます。(→パソコンにファイルを転送する) お使いのホスティングサービス(※)やサーバーにアップロードしてください。

※ ポッドキャスト⽤ファイルを保存するサーバーを提供するサービス

各部の役割

上面

電源キー
電源をON/OFFします。
RECキー
録⾳を開始/停止します。

再生中に押すと、再生を停止します。

メニュー画面で押すと、ホーム画面に戻ります。

PLAY/PAUSEキー
直前に録⾳したファイルを再⽣/一時停⽌します。

録音中に押すことで、録音の一時停止やマークの追加をします。(→録音中のPLAY/PAUSEキーの機能を変更する

ディスプレイ
各種情報を表示します。
操作キーA~D
  • SOUND PAD A/先頭キー(操作キーA)

    SOUND PAD Aに割り当てられている音声を再生します。

    再生/一時停止中に、ファイルの先頭に移動します。

  • SOUND PAD B/早戻しキー(操作キーB)

    SOUND PAD Bに割り当てられている音声を再生します。

    再生/一時停止中に押すと、10秒戻ります。長押しすると、早戻しします。

  • SOUND PAD C/早送りキー(操作キーC)

    SOUND PAD Cに割り当てられている音声を再生します。

    再生/一時停止中に押すと、10秒進みます。長押しすると、早送りします。

  • SOUND PAD D/停止キー(操作キーD)

    SOUND PAD Dに割り当てられている音声を再生します。

    再生を停止します。

操作キー1~4
MUTE 1~4キー
INPUT 1 ~ 4端子をミュートします。
INPUT VOLUME 1~4ノブ
INPUT 1 ~ 4端子に接続したマイクの音量を調節します。
HEADPHONE VOLUME 1~4ノブ
PHONES 1 ~ 4端子に接続したヘッドフォンの音量を調節します。

底面/正面/背面

■底面
■正面
■背面
電池カバー
単三電池の取り付け/取り外しをするときに開きます。(→電池を入れる
PHONES 1~4 端子
ヘッドフォンを接続します。

ステレオミニプラグに対応しています。

INPUT 1~4端子
マイクプリアンプを搭載した入力端子です。

XLRプラグに対応しています。

左側面/右側面

■左側面

■右側面

48Vスイッチ
INPUT 1 ~ 4端子に+48 Vのファンタム電源を供給します。
microSDカードスロット
microSDカードを挿入します。
電源用USB(DC5V)端子(Type-C)
ACアダプターまたはモバイルバッテリーを接続する電源用USB端子です。
USB()端子(Type-C)
パソコンやスマートフォン/タブレットと接続して以下のことができます。
  • P4nextをオーディオインターフェースとして使用する

  • ファイル転送機能でパソコンやスマートフォン/タブレットとファイルのやり取りをする

USBバスパワー動作に対応しています。データ転送に対応したUSBケーブルを使用してください。

BTA-2用電源端子
専用無線アダプターBTA-2 と接続するときに使用する電源端子です。
スマートフォン接続端子
専用無線アダプターBTA-2 と接続するときに使用する音声入出力用端子です。4極ミニプラグケーブルなどを使うことで、スマートフォンからの入力信号をチャンネル4に入力するのと同時に、P4nextでミックスした信号(チャンネル4の信号を除く)をスマートフォンに返すこともできます。
INPUT SELECTスイッチ
チャンネル4に入力する信号を、INPUT 4端子(XLR)かスマートフォン接続端子から選択します。

接続例

パソコンやスマートフォン/タブレット(→パソコンやスマートフォン/タブレットを接続する
USB ACアダプター(→USB ACアダプターを接続する
モバイルバッテリー(→その他の電源について
マイク(→マイクを接続する
ヘッドフォン(→ヘッドフォンを接続する
スマートフォン(→スマートフォンを接続する
専用無線アダプター(ZOOM BTA-2)(→BTA-2(専用無線アダプター)を接続する

信号の流れ

INPUT1~4、スマートフォン/BTA-2、SOUND PAD、USB入力
P4nextに接続したマイクやパソコン、スマートフォン/タブレットからの音声、SOUND PADの音声です。
INPUT SELECTスイッチ
P4nextの右側面にあるINPUT SELECTスイッチの設定により、チャンネル4にXLR端子からの信号とスマートフォン接続端子からの信号のどちらを入力するかを選択できます。
MUTE 1~4
INPUT 1~4の音声をミュートします。
INPUT VOLUME 1~4
INPUT 1~4の音量を調節します。(→マイクの音量を調節する
LO CUT
マイクの音声の低域をカットして、風雑音や声のポップノイズなどを軽減できます。INPUTチャンネルごとにON/OFFできます。(→マイクの設定を行う
TONE
マイクの音声をポッドキャストに適した聞き取りやすい音質に調節します。INPUTチャンネルごとにON/OFFできます。(→音質を調節する
LIMITER
マイクからのレベルが高すぎる入力信号を抑えて、信号が歪むのを防ぎます。INPUTチャンネルごとに設定できます。(→マイクの設定を行う
AIF Multi
P4nextをUSBオーディオインターフェースとして使用時、設定によりパソコンやスマートフォン/タブレットへ各チャンネルの信号を個別に送ることができます。(→パソコンやスマートフォン/タブレットに送る信号を設定する)
録音ファイル
INPUT 1~4の音声、パソコンやスマートフォン/タブレットから入力した音声をミックスしたステレオファイルがmicroSDカードに記録されます。

設定により、各チャンネルごとに個別に録⾳したファイルを記録することもできます。(→録音するファイルを選択する

レベルメーター
各チャンネルの信号レベルを-54 ~ 0 dBFSの範囲で表示します。(→マイクの音量を調節する
AI NOISE REDUCTION
周囲の騒音を学習してマイクから入るノイズを抑えます。すべてのINPUTチャンネルに一括でかかります。(→音質を調節する
MASTER OUT、USB OUT、スマートフォン接続端子
PHONES1~4端子、USB接続したパソコンまたはスマートフォン/タブレット、スマートフォン接続端子に出力します。スマートフォン接続端子にはL/Rがミックスされたモノラル信号が送られます。
COMP
音圧を上げつつ、音割れを防ぎます。(→音質を調節する
USB Mix Minus
パソコンやスマートフォン/タブレットから入力した再生信号を、パソコンやスマートフォン/タブレットに送るかどうか選択します。(→ポッドキャスト収録にリモート参加している通話先でのハウリングを防ぐ
Voice Guide
P4nextの設定内容などを音声で出力します。(→ガイド音声を設定する
HEADPHONE VOLUME
ヘッドフォンの音量を調節します。(→モニター音量を調節する

表示される画面について

ここではP4nextのディスプレイに表示される画面について説明します。

ホーム画面

P4nextの電源を入れたときにディスプレイに表示される画面です。録音状況や入力レベルなど、P4nextの状態を表示します。

ステータスアイコン
録音状況をアイコンで表示します。
  • []:停止中

  • []:録音中

  • []:一時停止中

時間表示
現在の録音経過時間または録音可能時間を表示します。
電池残量表示
電池動作時に表示します。電池の残量が少なくなった場合は、電池を交換するか(→電池を入れる)、ACアダプター(→USB ACアダプターを接続する)またはモバイルバッテリー(→その他の電源について)を接続してください。

チャンネル名/レベルメーター
チャンネル名と各チャンネルの現在の入力レベルを表示します。
マスターレベルメーター
出力される信号レベルを表示します。

再生画面

ホーム画面表示中に(PLAY/PAUSEキー)で再生を開始すると、ディスプレイに表示される画面です。

再生時間や波形など、選択中のファイルの再生状態を表示します。

再生時間
再生開始から経過した時間を表示します。
ファイルの長さ
現在再生中のファイルの長さを表示します。
波形表示
再⽣しているファイルの波形を表⽰します。再⽣済みの波形は色が反転して表⽰されます。
マークの位置
ファイルにマークがついている場合、その位置に点線が表示されます。

メニュー画面

フォルダー選択、SOUND PAD設定、MICの設定、microSDカード管理、USB機能、本体の設定を行う画面です。

ホーム画面表示中に(操作キー1)を押すと表示されます。

メニュータイトル
メニュー項目
設定項目や設定値などを表示します。
スクロールバー
項目が多くディスプレイ内に収まりきらないときに表示されます。

準備する

microSDカードをセットする

  1. 電源OFFの状態でmicroSDカードスロットカバーを開き、microSDカードのロゴ側を上にしてスロットの奥まで差し込む

    microSDカードを取り出すときは、microSDカードを一度スロットの奥に押し込んでから引き抜きます。

  2. microSDカードスロットカバーを閉じる
    NOTE
    • microSDカードの抜き差しは、必ず電源をOFFにした状態で行ってください。電源がONの状態で行うと、データが破損するおそれがあります。

    • microSDカードを抜き差しするときは、microSDカードの向きや裏表に注意してください。

    • microSDカードを取り出すときは、microSDカードが飛び出さないよう注意してください。

    • microSD カードがセットされていないと、録音や再生はできません。

    • 新しく購入したmicroSDカードや他の機器で使用していたmicroSDカードは、性能を最大限に発揮するために必ずP4nextでフォーマットしてください。(→microSDカードを初期化する

    • 対応する記録メディアは下記のとおりです。

      • microSDHCメモリーカード

      • microSDXCメモリーカード

      動作確認済みmicroSDカードはZOOMのWebサイト(zoomcorp.com/help/p4next)で確認してください。

電源をセットする

P4nextは、本体左側面の電源用USB(DC5V)端子またはUSB()端子に接続された電源(USB ACアダプター、USBバスパワー、モバイルバッテリー)、本体底面から入れる電池のいずれかで動作します。

電源は、電源用USB(DC5V)端子>USB()端子>電池の優先順で使用されます。

電池を入れる

P4nextを電池で駆動する場合は、単三電池を2本使用します。

  1. 電源OFFの状態で、つまみを上に押し上げながら電池カバーを開ける
  2. 単三電池を2本入れる
  3. 電池カバーを閉じる
NOTE
  • アルカリ乾電池、ニッケル水素蓄電池、リチウム乾電池のいずれかを使用してください。

  • 電池残量を正確に表示するために、使用している電池の種類を設定してください。(→電池の種類を選択する

  • 電池残量がなくなったときは、すぐに電源をOFFにし、新しい電池と交換してください。

  • 電池を使用する際は、故障や液漏れを防ぐために、以下の点にご注意ください。

    被覆が剥がれている、または表面に傷がある電池は使用しない
    異なる種類やメーカーの電池を混ぜて使用しない
    新しい電池と古い電池を混ぜて使用しない
    使い切った電池は早めに取り外す

    長期間使わないときは電池を取り外す

USB ACアダプターを接続する

本体左側面の電源用USB(DC5V)端子(Type-C)に市販の12 W以上のUSB ACアダプター(5 V、2.4 A以上)のケーブルを接続して、USB ACアダプターをコンセントに接続します。

その他の電源について

本体左側面のUSB()端子(Type-C)にパソコンを接続すると、USBバスパワーでP4nextを駆動することができます。また、市販の5 Vモバイルバッテリーを電源用USB(DC5V)端子(Type-C)に接続して駆動させることもできます。

NOTE
  • 電源をONにする前から、USB端子にパソコンを接続していた場合、P4nextはUSBバスパワーによる電源供給で動作します。

  • また、電池で駆動している状態でUSB端子にパソコンを接続した場合、電源はUSBバスパワーには切り替わらず、電池での動作が優先されます。

  • USB端子にスマートフォン/タブレットを接続している場合、スマートフォン/タブレットによってはP4nextが電源ONできない場合があります。その場合はUSB端子にACアダプターまたはモバイルバッテリーを接続するか、製品底面の電池ボックスに電池を入れて使用してください。

接続する

マイクを接続する

音声収録のためのマイクを接続します。マイクは4本まで接続することができます。

NOTE

(48Vスイッチ)を「ON」にすると、INPUT 1~4端子に+48 Vのファンタム電源を供給します。ファンタム電源に対応していない機器に接続する場合は、(48Vスイッチ)を「ON」にしないでください。機器が破損することがあります。

ヘッドフォンを接続する

マイクから入力した音声や、パソコンやスマートフォン/タブレットで再生した音楽や通話の音声は、PHONES端子に接続したヘッドフォンでモニターできます。

NOTE

マイクとヘッドフォンを近づけるとハウリングが発生することがあるのでご注意ください。

スマートフォンを接続する

スマートフォン接続端子にスマートフォンを接続すると、以下のことができます。

  • ポッドキャスティングにおいて、電話参加のゲストの音声をチャンネル4に入力できます。4極ミニプラグのケーブルを使うことで、スマートフォンからの入力と同時にモノラル信号をスマートフォンに返します。この出力信号にはチャンネル4の音声は含まれないため、電話参加のゲストにエコーが発生することはありません。

  • スマートフォンで再生した音楽をチャンネル4に入力できます。

  1. P4nextのスマートフォン接続端子にミニプラグを接続する
  2. INPUT SELECTスイッチをにする

BTA-2(専用無線アダプター)を接続する

BTA-2を接続するとBluetooth経由でスマートフォン接続端子に音声を入力することができます。

接続する

初めて接続するときは、ペアリングを行う必要があります。

NOTE

BTA-2を使用してスマートフォンと接続するときは、INPUT SELECTスイッチをにしてください。

  1. P4nextの電源をOFF にした状態でスマートフォン接続端子、BTA-2用電源端子にBTA-2を接続する
  2. P4nextの電源をONにする(→電源を入れる

    BTA-2に電源が供給されるとLED が白く点灯します。

    ペアリング済みのスマートフォンでは、この時点で自動的に接続されます。

  3. BTA-2のLEDが白く点滅するまでペアリングスイッチを長押しする

    BTA-2が接続待機状態になります。

  4. スマートフォンで接続操作を行う

    接続が完了するとLEDが青く点灯します。

接続を解除する

  1. スマートフォンで接続解除の操作を行う

    接続が解除されます。

  2. P4nextの電源をOFFにした状態でBTA-2を取り外す

パソコンやスマートフォン/タブレットを接続する

パソコンやスマートフォン/タブレットはP4next左側面のUSB()端子に接続します。

スマートフォン/タブレット(USB Type-C)
Lightningコネクタ搭載のiPhone/iPad
パソコン(Windows/Mac)
NOTE
  • データ転送に対応したUSBケーブルをご使用ください。

  • Lightningコネクタを搭載したiPhone/iPadと接続するには、Lightning - USB 3カメラアダプタが必要です。

  • スマートフォン、タブレットを使うときはUSB ACアダプターを接続して電源を供給してください。(→USB ACアダプターを接続する

P4nextをパソコンやスマートフォン/タブレットに接続すると以下のことができます。

電源をON/OFF する

電源を入れる

  1. ディスプレイが点灯するまで(電源キー)を押す

    P4nextの電源がONになります。ディスプレイにホーム画面が表示されます。

    NOTE

    P4nextは操作をしない状態で10時間経過すると、自動的に電源が切れます。常に電源をONにしたい場合は、オートパワーオフの設定を「Never」にしてください。(→電源を⾃動でOFFする(オートパワーオフ)

電源を切る

  1. ディスプレイが消灯するまで、(電源キー)を押す

    P4nextの電源がOFFになります。

    NOTE

    P4nextの設定は常に自動で保存されます。次回電源をONにしたときは、電源をOFFにしたときの状態で起動します(ミュート機能のみ解除されます)。

ガイド音声、日時、電池の種類を設定する(P4nextを使用する前の初期設定)

本機を使用する前にガイド音声、日時、電池の種類を設定します。

ガイド音声を確認するためにヘッドフォンを接続してください。(→ヘッドフォンを接続する

日時は録音ファイルが保存されるフォルダ名として記録されます。また、電池残量を正確に表示するために、P4nextで使⽤する電池の種類を選択する必要があります。

  1. ディスプレイが点灯するまで(電源キー)を押す

    ガイド音声設定画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で設定を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    Voice + Beep英語の音声とビープ音を出力します。
    Beep Onlyビープ音だけを出力します。
    Off何も出力しません。

    次に日時を設定してください。

  3. (操作キー2)/(操作キー3)で設定したい項目を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で数値を変更して、(操作キー4)で決定する
  5. 手順3、4を繰り返して、日時を設定する
  6. すべての項目を設定したら、(操作キー2)/(操作キー3)で(画面上のOKボタン)を選択して、(操作キー4)で決定する

    日時が確定します。

    次に電池の種類を設定してください。

  7. (操作キー2)/(操作キー3)で電池の種類を選択して、(操作キー4)で決定する
    • 「Alkaline」:アルカリ乾電池

    • 「Ni-MH」:ニッケル水素蓄電池

    • 「Lithium」:リチウム乾電池

    電池の種類が確定します。ホーム画面が表示されます。

SOUND PADを使用する

SOUND PAD はオーディオファイルを割り当て、押されるとそのファイルを再生するパッドです。あらかじめ録音したインタビューを再生したり、オープニングやクロージング用の曲、ジングルを再生したいときに便利です。各パッドごとに、音量、再生方法を設定することもできます。

オーディオファイルをSOUND PADに割り当てる

SOUND PAD には内蔵音源やmicroSDカードに保存されたオーディオファイルを割り当てることができます。

あらかじめパソコンでオーディオファイルをmicroSDカードのP4next_SoundPadフォルダ内に保存しておいてください。(→パソコンにファイルを転送する

以下のオーディオファイルに対応しています。

  • ファイル:WAV フォーマット

  • サンプルレート:44.1 kHz、48 kHz

  • ビット深度:16-bit、24-bit

NOTE

対応していないオーディオファイルは、P4next上に表示されません。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「Sound Pad」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で割り当てたいSOUND PADを選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「Sound Assign」を選択して、(操作キー4)で決定する

    内蔵音源とmicroSDカードに保存されているオーディオファイルのリストが表示されます。

  5. (操作キー2)/(操作キー3)で割り当てたいファイルを選択して、(操作キー4)で決定する
    HINT

    (PLAY/PAUSEキー)を押すと、ファイルを試聴できます。

SOUND PADに割り当てるオーディオファイルをP4nextで録音する

P4nextでミキシングして録音したステレオファイルを、SOUND PADに割り当てることができます。

  1. 録音の準備を行う

    マイクをP4nextに接続して音を入力し、ミキシングを行ってSOUND PADに割り当てる音声を確認します。(→マイクの音量を調節するマイクの設定を行う音質を調節する

  2. (録音キー)を押しながら、SOUND PAD( (操作キーA)〜(操作キーD))のいずれかを押す

    (録音キー)と押したSOUND PAD( (操作キーA)〜(操作キーD))が点灯し、SOUNDPADに割り当てるオーディオファイルの録音を開始します。録音したい音を入力してください。

  3. (録音キー)を押す

    録音を停止して、録音したオーディオファイルがSOUND PADに割り当てられます。

    NOTE

    手順2で、点灯中のSOUND PADキー(オーディオファイル割り当て済みのSOUND PAD)を押して録音しても、割り当て済みオーディオファイルは上書きされません。

SOUND PADの再生方法を設定する

SOUND PAD を押したときの再生方法を、各SOUND PAD ごとに設定することができます。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「Sound Pad」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で再生方法を設定したいSOUND PADを選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「Play Mode」を選択して、(操作キー4)で決定する

  5. (操作キー2)/(操作キー3)で再生方法を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    One-Shot押すたびに頭から再生し、終わりまで再生したら停止します。

    ジングル、効果音などを再生するときに便利です。

    Pause押すたびに、再生・一時停止を交互に行い、終わりまで再生したら停止します。一時停止中に長押し(2秒)すると先頭に戻ります。

    SOUND PADを再生しながら、途中でコメントをはさみたいときなどに便利です。

    Loop押すとループ再生を開始し、もう一度押すと停止します。

    BGMの再生などに便利です。

    Hold押している間ループ再生し、離すと停止します。

    好きな長さで効果音を再生したいときに便利です。

    Fade Out Short押すとループ再生を開始し、もう一度押すと停止します。停止時は1秒かけてフェードアウトします。
    Fade Out Long押すとループ再生を開始し、もう一度押すと停止します。停止時は5秒かけてフェードアウトします。

各SOUND PADの音量を調節する

SOUND PADを押したときの音量を、各SOUND PADごとに設定できます。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「Sound Pad」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で音量を調節したいSOUND PADを選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「Level」を選択して、(操作キー4)で決定する
  5. (操作キー2)/(操作キー3)で音量を選択して、(操作キー4)で決定する

    Mute、- 48 ~ +10 dBの範囲で音量を設定できます。

全てのSOUND PADの音量を一括で調節する

SOUND PADを押したときの音量を、全てのSOUND PADに対して一括で設定することができます。

この項目は録音中も(操作キー1)を押して設定画面に入ることができます。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「Sound Pad」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Sound Pad Level」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で音量を選択して、(操作キー4)で決定する

    Mute、- 48 ~ +10 dBの範囲で音量を設定できます。

SOUND PADを再生する

  1. 点灯中のSOUND PAD(または)を押す

    SOUND PADに割り当てられているオーディオファイルを再生します。SOUND PADの再生中は、再生しているSOUND PADのキーが点滅します。

    消灯しているSOUND PADキーにはオーディオファイルが割り当てられていません。割り当てられていたオーディオファイルが削除された可能性があります。

    再生方法を変更することもできます。(→SOUND PADの再生方法を設定する

    各SOUND PADの音量を個別に調節することもできます。(→各SOUND PADの音量を調節する

ポッドキャストを収録する

マイクの音量を調節する

  1. (INPUT VOLUME 1ノブ)~(INPUT VOLUME 4ノブ)でマイクの音量を調節する

    入力レベルはディスプレイに表示されます。各チャンネルの音量のバランスをとりながら、レベルが-12 dBFS ~ -6 dBFSになるように調節します。

    HINT
    • マイクの音量は、口との距離が近いと大きく、遠いと小さくなります。録音時は、入力レベルを調節したときのマイクと口との距離を保つようにしてください。(マイクと口との標準的な距離は10 cm ~ 20 cmです。)

    • スマートフォンやUSBオーディオリターンの信号を入力しているときは、そのチャンネルはステレオ入力となりレベルメーターがステレオで表示されます。

マイクの設定を行う

低域をカットする

低域をカットして、風雑音や声のポップノイズなどを軽減できます。

マイクごとにON/OFFできます。初期設定はONになっています。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「Mic Settings」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Lo Cut」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で設定を変更したいマイクを選択して、(操作キー4)でを押してON/OFFを切り替える

信号が歪むのを防ぐ

レベルが高すぎる入力信号を抑えて、信号が歪むのを防ぎます。

マイクごとにON/OFFできます。初期設定はONになっています。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「Mic Settings」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Limiter」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で設定を変更したいマイクを選択して、(操作キー4)を押してON/OFFを切り替える

モニター音量を調節する

INPUT 1~4の音声(モノラル)とパソコンやスマートフォン/タブレットから入力した音声(ステレオ)、SOUND PAD の音声(ステレオ)をミックスしたステレオ音声は、PHONES 1~4端子に接続したヘッドフォンでモニターすることができます。(→ヘッドフォンを接続する

  1. (HEADPHONE VOLUME 1ノブ)~(HEADPHONE VOLUME 4ノブ)でモニター音量を調節する

マイクを消音する(ミュート)

  1. (MUTE 1キー)~(MUTE 4キー)を押して点灯させる

    点灯中のチャンネルのミュートがONになります。

    点灯中の(MUTE 1キー)~(MUTE 4キー)を押すと、ミュートがOFFになります。

音質を調節する

マイクの声を聞こえやすくしたり、環境音などのノイズを軽減したり、出力される音圧を上げつつ音割れを防ぐことができます。

  1. (操作キー2)/(操作キー3)/(操作キー4)を押して点灯させる

    点灯中は各効果がONになります。

    • (操作キー2):マイクからの音声をポッドキャストに適した聞き取りやすい音質に調節します。

      USB入力やスマートフォン接続端子の音声にはかかりません。

    • (操作キー3):音圧を上げつつ、音割れを防ぎます。

    • (操作キー4):周囲の騒音を学習してマイクから入るノイズを抑えます。学習中(3秒間の点滅中)は、声を出さないようにしてください。

      もう一度押して消灯させると、学習結果はリセットされます。

      (INPUT VOLUME 1ノブ)~(INPUT VOLUME 4ノブ)で音量を変化させたときは再学習させてください。

      USB入力やスマートフォン接続端子の音声にはかかりません。

録音するファイルを選択する

録音したときに保存するファイルを選択します。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「System」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Recorder Mode」を選択して、(操作キー4)で決定する

  4. (操作キー2)/(操作キー3)で設定を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    Master OnlyINPUT 1~4の音声、パソコンやスマートフォン/タブレットから入力した音声、SOUND PADの音声(ステレオ)をミックスしたステレオファイルを保存します。
    Multi TrackMaster Onlyと同様のステレオファイルに加え、INPUT 1~4の音声(各モノラル)、パソコンやスマートフォン/タブレットから入力した音声(ステレオ)、SOUND PAD の音声(ステレオ)の個別ファイルを保存します。

    後からDAWなどでミキシングする場合におすすめです。

    COMP/AI NOISE REDUCTIONは、ステレオファイルとP4nextの出力に有効で、Multi Trackで個別に保存されるファイルにはかかりません。(→音質を調節する

    NOTE

    録音するファイルについて、詳しくは「ファイルを管理する」を参照してください。

録音中のPLAY/PAUSEキーの機能を変更する

録音中に(PLAY/PAUSEキー)を押した際のP4nextの動作を変更できます。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「System」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Play Key in Rec」を選択して、(操作キー4)で決定する

  4. (操作キー2)/(操作キー3)で割り当てる機能を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    Pause Only録音を一時停止します。もう一度押すと録音を再開します。
    Pause & Mark録音を一時停止し、マークを追加します。もう一度押すと録音を再開します。マークは押すたびに新しく追加されます。
    Mark Onlyマークを追加します。マークは押すたびに新しく追加されます。

録音する

各チャンネルの入力信号、SOUND PADを押して再生した音声(ステレオ)、パソコンやスマートフォン/タブレットから入力した音声、マスターチャンネルの信号(ステレオ)を個別のファイルとして、P4nextにセットしたmicroSDカードに録音することができます。

NOTE
  • 録音されるファイルは以下の形式で保存されます。

    • サンプルレート:48 kHz

    • ビット深度:24-bit

  • 「Recorder Mode」設定で、録音して保存されるファイルを選択することができます。(→録音するファイルを選択する

    • INPUT 1~4、パソコンやスマートフォン/タブレットから入力した音声、SOUND PADの音声を個別に保存する

    • INPUT 1~4、パソコンやスマートフォン/タブレットから入力した音声、SOUND PADの音声をミックスしてステレオファイルとして保存する

  • 録音されるファイルについて、詳しくは「ファイルを管理する」を参照してください。

  1. ホーム画面(RECキー)を押す

    (RECキー)が赤く点灯し、録音を開始します。

    NOTE

    録音中はP4nextの電源をOFFにすることはできません。

  2. 停⽌するには(RECキー)を押す

    録音を停止し、(RECキー)が消灯します。

    録音中に(PLAY/PAUSEキー)を押すと、録音を一時停止します((RECキー)が赤く点滅します)。もう一度(PLAY/PAUSEキー)を押すと、録音を再開します。

    NOTE
    • 録⾳中にファイルサイズが2 GBを超えたときは、新しいファイルが⾃動的に作成され録⾳は継続されます。このとき、2つのファイル間に音飛びは発生しません。

    • 以下の場合には自動的に録音が停止します。

      • microSDカードの容量の残りがなくなったとき

      • 電池残量がなくなったとき

    • 録音中に(PLAY/PAUSEキー)に割り当てる機能を、録音の一時停止やマークの追加から選択することができます。初期設定では録音の一時停止が割り当てられています。(→録音中のPLAY/PAUSEキーの機能を変更する

    HINT

再生する

  1. (PLAY/PAUSEキー)を押す

    (PLAY/PAUSEキー)が緑色に点灯し、最後に録音したファイルの再生を開始します。

    ヘッドフォンの音量は(HEADPHONE VOLUME 1ノブ)~(HEADPHONE VOLUME 4ノブ)で調節します。

    NOTE
  2. (PLAY/PAUSEキー)を押す

    (PLAY/PAUSEキー)が消灯し、再⽣を一時停止します。

    もう一度押すと再生を再開します。

再生中の操作

機能操作
一時停止押す度に再生/一時停止します。
早戻し押すと10秒後ろに戻ります。

押している間、早戻しします。

早送り押すと10秒先に進みます。

押している間、早送りします。

頭出し押すとファイルの先頭に戻ります。
再生終了押すと再生を終了します。

ファイルを選択して再生する

P4nextで録音済みのファイルやmicroSDカードに保存したファイルを選択して再生することができます。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「File List」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で再生したいファイルを選択して、(操作キー4)で決定する

  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「Play」を選択して、(操作キー4)で決定する

    ディスプレイに再生画面が表示され、選択したファイルの再生を開始します。

    再生中は(PLAY/PAUSEキー)が緑色に点灯します。

    再生中の操作については、再生中の操作を参照してください。

    NOTE

    対応していないオーディオファイルは、ファイルリスト画面には表示されません。

ファイルを管理する

P4nextで作成されたファイルはmicroSDカードに保存されます。

microSDカード内の録音ファイルを確認したり削除をすることができます。

P4nextのフォルダー・ファイル構成

P4nextでフォーマットしたmicroSDカードで録音すると、次のようなフォルダー/ファイルが作成されます。

マスターチャンネルの録音ファイル
INPUT 1~4からの信号、パソコンまたはスマートフォン/タブレットからの信号、SOUND PADの音声をミックスして録音したステレオファイルが保存されます。

ファイルフォルダー名は「日付_時間」となります。

ファイルサイズが2 GBを超えると2つ目のファイルが作成されます。

MultiTrackフォルダーと録音ファイルフォルダー
MultiTrackフォルダー内には、Recorder Mode設定が「Multi Track」のとき、録音のたびに録音ファイルフォルダーが作成されます。

録音ファイルフォルダー名は「日付_時間」となります。

作成されたモノラル/ステレオファイルが保存されます。

チャンネルごとの録音ファイル
MultiTrackフォルダー内には、Recorder Mode設定が「Multi Track」のとき、各チャンネルの録音が個別のファイルとして保存されます。

ファイル名は「日付_時間_入力」となります。

作成されたモノラル/ステレオが保存されます。

  • MIC1.WAV:INPUT 1からの信号を録音したモノラルファイルが保存されます。

  • MIC2.WAV:INPUT 2からの信号を録音したモノラルファイルが保存されます。

  • MIC3.WAV:INPUT 3からの信号を録音したモノラルファイルが保存されます。

  • MIC4.WAV or PHONES.WAV:INPUT SELECTスイッチがのときは、INPUT4からの信号を録音したモノラルファイルが保存されます。
INPUT SELECTスイッチがのときは、スマートフォン接続端子からの信号を録音したステレオファイルが保存されます。

  • USB.WAV:パソコンまたはスマートフォンからの信号を録音したステレオファイルが保存されます。

SoundPadフォルダー
SoundPadに割り当てたい音声ファイルを保存するフォルダーです。
Settingsフォルダー
P4nextの設定ファイルが保存されています。削除しないでください。
システムファイル
P4nextで使用するシステムファイルです。削除しないでください。

録音ファイルフォルダー名について

録音ファイルフォルダー名は、録音した日時が数値で記録されます。

フォルダー名の例説明
日付
録音した日付が、YYMMDDの順で記録されます。
時間
録音した時間が、HHMMSSの順で記録されます。
NOTE

ファイルサイズが2 GBを超えると、自動的に新しいファイルが作成され録音が継続されます。このとき新しく作成されるファイルの名前の末尾に「_02~」が付加されます。

録音したファイルの名前を変更する

P4nextで録音したファイルの名前を変更することができます。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「File List」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で名前を変更したいファイルを選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「Rename」を選択して、(操作キー4)で決定する

  5. (操作キー2)/(操作キー3)で変更したい文字を選択して、(操作キー4)で決定する
  6. (操作キー2)/(操作キー3)で文字を変更して、(操作キー4)で決定する
  7. 手順5、6を繰り返して、ファイル名を変更する
  8. ファイル名を変更し終えたら、(操作キー1)でカーソルを移動する

  9. (操作キー2)/(操作キー3)で「OK」を選択して、(操作キー4)でファイル名の変更を完了する
    NOTE
    • 32文字までのファイル名を付けることができます。

    • 使用可能な文字/記号は次の通りです。

      ! # $ % & ' ( ) + , - 0-9, ; = @ A-Z, [] ^ _ ` a-z, { } ~ (space)

ファイルを削除する

不要なファイルを削除することができます。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「File List」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で削除したいファイルを選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「Delete」を選択して、(操作キー4)で決定する
  5. (操作キー2)/(操作キー3)で「Execute」を選択して、(操作キー4)で決定する

    選択したファイルが削除され、ファイルリスト画面に戻ります。

オーディオインターフェースとして使用する

P4nextへの⼊⼒信号をパソコンまたはスマートフォン/タブレットに送ることができ、パソコンまたはスマートフォン/タブレットの再⽣信号をP4nextから出⼒することができます。

  • Macまたはスマートフォン/タブレットで使用する場合、ドライバは必要ありません。

  • WindowsでDAWアプリケーションに録音する場合は、「Windowsで使うには」を参照してください。

P4nextは12in2out のオーディオインターフェースとして動作します。

INPUT 1~4(各モノラル)、スマートフォン接続端子(ステレオ)、 SOUND PAD(ステレオ)、 USB端子(ステレオ)、MASTER(ステレオ)

音声は以下のフォーマットで入出力されます。

  • サンプリングレート :48 kHz

  • ビット深度 :24-bit

オーディオインターフェース機能を使うと以下のことができます。

P4nextへ音声入力
パソコンやスマートフォン/タブレットで再生した音楽や通話の音声をP4nextから出力します。
リアルタイム配信
P4nextに入力されたマイクの音声やSOUND PADで再生した音声をパソコンやスマートフォン/タブレットの再生信号をパソコンやスマートフォン/タブレットに送り、インターネットに接続してリアルタイムで音声を配信します。

パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続する

  1. P4nextとパソコンまたはスマートフォン/タブレットをUSBケーブル(Type-C)で接続する(→パソコンやスマートフォン/タブレットを接続する
  2. パソコンまたはスマートフォン/タブレットでアプリケーションを起動し、「オーディオ」または「入出力」デバイスとしてP4nextを選択する

    パソコン上で「ZOOM P4next」と表示されます。

    NOTE
    • オーディオインターフェース使用時の音声のサンプルレートは48 kHzです。

    • アプリケーションの操作方法については、各アプリケーションの取扱説明書を参照してください。

    • スマートフォン、タブレットを使うときはUSB ACアダプターを接続して電源を供給してください。(→USB ACアダプターを接続する

Windowsで使うには

ドライバをインストールする

Windowsの場合、ドライバをインストールすることで、ASIO対応のDAWアプリケーションで使用できます。

  1. zoomcorp.com/help/p4nextからパソコンに「ZOOM P4next Driver」をダウンロードする
    NOTE

    最新の「ZOOM P4next Driver」は上記WEB サイトからダウンロードできます。

  2. インストーラーを起動し、指示に従って「ZOOM P4next Driver」をインストールする
    NOTE
    • インストール中は、P4nextをパソコンに接続しないでください。

    • 詳細なインストール手順については、ドライバパッケージに同封されている「InstallationGuide」を参照してください。

パソコンやスマートフォン/タブレットに送る信号を設定する

パソコンやスマートフォン/タブレットに送る信号を設定します。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「USB Audio Interface」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Mode」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で設定を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    Stereo MixP4nextでステレオミックスされた音声を送ります。INPUT 1~4をミックスした音声がUSB L/Rに送られるため、インターネット経由で音声を配信するのに最適です。
    Multi TrackINPUT 1~4(各モノラル)、スマートフォン接続端子(ステレオ)、 SOUND PAD(ステレオ)、 USB端子(ステレオ)、MASTER(ステレオ)の信号を別々で送ります。

オーディオインターフェースとして使用したときの入力音量を調節する

P4nextをオーディオインターフェースとして使用したときにパソコンやスマートフォン/タブレットから入力される音量を調節できます。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「USB Audio Interface」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「USB Level」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で音量を選択して、(操作キー4)で決定する

    Mute、- 48 ~ +10 dBの範囲で音量を設定できます。

ポッドキャスト収録にリモート参加している通話先でのハウリングを防ぐ

P4nextはINPUT 1~4から入力した音声に加えて、P4nextに入力されたパソコンやスマートフォン/タブレットの音楽や通話の音声を、パソコンやスマートフォン/タブレットに送ります。

ポッドキャスト収録にゲストをリモート参加させている場合、ハウリングを防ぐために、ゲストの音声を返さないようにすることができます。

初期設定はOFFになっています。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「USB Audio Interface」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Mix Minus」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で設定を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    OffUSB入力した音声をUSB出力します。
    OnUSB入力した音声をUSB出力しません。

パソコンにファイルを転送する

各チャンネルの入力信号やSOUND PADを押して再生した音声、マスターチャンネルの信号は個別のファイルとして録音されるので、パソコンなどに転送することによって、後からバランスを調節したり、エフェクトを加えたり、長さの調節をしたりなど、さまざまな編集を行うことができます。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「USB File Transfer」を選択して、(操作キー4)で決定する

    ファイル転送画面が表示されます。

  3. P4nextとパソコンやスマートフォン/タブレットをUSBケーブルで接続する(→パソコンやスマートフォン/タブレットを接続する
  4. パソコンを操作して必要なファイルを転送する
    NOTE

    (操作キー1)を押して「Execute」を選択すると、ファイル転送画面からホーム画面に戻ることができます。

microSDカードを管理する

microSDカードを初期化する

microSDカードの性能を最大限に発揮させるため、P4next用に初期化します。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「SD Card」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Format」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「Execute」を選択して、(操作キー4)で決定する

    microSDカードが初期化されます。

NOTE
  • 新しく購入したmicroSDカードや他の機器で使用していたmicroSDカードは、性能を最大限に発揮するために必ずフォーマットしてください。

  • microSDカードを初期化すると、全てのデータが消去されますので、ご注意ください。

microSDカードをテストする

microSDカードの書き込み速度が、P4nextで録音したデータを保存するのに問題ない性能かテストします。

短時間で行うクイックテストと、microSDカードの全領域を検査するフルテストがあります。

クイックテストを行う

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「SD Card」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Quick Test」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「Execute」を選択して、(操作キー4)で決定する

    カードの性能テストが始まります。

    テストが終了すると、判定結果が表示されます。

    NOTE

    性能テスト判定が「Pass」になっても書き込み不良が起きないことを保障するものではありません。あくまで目安として考えてください。

    HINT

    テストの途中、(操作キー1)を押してテストを中止することができます。

  5. テスト結果が表示されたら、(操作キー1)を押す

    前の画面に戻ります。

フルテストを行う

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「SD Card」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Full Test」を選択して、(操作キー4)で決定する

    フルテストに必要な所要時間が表示されます。

  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「Execute」を選択して、(操作キー4)で決定する

    カードの性能テストが始まります。

    テストが終了すると、判定結果が表示されます。

    アクセスレートMAXが100%になるとNGになります。

    NOTE

    性能テスト判定が「Pass」になっても書き込み不良が起きないことを保障するものではありません。あくまで目安として考えてください。

    HINT

    テストの途中、(操作キー1)を押してテストを中止することができます。

  5. テスト結果が表示されたら、(操作キー1)を押す

    前の画面に戻ります。

各種設定を行う

ガイド音声を設定する

ヘッドホンに出力されるガイド音声を設定します。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「System」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Accessibility」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「Guide Sound」を選択して、(操作キー4)で決定する

  5. (操作キー2)/(操作キー3)で設定を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    Voice + Beep英語の音声とビープ音を出力します。
    Beep Onlyビープ音だけを出力します。
    Off何も出力しません。
    NOTE

    ガイド音声は、ホーム画面で(操作キー1)を長押しすることでもON/OFFできます。

ガイド音声の音量を設定する

ヘッドホンに出力されるガイド音声の音量を設定します。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「System」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Accessibility」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「Volume」を選択して、(操作キー4)で決定する

  5. (操作キー2)/(操作キー3)で設定を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    Quiet小さな音で出力します。
    Medium標準の音で出力します。
    Loud大きな音で出力します。

日時を設定する

日時を設定します。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「System」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Date/Time」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で設定したい項目を選択して、(操作キー4)で決定する
  5. (操作キー2)/(操作キー3)で数値を変更して、(操作キー4)で決定する

  6. 手順4、5を繰り返して、日時を設定する
  7. すべての項目を設定したら、(操作キー2)/(操作キー3)で(画面上のOKボタン)を選択して、(操作キー4)で決定する
NOTE

出荷時の状態に戻した場合(→工場出荷時の状態に戻す)は、日時設定がリセットされますので、再度日時設定を行ってください。

ディスプレイの明るさを設定する

ディスプレイの表示が明るい場合や暗すぎて見づらい場合は、明るさ(輝度)を調節します。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「System」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Display」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「Brightness」を選択して、(操作キー4)で決定する

  5. (操作キー2)/(操作キー3)で設定を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    Dark常にディスプレイのバックライトは暗くなります。
    Medium標準の明るさでディスプレイが点灯します。
    Brightディスプレイがより明るく点灯します。

ディスプレイの省電力設定をする

省電力のため、一定時間何も操作をしないとディスプレイのバックライトが暗くなるように設定できます。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「System」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Display」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「Power Saving」を選択して、(操作キー4)で決定する

  5. (操作キー2)/(操作キー3)で省電力タイマーの設定を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    30 sec, 1 min, 3 min, 5 min無操作のまま設定した時間が経過すると、ディスプレイのバックライトが暗くなります。
    Offディスプレイのバックライトの明るさは変化しません。

電池の種類を選択する

電池残量を正確に表示するために、P4nextで使⽤する電池の種類を選択します。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「System」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Battery Type」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で電池の種類を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    Alkalineアルカリ乾電池
    Ni-MHニッケル水素蓄電池
    Lithiumリチウム乾電池

電源を⾃動でOFFする(オートパワーオフ)

P4nextは操作をしない状態で10時間経過すると、自動的に電源が切れます。

常に電源をONにしたい場合は、オートパワーオフの設定を「Never」にしてください。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「System」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Auto Power Off」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で電源が切れるまでの時間を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    10 Hours操作をしない状態で10時間が経過すると、自動的に電源が切れます。
    Never電源が⾃動的に切れません。
NOTE
  • 以下の場合は、オートパワーオフの設定に関わらず自動的に電源は切れません。

    • 録音/再生中

    • P4nextをオーディオインターフェースとして使用中

    • ファイル転送機能を使用中

    • ファームウェアアップデートの実行中

  • P4nextで操作すると無操作で経過した時間がリセットされます。

工場出荷時の状態に戻す

P4nextの設定を工場出荷時の状態に戻すことができます。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「System」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Reset All Settings」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「Execute」を選択して、(操作キー4)で決定する

    P4nextが工場出荷時の状態となります。

    NOTE

    設定初期化を実行すると、すべての設定が工場出荷時の設定に書き換えられます。この操作は慎重に行ってください。

ファームウェアを管理する

ファームウェアのバージョンを確認する

P4nextのファームウェアのバージョンを確認することができます。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「System」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「Firmware」を選択して、(操作キー4)で決定する

    ファームウェアのバージョンが表示されます。

ファームウェアをアップデートする

P4nextのファームウェアを、最新のバージョンにアップデートできます。

最新のファームウェアアップデート用ファイルは ZOOMのWeb サイト(zoomcorp.com/help/p4next)からダウンロードできます。

P4nextのダウンロードページにある「P4next ファームウェア・アップデートガイド」に従ってください。

P4nextの最新情報を確認する

P4nextのディスプレイ上に、製品に関するヘルプの2次元コードを表示することができます。

  1. ホーム画面(操作キー1)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「Help」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. ヘルプ画面上に表示された2次元コードをスマートフォン/タブレットで読み取る。

付録

故障かな?と思う前に

P4nextの動作がおかしいと感じられたときは、まず次の項目を確認してください。

共通

音が出ない、もしくは非常に小さい

録音した音が大きい、小さい、もしくは無音

  • コンデンサーマイクを使用している場合は(48Vスイッチ)を「ON」にしてください。(→マイクを接続する

  • (INPUT VOLUME 1ノブ)~(INPUT VOLUME 4ノブ)を回して音量を調節してください。(→マイクの音量を調節する

  • 録音中に(RECキー)が赤色に点灯していることを確認してください。

録音できない

  • 録音中に(RECキー)が赤色に点灯していることを確認してください。

  • microSDカードに空き容量があることを確認してください。

録音した音声が途切れる

  • 本体のカードテスト機能を使って、テストに合格したカードを使用してください。
詳細はオペレーションマニュアルを参照してください。

  • 動作確認済みmicroSDカードの使用をお勧めします。
ZOOMのWebサイト(zoomcorp.com/help/p4next) で確認してください。

正しく録音できない/録音停止に異常に時間がかかる

  • microSDカードは消耗品です。書き込み・消去を繰り返していくうちに速度の低下がみられることがあります。

  • P4nextでカードの初期化を行うと改善される可能性があります。(→microSDカードを初期化する

  • microSDカードの初期化を行っても動作が改善されない場合、microSDカードを交換する事をお勧めします。動作確認済みリストはZOOMのWEBサイトからご確認ください。

NOTE

動作確認済みmicroSDHC/microSDXC カードは特定のmicroSDカードの記録性能を保証するものではありません。このリストは、適切なカードを見つけるためのガイドラインとして提供されています。

再生している音が聞こえない、もしくは小さい

  • (HEADPHONE VOLUME 1ノブ)~(HEADPHONE VOLUME 4ノブ)を回して音量を調節してください。(→再生する

SOUND PAD にオーディオファイルを割り当てることができない

  • 割り当てるオーディオファイルのフォーマットを確認してください。(→オーディオファイルをSOUND PADに割り当てる

  • microSDカードに保存したオーディオファイルの場合、microSDカードのP4next_SoundPadフォルダーに保存してください。

SOUND PAD が使用できない

オーディオインターフェース

パソコンやスマートフォン/ タブレットでP4nextを選択できない、または使用できない

  • P4nextがパソコンなどに正しく接続されていることを確認してください。(→パソコンやスマートフォン/タブレットを接続する

  • P4nextと接続しているソフトウェアを終了し、P4nextの電源を入れ直してください。

  • USBハブを使用せずに、パソコンなどのUSBポートに直接P4nextを接続してください。

再生や録音中に音が途切れる

  • 使用しているソフトウェアでオーディオのバッファサイズが調節できる場合は、バッファサイズを大きくしてください。

  • USBハブを使用せずに、パソコンなどのUSBポートに直接P4nextを接続してください。

  • パソコンなどの省電力の設定(オートスリープ機能など)をOFFにしてください。

再生や録音ができない

  • P4nextがパソコンなどに正しく接続されていることを確認してください。(→パソコンやスマートフォン/タブレットを接続する

  • 使用しているパソコンの設定にて、P4nextが選択されていることを確認してください。

  • 使用しているソフトウェアの入出力設定でP4nextが選択されていることを確認してください。

  • P4nextと接続しているソフトウェアを終了し、 P4nextとつながっているUSBケーブルを抜き差ししてください。

その他のトラブル

USB端子をパソコンまたはスマートフォン/タブレットに接続しても認識されない

録音ファイルの日時情報が大きくずれる

  • 長期間USB ACアダプターや電池から電源が供給されない状態が続くと、本体に記憶した日時情報がリセットされます。

電池の持続時間が短い

以下の設定を行うことで、電池持続時間を長くできる場合があります。

  • 使用する電池の種類を適切に設定する。(→電池の種類を選択する

  • 各端子に接続されている不要なケーブルを外す。

  • 一般的な特性として、消費電力が大きい設定の場合、ニッケル水素蓄電池(大容量を推奨)、リチウム乾電池の方がアルカリ電池よりも長時間使用できます。

エラー表示一覧

ディスプレイにポップアップ表示されるエラー表示一覧です。必要に応じて以下の対応を行ってください。

ポップアップ表示説明
Read Only!読み取り専用のファイルです。

→パソコンでファイルの読み取り専用を解除してください。

Invalid File!破損したファイルまたは不正なファイルです。

→正しいファイルを選択してください。

Card Full!microSDカードの残り容量がありません。

→不要なファイルを削除するか(→ファイルを削除する)、新しいmicroSDカードを使用してください。

File Name Already Exists!同じファイル名のファイルが既に存在します。

→ファイル名を変更してください。(→録音したファイルの名前を変更する

Input File Name!ファイル名を入力してください。

→ファイル名を入力してください。(→録音したファイルの名前を変更する

Character Limit Reached!文字数の制限を超えています。

→文字数を減らしてください。

Card Error!microSDカードにエラーが発生しました。

故障かな?と思う前にを参照してください。

No Card!microSDカードが挿されていません。

→microSDカードを挿入してください。

Invalid Card!不正なmicroSDカードです。

→P4nextで対応しているmicroSDカードを挿入してください。(→microSDカードをセットする

Card Protected!microSDカードのライトプロテクトが有効になっています。

→プロテクトを無効にしてください。

Low Battery!電池の残量が少なくなっています。

新しい電池に入れ替える、またはACアダプター、モバイルバッテリー、パソコンなどを接続して電源を供給してください。(→電源をセットする

Date/Time Reset!日付/時刻の設定がリセットされました。

再度日付/時刻を設定してください。(→日時を設定する

No Last Recorded File!最新の録音ファイルがありません。

→ホーム画面で(PLAY/PAUSEキー)を押したときに直前に録音したファイルがないときに表示されます。

File Full!microSDカードのファイル数が上限に達しています。

→不要なファイルを削除するか(→ファイルを削除する)、新しいmicroSDカードを使用してください。

Now Recording!録音中は無効な操作です。

→録音中は電源OFFができません。

Write Error!microSDカードへの書き込みエラーが発生しました。

故障かな?と思う前にを参照してください。

No File!ファイルがありません。

→microSDカード内にファイルがないときにメニュー画面で「File List」を選択すると表示されます。

File Assigned To Sound Pad Missing!SOUND PADに割り当てたファイルが見つかりません。

→SOUND PADにファイルを割り当ててください。(→オーディオファイルをSOUND PADに割り当てる

Sound Pad Files Will Be Erased!フォーマットを実行するとSOUND PADにアサインされたファイルが削除されます。

→SOUND PADに割り当てたファイルがmicroSDカード内に存在するときにmicroSDカードフォーマットを実行しようとした場合に表示されます。

Low Power! Please Power Off.電池の残量が不足しています。電源をOFF にしてください。

→電源をOFFにして新しい電池に入れ替える、またはACアダプター、モバイルバッテリー、パソコンなどを接続して電源を供給してください。(→電源をセットする

ブロックダイアグラム

仕様

入出力チャンネル数入力INPUT(モノラル/ステレオ)4
出力PHONES(ステレオ)4
入力INPUTコネクタXLR ジャック×4(XLR:2 番HOT)
入力ゲイン-∞ ~ +70 dB
入力インピーダンス3 kΩ以上
最大入力レベル0 dBu
ファンタム電源+48 V
スマートフォン接続端子コネクタTRRSミニジャック(4極/TIP:L、RING:R、RING:GND、SLEEVE:MIC)
入力インピーダンス2.7 kΩ以上
最大入力レベル+3 dBu
出力インピーダンス100 Ω以下
最大出力レベル-24 dBu
出力PHONESコネクタステレオミニジャック×4
最大出力レベル6 mW + 6 mW(1出力あたり、32 Ω負荷時)
出力インピーダンス10 Ω以下
エフェクトTONE

COMP

AI NOISE REDUCTION

レコーダー最大同時録音トラック数11
最大同時再生トラック数2
録音フォーマットWAV(48 kHz、24-bit)
ステレオ/モノラル
記録メディアmicroSDHCメモリーカード

microSDXCメモリーカード

動作確認済みmicroSDカードはZOOMのWEBサイト(zoomcorp.com/help/p4next)で確認してください。

USB(コネクタUSB Type-C

※データ転送に対応したUSB ケーブルを使用してください。USB バスパワー動作対応。

オーディオインターフェースUSB2.0 High Speed
入出力数12in2out
サンプリング周波数48 kHz
ビット深度24-bit
ファイル転送USB2.0 High Speed
入力換算ノイズEIN -125 dBu以下(IHF-A)@+70 dB、150 Ω input
表示OLED(128x64ドット)
電源電池単三乾電池×2(アルカリ乾電池、ニッケル水素蓄電池、リチウム乾電池)
電源用USB(DC5V)端子 USB()端子市販のUSB ACアダプター

12 W以上(5 V、2.4 A以上)のもの

※USB バスパワー動作対応

連続録音時の電池持続時間の目安

※値はあくまで目安です。

※電池持続時間は当社試験法によるものです。使用条件により大きく変わります。

※コンデンサーマイク使用時はニッケル水素蓄電池、リチウム乾電池の使用を推奨します。

INPUT 1~4端子にダイナミックマイク接続、Multi Trackモード、USB Audio Interface不使用、48V(ファンタム電源)OFF、PHONES 1~4端子にヘッドフォン接続(32 Ω負荷)、Power Saving 1 min、INPUT SELECTスイッチ XLR、BTA-2不使用アルカリ乾電池:約3.5時間

ニッケル水素蓄電池:約4時間

リチウム乾電池:約8.5時間

INPUT 1~4端子にコンデンサーマイク接続、Multi Trackモード、USB Audio Interface不使用、48V(ファンタム電源)ON、PHONES 1~4端子にヘッドフォン接続(32 Ω負荷)、Power Saving 1 min、INPUT SELECTスイッチ XLR、BTA-2不使用アルカリ乾電池:約20分

ニッケル水素蓄電池:約1.5時間

リチウム乾電池:約2.5時間

消費電力最大 5 W
外形寸法125.9 mm (W) × 120 mm (D) × 40 mm (H)
質量 (電池含む)300 g

※ 0 dBu = 0.775 Vrms

〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-4-3
Z2I-5745-01