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オペレーションマニュアルについて
このマニュアルは将来必要となることがありますので、必ず参照しやすいところに保管してください。
本書の内容および製品の仕様は予告なしに変更されることがあります。
Microsoft、Windowsは、マイクロソフト企業グループの商標です。
Mac、macOS、iPadおよびLightningは、Apple Inc. の商標です。
iPhone の商標はアイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
microSDXCロゴは、SD-3C LLCの商標です。
USB Type-Cは、USB Implementers Forumの商標です。
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P2の概要
使用例
外出先でポッドキャストを収録する
P2を電池またはモバイルバッテリーで使用すると、外出先で音声の収録をすることができます。収録した音声はmicroSDカードに記録され、パソコンに転送して編集/配信することができます。
ゲストを電話参加させてポッドキャストを収録する
パソコンやスマートフォン/タブレットをP2に接続すると、離れた場所にいるゲストをポッドキャスティングに電話参加させることができます。
ライブ配信する
P2をパソコンやスマートフォン/タブレットに接続して、リアルタイムで音声を配信することができます。(→オーディオインターフェースとして使用する )
リアルタイムで音声を配信しながら、P2での録音を同時に行うこともできます。
用語について
ポッドキャスト
インターネット上に音声ファイルを公開する手法の一つです。スマートフォンやパソコンなどで気軽に聞くことができるコンテンツを作成し、インターネット経由で配信します。
オーディオインターフェース
パソコンやスマートフォン/タブレットにマイクの音声を取り込んだり、パソコンやスマートフォン/タブレットからヘッドフォンなどに音声を出力できる機器です。
P2にパソコンやスマートフォン/タブレットから再生した音楽などを出力すると、ポッドキャストにBGMをつけることができます。
AIF Mix Minus
P2をパソコンやスマートフォン/タブレットのオーディオインターフェースとして使用すると、通話相手をポッドキャスト収録にリモート参加させることができます。
その時にAIF Mix Minus機能を有効にすると、通話相手からの入力が通話相手に返されないため、通話先でのハウリングを防げます。
ポッドキャスティングの流れ
●準備
●収録現場の環境ノイズ対策
| |
●収録のテーマ テンポ良く会話が収録できるように出演者同⼠お互いに話す内容を確認し、参考資料などを⼿元に⽤意しておきましょう。 ●発声について 聴き取りやすい発声を⼼掛けると同時に声に含まれる⻭擦⾳(さしすせそ)や破裂⾳(ぱぴぷぺぽ)が⼤きくならないように気をつけましょう。 ●BGMなど パソコンやスマートフォン/タブレットで音楽や効果音などを鳴らして番組を盛り上げましょう。(→オーディオインターフェースとして使用する) | |
●公開 P2をパソコンやスマートフォン/タブレットに接続すると収録したファイルを転送できます。(→パソコンにファイルを転送する) お使いのホスティングサービス(※)やサーバーにアップロードしてください。 ※ ポッドキャスト⽤ファイルを保存するサーバーを提供するサービス |
各部の役割
上面
- 電源キー/インジケーター
- 電源をON/OFFします。電源ON中は点灯します。
P2を電池で駆動している場合は、電源インジケーターの光り方で電池残量を確認できます。
電池の残量が少なくなった場合は、電池を交換するか(→電池を入れる)、USB ACアダプター(→USB ACアダプターを接続する)またはモバイルバッテリー(→その他の電源について)を接続してください。
- RECキー
- 録⾳を開始/停止します。録音中は点灯します。
再生中に押すと、再生を停止します。
- PLAY/PAUSEキー
- 直前に録⾳したファイルを再⽣/一時停⽌/停止します。再生中は点灯します。
- TONEキー
- 押して点灯させると、USBマイクからの音声をポッドキャストに適した聞き取りやすい音質に調節します。
- MUTE 1キー
- 押して点灯させると、USBマイク1の音声をミュートします。
- AI NOISE REDUCTIONキー
- 押して点灯させると、周囲の騒音を学習してUSBマイクから入るノイズを抑えます。
学習中(3 秒間の点滅中)は、声を出さないようにしてください。
もう一度押して消灯させると、学習結果はリセットされます。
/
で音量を変化させたときは再学習させてください。
- LEVELインジケーター
- 各チャンネルの信号レベルを-36 dBFS ~0 dBFS の範囲で表示します。
- INPUT VOLUME1ノブ
- USBマイク1の音量を調節します。
- HEADPHONE VOLUMEノブ
- ヘッドフォンから出力される音量を調節します。
- COMPキー
- 押して点灯させると、音圧を上げつつ、音割れを防ぎます。
- MUTE 2キー
- 押して点灯させると、USBマイク2の音声をミュートします。
- INPUT VOLUME2ノブ
- USBマイク2の音量を調節します。
底面/正面/背面
■底面 | ■正面 |
■背面 |
- 電池カバー
- 単三電池の取り付け/取り外しをするときに開けます。(→電池を入れる )
- PHONE 1/2 端子
- ヘッドフォンに音声を出力します。
- USB(
/通信用)端子(Type-C)
- パソコンやスマートフォン/タブレットと接続して以下のことができます。
パソコン用アプリケーション「ZOOM P2 Editor」でP2の詳細設定をする。
P2をオーディオインターフェースとして使用する。
ファイル転送機能でパソコンやスマートフォン/タブレットとファイルのやり取りをする。
USBバスパワー動作に対応しています。
- 電源用USB(DC5V)端子(Type-C)
- 12 W以上(5 V、2.4 A以上)のUSB ACアダプターまたは5 Vモバイルバッテリーなどを接続して、P2に電源を供給します。
左側面/右側面
■左側面
■右側面
- USB MIC 1端子(Type-A)
- USBマイクを接続します。
USBバスパワーを供給します。
データ転送に対応したUSBケーブルを使用してください。
- microSDカードスロット
- microSDカードを挿入します。
- USB MIC 2端子(Type-A)
- USBマイクを接続します。
USBバスパワーを供給します。
データ転送に対応したUSBケーブルを使用してください。
接続例
- パソコンやスマートフォン/タブレット(→パソコンやスマートフォン/タブレットを接続する)
- USB ACアダプター(→USB ACアダプターを接続する)
- モバイルバッテリー(→その他の電源について)
- USBマイク(→USBマイクを接続する)
- ヘッドフォン(→ヘッドフォンを接続する)
信号の流れ
- USBマイク1/2入力
- P2に接続したUSBマイクを入力します。
- パソコン、スマートフォン/タブレットからのUSB出力
- オーディオインターフェースとして使用しているときに、パソコンまたはスマートフォン/タブレットから出力される音声です。
- MUTE 1/2
- USBマイク1、2の音声をミュートします。
- INPUT VOLUME 1/2
- USBマイク1/2の音量を調節します。
- 録音ファイル
- USBマイク1/USBマイク2の音声、パソコンやスマートフォン/タブレットから入力した音声をミックスしたステレオファイル(MIX)がmicroSDカードに記録されます。
設定により、USBマイク1/USBマイク2の音声(各モノラル)、パソコンやスマートフォン/タブレットから入力した音声(ステレオ)を個別に録⾳したファイルを記録することもできます。(→録音するファイルを選択する)
- AI NOISE REDUCTION
- 周囲の騒音を学習してUSBマイクから入るノイズを抑えます。(→音質を調節する)
- TONE
- USBマイクからの音声をポッドキャストに適した聞き取りやすい音質に調節します。(→音質を調節する)
- LEVELインジケーター
- USBマイク1/2の信号レベルを-36 ~ 0 dBFSの範囲で表示します。
- MASTER L/R
- PHONE 1/2端子へ出力します。
- USB L/R
- オーディオインターフェースとして使用しているときに、パソコンまたはスマートフォン/タブレットに入力される音声です。
- COMP
- 音圧を上げつつ、音割れを防ぎます。(→音質を調節する)
- AIF Mix Minus
- パソコンやスマートフォン/タブレットから入力した再生信号をパソコンやスマートフォン/タブレットに送るかどうか選択します。(→ポッドキャスト収録にリモート参加している通話先でのハウリングを防ぐ(AIF Mix Minus))
- VOICE GUIDE
- P2の設定内容などを音声で出力します。
- HEADPHONE VOLUME
- ヘッドフォンの音量を調節します。
- Audio I/F Mode
- パソコンやスマートフォン/タブレットに送る信号を選択します。(→パソコンやスマートフォン/タブレットに送る信号を設定する(Audio I/F Mode))
準備する
microSDカードをセットする
電源をセットする
P2は、本体背面の電源用USB(DC5V)端子またはUSB(/通信用)端子に接続された電源(USB ACアダプター、USBバスパワー、モバイルバッテリー)、本体底面から入れる電池のいずれかで動作します。
電源は、本体背面の電源用USB(DC5V)端子>本体背面のUSB(/通信用)端子>電池の優先順で使用されます。
電池を入れる
P2を電池で駆動する場合は、単三電池を4本使用します。
アルカリ乾電池、ニッケル水素蓄電池、リチウム乾電池のいずれかを使用してください。
電池残量を正確に表示するために、使用している電池の種類を設定してください。(→電池の種類を選択する)
電池残量がなくなったときは、すぐに電源をOFFにし、新しい電池と交換してください。電池残量は
(電源キー)で確認できます。(→上面)
電池を使用する際は、故障や液漏れを防ぐために、以下の点にご注意ください。
被覆が剥がれている、または表面に傷がある電池は使用しない 異なる種類やメーカーの電池を混ぜて使用しない 新しい電池と古い電池を混ぜて使用しない 使い切った電池は早めに取り外す 長期間使わないときは電池を取り外す
USB ACアダプターを接続する
本体背面の電源用USB(DC5V)端子(Type-C)に市販の12 W以上のUSB ACアダプター(5 V、2.4 A以上)のケーブルを接続して、USB ACアダプターをコンセントに接続します。
その他の電源について
本体背面のUSB(/通信用)端子(Type-C)にパソコンを接続すると、USBバスパワーでP2を駆動することができます。また、市販の5 Vモバイルバッテリーを電源用USB(DC5V)端子(Type-C)に接続して駆動させることもできます。
接続する
USBマイクを接続する
USBマイクをUSB 端子(Type-A)に接続します。
USBマイクの接続時には、聴覚を保護するため、USBマイクを接続後にヘッドフォンを接続してください。
P2がUSB端子に供給できる電流は、USBマイク1/2の合計で最大700 mAです。消費電流が大きいUSBマイクは、別途ACアダプターなどからUSBマイクに電源を供給してください。
動作確認済みUSBマイクはZOOMのWEB サイト(zoomcorp.com/help/p2)で確認してください。
データ転送に対応したUSBケーブルを使用してください。
ヘッドフォンを接続する
USBマイクから入力した音声や、パソコンやスマートフォン/タブレットで再生した音楽や通話の音声は、PHONE端子に接続したヘッドフォンでモニターできます。
USBマイクとヘッドフォンを近づけるとハウリングが発生することがあるのでご注意ください。
パソコンやスマートフォン/タブレットを接続する
パソコンやスマートフォン/タブレットはP2背面左側のUSB(/通信用)端子に接続します。
- スマートフォン/タブレット(USB Type-C)
- Lightningコネクタ搭載のiPhone/iPad
- パソコン(Windows/Mac)
データ転送に対応したUSBケーブルをご使用ください。
Lightningコネクタを搭載したiPhone/iPadと接続するには、Lightning - USB 3カメラアダプタが必要です。
スマートフォン、タブレットを使うときはUSB ACアダプターを接続して電源を供給してください。(→USB ACアダプターを接続する)
P2をパソコンやスマートフォン/タブレットに接続すると以下のことができます。
本体の詳細設定は、パソコンにインストールしたアプリ「ZOOM P2 Editor」で行います。(→アプリを使う)
P2の⼊⼒信号をパソコンまたはスマートフォン/タブレットに送ることができ、パソコンまたはスマートフォン/タブレットの再⽣信号をP2から出⼒することができます。(→オーディオインターフェースとして使用する)
P2にセットしたmicroSDカード内のファイルの確認や移動がパソコンでできます。(→パソコンにファイルを転送する)
電源をON/OFF する
電源を入れる
電源を切る
アプリを使う
本体の初期設定や詳細設定は、パソコンにインストールしたアプリ「ZOOM P2 Editor」で行います。
アプリの画面について
- ファイル転送モード(→パソコンにファイルを転送する)
- ファイルを転送できます。
- microSDカード情報(→microSDカードの状態を確認する)
- microSDカードの容量や空き容量、録音可能時間を表示します。
- 録音ファイルの設定(→録音するファイルを選択する)
- 録音するファイルを選択します。
- Audio I/F Modeの設定(→パソコンやスマートフォン/タブレットに送る信号を設定する(Audio I/F Mode) )
- パソコンやスマートフォン/タブレットに送る信号を設定します。
- AIF Mix Minusの設定(→ポッドキャスト収録にリモート参加している通話先でのハウリングを防ぐ(AIF Mix Minus)
- AIF Mix Minus機能を有効にすると、通話相手からの入力が通話相手に返されないため、通話先でのハウリングを防げます。
- 日時(→日時を設定する)
- 日時を表示します。(「ZOOM P2 Editor」を起動すると、パソコンから日時を取得し自動的にP2の日時が設定されます。)
- 電池の種類(→電池の種類を選択する)
- 使用する電池の種類を選択します。
- オートパワーオフ(→電源を⾃動でOFFする(オートパワーオフ))
- 操作をしない状態で一定時間が経過すると自動的に電源が切れるように設定できます。
- microSDカードの初期化(→microSDカードを初期化する)
- P2にセットされているmicroSDカードを初期化します。
- ファームウェアのバージョン(→ファームウェアのバージョンを確認する)
- ファームウェアのバージョンを表示します。
- P2の初期化(→工場出荷時の状態に戻す)
- 設定を工場出荷時の状態に戻すことができます。
- ヘルプ(→P2の最新情報を確認する)
- 製品の最新情報(Webサイト)が表示されます。
日時、電池の種類、オートパワーオフを設定する(P2を使用する前の初期設定)
本機を使用する前に日時、電池の種類、オートパワーオフ(電源の自動OFF)を設定します。
日時は録音ファイルが保存されるフォルダ名として記録されます。また、電池残量を正確に表示するために、P2で使⽤する電池の種類を選択する必要があります。
P2は操作をしない状態で10時間経過すると、自動的に電源が切れます。常に電源をONにしたい場合は、オートパワーオフの設定をOFFにしてください。
アプリを使わずに日時、電池の種類、オートパワーオフを設定する
ポッドキャストを収録する
USBマイクの音量を調節する
モニター音量を調節する
USBマイク1/2の音声(定位はセンター)とパソコンやスマートフォン/タブレットから入力した音声(ステレオ)をミックスしたステレオ音声は、PHONE 1/2 端子に接続したヘッドフォンでモニターすることができます。(→ヘッドフォンを接続する)
USBマイクを消音する(ミュート)
音質を調節する
USBマイクの声を聞こえやすくしたり、環境音などのノイズを軽減したり、出力される音圧を上げつつ音割れを防ぐことができます。
録音する
USBマイク1、USBマイク2、パソコンやスマートフォン/タブレットから入力した音声を、P2にセットしたmicroSDカードに録音することができます。
録音されるファイルは以下の形式で保存されます。
サンプルレート:48 kHz
ビット深度:24-bit
「Recording File」設定で、録音して保存されるファイルを選択することができます。(→録音するファイルを選択する)
USBマイク1、USBマイク2、パソコンやスマートフォン/タブレットから入力した音声を個別に保存する
USBマイク1、USBマイク2、パソコンやスマートフォン/タブレットから入力した音声をミックスしてステレオファイルとして保存する
録音されるファイルについて、詳しくは「ファイルを管理する」を参照してください。
録音するファイルを選択する
録音したときに保存するファイルを選択します。
アプリを使わずに録音するファイルを選択する
設定内容はP2から出力される音声で確認します。P2のPHONE端子1にヘッドフォンを接続してください。(→ヘッドフォンを接続する)
再生する
ファイルを管理する
P2で作成されたファイルはmicroSDカードに保存されます。
microSDカード内の録音ファイルを確認したり削除をすることができます。
P2のフォルダー・ファイル構成
P2でフォーマットしたmicroSDカードで録音すると、次のようなフォルダー/ファイルが作成されます。
- 録音ファイルフォルダー
- 録音を行うたびに作成されます。ファイルフォルダー名は「日付_時間」となります。
作成されたモノ/ステレオファイルが保存されます。
- 録音ファイル
- 録音ファイル名については「録音ファイルフォルダー名について」を参照してください。
録音されるファイルは、「Recording File」の設定によって変わります。(→録音するファイルを選択する)
■「Recording File」設定が「Stereo Mix」のとき
MIX.WAV:MIC 1/2入力、パソコンまたはスマートフォン/からの入力をミックスして録音したステレオファイルが保存されます。
■「Recording File」設定が「Multi Track」のとき
MIC1.WAV:MIC 1入力を録音したモノラルファイルが保存されます。
MIC2.WAV:MIC 2入力を録音したモノラルファイルが保存されます。
USB.WAV:パソコンまたはスマートフォン/からの入力を録音したステレオファイルが保存されます。
- システムファイル
- P2で使用するシステムファイルです。削除しないでください。
「Recording File」設定が「Multi Track」のときは、USBマイクが接続されているトラックのファイルのみ作成されます。(→録音するファイルを選択する)
録音ファイルフォルダー名について
録音ファイルフォルダー名は、録音した日時が数値で記録されます。
フォルダー名の例 | 説明 |
---|---|
|
ファイルサイズが2 GBを超えると、自動的に新しいファイルが作成され録音が継続されます。このとき新しく作成されるファイルの名前の末尾に「(01)~」が付加されます。
オーディオインターフェースとして使用する
P2は2in2out のオーディオインターフェースとして動作します。
オーディオインターフェース機能を使うと以下のことができます。
- P2へ音声入力
- パソコンやスマートフォン/タブレットで再生した音楽や通話の音声をP2から出力します。
- リアルタイム配信
- P2に入力されたUSBマイクの音声やパソコンやスマートフォン/タブレットの再生信号をパソコンやスマートフォン/タブレットに送り、インターネットに接続してリアルタイムで音声を配信します。
パソコンやスマートフォン/タブレットの再生信号をパソコンやスマートフォン/タブレットに送る場合は、「AIF Mix Minus」をOFFに設定してください。(初期設定値はONです(→ポッドキャスト収録にリモート参加している通話先でのハウリングを防ぐ(AIF Mix Minus)))
パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続する
ポッドキャスト収録にリモート参加している通話先でのハウリングを防ぐ(AIF Mix Minus)
P2はUSBマイク1/2から入力した音声に加えて、P2に入力されたパソコンやスマートフォン/タブレットの音楽や通話の音声を、パソコンやスマートフォン/タブレットに送ります。
ポッドキャスト収録にゲストをリモート参加させている場合、ハウリングを防ぐために、ゲストの音声を返さないようにすることができます。
アプリを使わずにAIF Mix Minusの設定をする
パソコンやスマートフォン/タブレットに送る信号を設定する(Audio I/F Mode)
パソコンやスマートフォン/タブレットに送る信号を設定します。
アプリを使わずにAudio I/F Modeの設定をする
パソコンにファイルを転送する
P2をパソコンに接続して、microSDカード内のファイルの確認や移動ができます。
パソコンと接続する
アプリを使わずにパソコンと接続する
パソコンとの接続を解除する
アプリを使わずにパソコンとの接続を解除する
microSDカードを管理する
microSDカードの状態を確認する
P2にセットしたmicroSDカードの容量や空き容量、録音可能時間を確認することができます。
microSDカードを初期化する
microSDカードの性能を最大限に発揮させるため、P2用に初期化します。
アプリを使わずにmicroSDカードを初期化する
操作の状況はP2から出力される音声で確認します。P2のPHONE端子1にヘッドフォンを接続してください。(→ヘッドフォンを接続する)
各種設定を行う
日時を設定する
アプリを使わずに日時を設定する
設定内容はP2から出力される音声で確認します。P2のPHONE端子1にヘッドフォンを接続してください。(→ヘッドフォンを接続する)
電池の種類を選択する
電池残量を正確に表示するために、P2で使⽤する電池の種類を選択します。
アプリを使わずに電池の種類を選択する
設定内容はP2から出力される音声で確認します。P2のPHONE端子1にヘッドフォンを接続してください。(→ヘッドフォンを接続する)
電源を⾃動でOFFする(オートパワーオフ)
P2は操作をしない状態で10時間経過すると、自動的に電源が切れます。
常に電源をONにしたい場合は、オートパワーオフの設定をOFFにしてください。
以下の場合は、オートパワーオフの設定に関わらず自動的に電源は切れません。
録音/再生中
P2をオーディオインターフェースとして使用中
ファイル転送機能を使用中
ファームウェアアップデートの実行中
P2で操作するとオートパワーオフの時間がリセットされます。
アプリを使わずにオートパワーオフの設定をする
工場出荷時の状態に戻す
P2の設定を工場出荷時の状態に戻すことができます。
アプリを使わずに工場出荷時の状態に戻す
ファームウェアを管理する
ファームウェアのバージョンを確認する
P2のファームウェアのバージョンを確認することができます。
ファームウェアをアップデートする
P2のファームウェアを、最新のバージョンにアップデートできます。
最新のファームウェアアップデート用ファイルは ZOOMのWeb サイト(zoomcorp.com/help/p2)からダウンロードできます。
P2のダウンロードページにある「P2 ファームウェア・アップデートガイド」に従ってください。
P2の最新情報を確認する
「ZOOM P2 Editor」から製品に関するヘルプにアクセスすることができます。
付録
故障かな?と思う前に
P2の動作がおかしいと感じられたときは、まず次の項目を確認してください。
録音/再生のトラブル
音が出ない、もしくは非常に小さい
USBマイクやヘッドフォンの接続を確認してください。(→接続する)
データ転送に対応したUSBケーブルを使用して、USBマイクを接続してください。
ヘッドフォンはP2のPHONE端子に接続してください。
USBマイクの向きや音量設定を確認してください。
ヘッドフォンボリュームやUSBマイクのレベルが下がっていないか確認してください。(→モニター音量を調節する、USBマイクの音量を調節する)
ミュート設定を確認してください。(→USBマイクを消音する(ミュート))
モニター音が歪む
LEVELインジケーターが一番上まで点灯していないかを確認してください。点灯している場合は、
(INPUT VOLUME 1ノブ)/
(INPUT VOLUME 2ノブ)で各USBマイクの音量を調節してください。(→USBマイクの音量を調節する)
(HEADPHONE VOLUMEノブ)でヘッドフォンの音量を調節してください。
録音した音が大きい、小さい、もしくは無音
(INPUT VOLUME 1ノブ)/
(INPUT VOLUME 2ノブ)で各USBマイクの音量を調節してください。(→USBマイクの音量を調節する)
USBマイク側の音量を調節してください。
入力される音声が大きすぎる場合は、USBマイクから離れて喋ってください。
(MUTE 1キー)/
(MUTE 2キー)が点灯し、ミュートが有効になっていないか確認してください。
録音できない
USBマイク、パソコンまたはスマートフォン/タブレットが認識されているか確認してください。
LEVELインジケーターの赤色が点滅してると、USBマイクのサンプリング周波数、ビット深度、またはチャンネル数が対応していません。
もしくは、USBマイクの通信が途絶えています。
動作確認済みUSBマイクはZOOMのWebサイト(zoomcorp.com/help/p2)で確認してください。
microSDカードに空き容量があることを確認してください。録音可能時間は、「ZOOM P2 Editor」の画面で確認できます。(→microSDカードの状態を確認する)
カードスロットにmicroSDカードが正しくセットされていることを確認してください。(→microSDカードをセットする)
録音した音声が途切れる
microSDカードをP2でフォーマットしてください。(→microSDカードを初期化する)
動作確認済みmicroSDカードの使用をお勧めします。
動作確認済みmicroSDカードはZOOMのWEB サイト(zoomcorp.com/help/p2)で確認してください。
その他のトラブル
USB端子をパソコンまたはスマートフォン/タブレットに接続しても認識されない
パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続するには、P2背面左側のUSB(
/通信用)端子を使用してください。(→パソコンやスマートフォン/タブレットを接続する)
データ転送に対応したUSBケーブルを使用してください。
P2をパソコンまたはスマートフォン/タブレットに認識させるためには、 P2側で動作モードを選択する必要があります。(→パソコンにファイルを転送する )
録音ファイルの日時情報が大きくずれる
長期間USB ACアダプターや電池から電源が供給されない状態が続くと、本体に記憶した日時情報がリセットされます。再度P2とパソコンをUSBケーブル(Type-C)で接続し、「ZOOM P2 Editor」を起動して日時情報を取得させてください。(→日時を設定する)
電池の持続時間が短い
以下の設定を行うことで、電池持続時間を長くできる場合があります。
使用する電池の種類を適切に設定する。(→電池の種類を選択する)
各端子に接続されている不要なケーブルを外す。
一般的な特性として、消費電力が大きい設定の場合、ニッケル水素蓄電池(大容量を推奨)、リチウム乾電池の方がアルカリ電池よりも長時間使用できます。
LEVELインジケーターが全て点滅する
消費電流の多いUSBマイクを接続すると、LEVELインジケーターが全て点滅し「USB mic uses too much power. Please power off.」と音声が出力されます。
P2の電源をOFFにして、USBマイクを取り外してください。
消費電流の多いUSBマイクを接続するときは、ACアダプターなどから電源を供給してください。
ブロックダイアグラム
仕様
入出力チャンネル数 | 入力 | USB MIC (モノラル) (ステレオマイクの場合はモノミックスされます) | 2 |
出力 | PHONE(ステレオ) | 2 | |
入力 | USB MIC | コネクタ | USB Type-A |
USBバスパワー | 5 V、最大700 mA(USB MIC 1/2の合計) 動作確認済みUSBマイクはZOOMのWEBサイト(zoomcorp.com/help/p2)で確認してください。 | ||
出力 | PHONE | コネクタ | ステレオミニジャック×2 |
最大出力レベル | 20 mW + 20 mW(1出力あたり、32 Ω負荷時) HEADPHONE VOLUMEノブは2出力で共用 | ||
出力インピーダンス | 10 Ω以下 | ||
エフェクト | TONE AI NOISE REDUCTION COMP | ||
レコーダー | 最大同時録音トラック数 | 4 | |
最大同時再生トラック数 | 4 | ||
録音フォーマット | WAV(48 kHz、24-bit) ステレオ/モノラル | ||
記録メディア | microSDHCメモリーカード microSDXCメモリーカード 動作確認済みmicroSDカードはZOOMのWEBサイト(zoomcorp.com/help/p2)で確認してください。 | ||
USB( | コネクタ | USB Type-C ※データ転送に対応したUSB ケーブルを使用してください。USB バスパワー動作対応。 | |
オーディオインターフェース | USB2.0 High Speed | ||
入出力数 | 2in2out | ||
サンプリング周波数 | 48 kHz | ||
ビット深度 | 24-bit | ||
ファイル転送 | USB2.0 High Speed | ||
電源 | 電池 | 単三乾電池×4(アルカリ乾電池、ニッケル水素蓄電池、リチウム乾電池) | |
電源用USB(DC5V)端子
USB( | 市販のUSB ACアダプター 12 W以上(5 V、2.4 A以上)のもの ※USB バスパワー動作対応 | ||
連続録音時の電池持続時間の目安 ※値はあくまで目安です。 ※電池持続時間は当社試験法によるものです。使用条件により大きく変わります。 | ZOOM ZUM-2を2台接続、Stereo Mixで録音 | アルカリ:約3.5時間 ニッケル:約5時間 リチウム:約10時間 | |
消費電力 | 最大 8 W | ||
外形寸法 | 82 mm (W) × 116 mm (D) × 43 mm (H) | ||
質量 (電池含む) | 226 g |