オペレーションマニュアル

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オペレーションマニュアルについて

このマニュアルは将来必要となることがありますので、必ず参照しやすいところに保管してください。

本書の内容および製品の仕様は予告なしに変更されることがあります。

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  • Mac、macOS、iPadおよびLightningは、Apple Inc. の商標です。

  • iPhoneの商標はアイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。

  • App Storeは、Apple Inc.のサービスマークです。

  • UltraSync BLUEはATOMOS社/Timecode Systems社の商標です。

  • Bluetooth® のワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc. が所有する登録商標であり、株式会社ズームはこれらのマークをライセンスに基づいて使⽤しています。

  • microSDXCロゴは、SD-3C LLCの商標です。

  • USB Type-Cは、USB Implementers Forumの商標です。

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H5studioの概要

XYH-5sの紹介

H5studioには、XYマイクカプセル(XYH-5s)が付属しています。

特徴

XYH-5sは大口径ダイヤフラムを採用したXYステレオマイクカプセルです。

左右のダイヤフラムを内側に向かい合わせることで、ワイドな収⾳範囲をカバーしながらセンター定位の⾳源もしっかりと捉えることが可能です。

また、収⾳ポイントがほぼ同⼀になるため、L/Rのチャンネル間に位相差が⽣じることもありません。

⾃然な奥⾏きと広がりを持った⽴体的なサウンドで、特定の⾳源を狙った近〜中距離の録⾳に最適です。

例:ソロ演奏、室内楽、ライブリハーサル、フィールドレコーディングなど

収録例

例1:弾き語り演奏の録音の場合

H5studioのマイクカプセルを使用して楽器の演奏音を録音し、外部マイクを使用してボーカルの音声を録音します。

例2:コンサート録音の場合

H5studioのマイクカプセルを使用して演奏音や歓声を録音し、ミキサーでミキシングされたステレオ音声や、各チャンネル音声を個別に録音します。

例4:動画撮影する場合

H5studioとカメラを使用して、音声と映像を同時に収録します。

HINT

H5studioのマイクカプセルで録音する場合、机の上にH5studioを直接置くと反射音が干渉してサウンドが不鮮明になる原因になります。三脚などを使用して、机から離して設置することをお勧めします。また机の反射音を抑えるには、ハンカチなどを敷くのも効果的です。

録音から編集まで高音質を実現

H5studioはデュアルADコンバータ回路の搭載と32-bit float WAVファイルへの対応により、録音からDAWなどのソフトウェアでの編集に至るまで最高な音の品質を保つことができます。

録音

デュアルADコンバータ回路により、ゲイン調節なしで大きな音から小さな音まで録音が可能です。

DAWなどのソフトウェアでの編集

32-bit float WAVファイル形式で録音されるので、録音時の音質が編集時も保たれます。

HINT

従来の16/24-bit WAVファイル形式での録音も可能です。(→RECモードを設定する

デュアルADコンバータ回路について

H5studioは1つのインプット回路に対し、入力ゲインの異なる2つのADコンバータを搭載しています。この仕組みにより、従来必要不可欠であった録音時のゲイン調節を行わずに高品質な録音を行うことが可能です。

圧倒的なダイナミックレンジを実現

2つのADコンバータを組み合わせることで、1つのADコンバータでは実現できなかった幅広いダイナミックレンジを実現しています。

2つのADコンバータの切り替え

H5studioは2つのADコンバータのデータを常に監視し、最適な録音結果が得られるように自動でADコンバータの選択を行います。

32-bit float WAVファイルについて

32-bit float WAVファイルは、従来の16/24-bit WAVファイルに比べて以下のような特長があります。

これらの特長により、録音後のDAWなどのソフトウェアでの編集でも録音時の音の品質を保つことができます。

解像度の違い

32-bit float WAVファイルは、小さな音でも高い解像度を保つことができるという特長を持っています。そのため録音後に小さな音を大きくする編集を行っても音の品質が失われません。

■ 16/24-bit WAV

音量を上げる

解像度が低い
■ 32-bit float WAV

音量を上げる

解像度が高い

クリップの違い

32-bit float WAVファイルは、録⾳後の編集によりH5studioの出⼒やDAWアプリケーションでクリップしたように聴こえる波形もWAVデータはクリップしていないので、⾳量を下げることでクリップの無い波形に復元することができます。

■ 16/24-bit WAV
クリップして録音

音量を下げる

クリップしたまま

■ 32-bit float WAV
クリップして録音

音量を下げる

クリップしていない

各部の役割

本体正面/背面

■ 本体正面
■ 本体背面
マイクカプセル(XYH-5s)
指向性マイクを交差させて配置したステレオマイクです。自然な奥行きと広がりをもった立体的なサウンドで録音できます。(→ XYH-5sの紹介
REC モードキー/インジケーター
RECモードを変更するときに押します。

16/24bit Fixedモード時はキーの左側のインジケーターが、32bit Floatモード時はキーの右側のインジケーターが点灯します。(→RECモードを設定する

MIC GAINノブ
マイクの入力音量を調節します。
ディスプレイ
各種情報を表示します。
INPUT 1(2)GAINノブ
INPUT1(2)の入力音量を調節します。
トラックキー/ステータスインジケーター
トラックキーを押してインジケーターを赤に点灯させると、そのトラックが録音対象となります。
STOPキー
録音/再生を停止します。

再生画面や各種設定画面を表示しているときに押すと、ホーム画面に戻ります(一部画面をのぞく)。

PLAY/PAUSEキー
ファイルの再生または一時停止を行います。
REWキー
再生/一時停止中に、前のファイル/ファイルの先頭/前のマークに移動します。

長押しすると、早戻しします。

FFキー
再生/一時停止中に、次のファイル/次のマークに移動します。

長押しすると、早送りします。

RECキー/インジケーター
録音を開始します。録音中はインジケーターが点灯します。

録音中に押すと、録音を停止します。

三脚取り付けネジ穴
三脚などにH5studioを取り付けるために使用します。
電池カバー
単三電池の取り付け/取り外しを⾏うときに開けます。(→電池を入れる
スピーカー
ファイルを再生すると、ここから音声が出力されます。

ヘッドフォン端子にヘッドフォンが接続されていると、スピーカーから音声は出力されません。

本体左側面/右側面

■ 本体左側面
■ 本体右側面
LINE OUT端子
外部機器に音声を出力します。
ヘッドフォン端子
ヘッドフォンに音声を出力します。
VOLUMEダイヤル
内蔵スピーカーやヘッドフォンから出力される音量を調節します。
電源/HOLDスイッチ
電源をON/OFFしたり、キー操作を無効にします。
microSDカードスロット
microSDカードを挿入します。
セレクトダイヤル
項⽬を選択します。
ENTERキー
項⽬を決定します。
REMOTE端⼦
専用アダプター(ZOOM BTA-1など)を接続して以下のことができます。
  • 「ZOOM Handy Control & Sync」を使って、iPhone/iPadからワイヤレスでH5studioを操作する

  • ATOMOS社/Timecode Systems社のUltraSync BLUEと接続し、H5studioの録音ファイルにタイムコードを記録する

USB端子(Type-C)
パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続してH5studioをオーディオインターフェースとして使用したり、ファイル転送機能として使用できます。

USBバスパワー動作に対応しています。

データ転送に対応したUSBケーブルを使用してください。

MIC/LINE IN端子(プラグインパワー対応)
外部マイクやライン機器を接続すると、XYマイクの代わりに録音することができます。

プラグインパワー方式のマイクにも対応しています。

本体底面

INPUT 1、INPUT 2端子
マイクや楽器を接続します。XLR/TRSプラグに対応しています。

XLRプラグを外すときは、端子のロック解除ボタンを押しながら抜いてください。

ストラップ穴
ストラップを取り付けます。

表示される画面について

ここではH5studioのディスプレイに表示される画面について説明します。

ホーム画面

H5studioの電源を入れたときにディスプレイに表示される画面です。録音状況や入力される信号の波形など、H5studioの状態を表示します。

ステータスアイコン
録音状況をアイコンで表示します。
  • :停止中

  • :録音中

  • :録音一時停止中

録音経過時間
現在の録音経過時間を表示します。
録音可能時間
現在の録⾳可能時間を表⽰します。
電池残量表示
電池動作時に表示します。電池の残量が少なくなった場合は、電池を交換するか(→電池を入れる)、ACアダプター(→ACアダプターを接続する)またはモバイルバッテリー(→その他の電源について)を接続してください。

時刻表示
現在の時刻を表示します。
波形表示(MIC(マイクカプセル)、INPUT 1/2)
各トラックに録音される信号の波形を表示します。

入力の種類は各波形表示の左端に表示されます。

  • :マイクカプセルのL、R

  • :INPUT 1

  • :INPUT 2

トラックがOFFの場合は下記の表示になります。(→録音するトラックを有効にする

トラックがステレオの時は下記の表示になります。(→ステレオリンクを設定する

レベルメーター表示(MIC(マイクカプセル)、INPUT 1/2、ステレオミックス)
各トラックに入力される信号の音量を表示します。

RECモードが「16/24bit Fixed」のときに入力される信号がクリップすると、レベルメーターの上部にクリップインジケーターが表示されます。(→RECモードを設定する

レベルメーターの下部にはピーク値を表示します。

ステレオミックストラックは設定により表示されない場合もあります。(→ミックスファイルの録音設定をする

入力の種類は各レベルメーター表示の下側に表示されます。

  • :マイクカプセルのL、R

  • :INPUT1。入力レベル設定がマイクでファンタム設定がONのとき。

  • :INPUT2。入力レベル設定がラインでファンタム設定がOFFのとき。

トラックがOFFの場合は下記の表示になります。(→録音するトラックを有効にする

トラックがステレオの時は下記の表示になります。(→ステレオリンクを設定する

メニューバー
(セレクトダイヤル)を操作することで画面の上部にメニューバーが表示されます。

簡単な操作で⼊出⼒設定や録⾳設定、本体設定などを⾏う各種設定画⾯へと移動できるよう、各種設定項⽬をアイコンで表⽰しています。

(セレクトダイヤル)でアイコンを選択し、(ENTERキー)を押すと下記操作を行うことができます。

■ 録音待機中

メニューバーの左端には現在選択中の項目名が表示されます。

■ 録音中

メニューバーの左端には現在選択中の項目名が表示されます。

HINT
  • 再生画面や各種設定画面を表示しているときは、(STOPキー)を押すとホーム画面に移動できます。各種設定画⾯からすばやくホーム画⾯を表⽰したい場合に便利な機能です(⼀部、ホーム画⾯に移動できない画⾯もあります)。

  • 録音待機中に(STOPキー)を長押しするとクリップインジケーターを消すことができます。

再生画面

ホーム画面表示中に(PLAY/PAUSEキー)で再生を開始すると、ディスプレイに表示される画面です。

再生時間や録音ファイルの波形など、H5studioの再生状態を表示します。

ステータスアイコン
再生状況をアイコンで表示します。
  • :再生中

  • :一時停止中

  • :早戻し中

  • :早送り中

再生時間
再生開始から経過した時間を表示します。
ファイルの長さ
現在再生中のファイルの長さを表示します。
電池残量表示
電池動作時に表示します。電池の残量が少なくなった場合は、電池を交換するか(→電池を入れる)、ACアダプター(→ACアダプターを接続する)またはモバイルバッテリー(→その他の電源について)を接続してください。

波形表示(MIC(マイクカプセル)、INPUT 1/2)
再⽣している録⾳ファイルの波形を表⽰します。

また、マークの位置を確認することもできます。(→録音中にマークを付加する

入力の種類は各波形表示の左端に表示されます。

  • :マイクカプセルのL、R

  • :INPUT 1

  • :INPUT 2

再生位置バー
現在の再生位置が表示されます。
マークバー
再生するファイルに付加されたマークが表示されます。
レベルメーター表示(MIC(マイクカプセル)、INPUT 1/2、ステレオミックス)
各トラックの音量を表示します。

入力の種類は各レベルメーター表示の下側に表示されます。

  • :マイクカプセルのL、R

  • :INPUT 1

  • :INPUT 2

トラックがOFFの場合は、波形がグレーで表示されます。

フェーダー
各トラックの音量を調節します。(→各トラックの音量バランスを調節する

現在のフェーダー値は画面の左上に表示されます。

メニューバー
(セレクトダイヤル)を操作することで画面の上部にメニューバーが表示されます。

簡単な操作で出⼒設定やリピート設定など⾏う各種設定画⾯へと移動できるよう、各種設定項⽬をアイコンで表⽰しています。

(セレクトダイヤル)でアイコンを選択し、(ENTERキー)を押すと下記操作を⾏うことができます。

メニューバーの左端には現在選択中の項目名が表示されます。

HINT
  • (STOPキー)を押すと、再生を停止してホーム画面に移動します。

  • ファイルリスト画面表示中は、(セレクトダイヤル)でメニューバーの「PLAY VIEW」を選択して(ENTERキー)押すと、再生画面 を表示できます。

ファイルリスト画面

ホーム画面再生画面表示中に(セレクトダイヤル)で「FILE LIST」を選択して(ENTERキー)を押すと表示されます。

microSDカード内のファイルがディスプレイにリスト表示され、microSDカードの内容確認やファイルの再生、ゴミ箱への移動などを行います。

(セレクトダイヤル)で選択して(ENTERキー)を押すと、ホーム画面 または再生画面 に戻ります。
電池残量表示
電池動作時に表示します。電池の残量が少なくなった場合は、電池を交換するか(→電池を入れる)、ACアダプター(→ACアダプターを接続する)またはモバイルバッテリー(→その他の電源について)を接続してください。

ステータスアイコン
再生状況をアイコンで表示します。
  • :再生中

  • :一時停止中

  • :早戻し中

  • :早送り中

再生時間
再生開始から経過した時間を表示します。
ファイルの長さ
現在選択中のファイルの長さを表示します。
ファイルリスト
microSDカード内のファイルをリスト表示します。
  • (セレクトダイヤル)でファイルを選択できます。

  • ファイルが多くディスプレイ内に収まりきらないときは、右端にスクロールバーが表示されます。

  • (セレクトダイヤル)でファイルを選択して(ENTERキー)を押すと、画面上部にメニューバーが表示されます。

メニューバー

(セレクトダイヤル)で設定項⽬を選択し、(ENTERキー)を押すと下記操作を⾏うことができます。

メニューバーの左端には現在選択中の項目名が表示されます。

HINT

(STOPキー)を押すと、ホーム画面に戻ります。

入力設定画面

入力に関する設定を行う画面です。

(セレクトダイヤル)で設定項目や設定値を選択して、(ENTERキー)を押して決定します。

設定を行う入力名
メニューバー
設定する入力をアイコンで表⽰しています。

(セレクトダイヤル)で入力を選択して(ENTERキー)を押すと、選択した入力の設定を行うことができます。

メニューバーの左端には現在選択中の項目名が表示されます。

  • 「BACK」: ホーム画面に戻ります。

  • 「MIC」:マイクカプセルを設定します。

  • 「INPUT 1」、「INPUT 2」: INPUT 1、2を設定します。

設定項目
電池残量表示
電池動作時に表示します。電池の残量が少なくなった場合は、電池を交換するか(→電池を入れる)、ACアダプター(→ACアダプターを接続する)またはモバイルバッテリー(→その他の電源について)を接続してください。

HINT

(STOPキー)を押すと、ホーム画面に戻ります。

その他設定画面

出力、録音、SDカード、USB、本体に関する設定を行う画面です。

(セレクトダイヤル)で設定項目や設定値を選択して、(ENTERキー)を押して決定します。

(セレクトダイヤル)で選択して(ENTERキー)を押すと、 ホーム画面に戻ります。
設定画面のタイトル
電池残量表示
電池動作時に表示します。電池の残量が少なくなった場合は、電池を交換するか(→電池を入れる)、ACアダプター(→ACアダプターを接続する)またはモバイルバッテリー(→その他の電源について)を接続してください。

設定項目

録音の流れ

以下のような流れで録音を行います。

  • (RECキー)で録音開始、(RECキー)または(STOPキー)で停止する(→録音する

  • (PLAY/PAUSEキー)で再生、(STOPキー)で停止する(→再生する

準備する

microSDカードをセットする

  1. 電源OFFの状態でmicroSDカードスロットカバーを開き、microSDカードのロゴ側を上にしてスロットの奥まで差し込む

    microSDカードを取り出すときは、microSDカードを一度スロットの奥に押し込んでから引き抜きます。

  2. microSDカードスロットカバーを閉じる
    NOTE
    • microSDカードの抜き差しは、必ず電源をOFFにした状態で行ってください。電源がONの状態で行うと、データが破損するおそれがあります。

    • microSDカードを抜き差しするときは、microSDカードの向きや裏表に注意してください。

    • microSD カードがH5studioにセットされていないと、録音や再生はできません。

    • H5studioで初めて使うカードをセットした場合、SDカードテスト画面が表示されます。

      (セレクトダイヤル)で「実行」を選択して(ENTERキー)を押すとSDカード画面が表示されますので、SDカードのテストを行ってください。(→microSDカードをテストする

    • 対応する記録メディアは下記のとおりです。

      • microSDHCメモリーカード

      • microSDXCメモリーカード

      動作確認済みmicroSDカードはZOOMのWEBサイト(zoomcorp.com/help/h5studio)で確認してください。

電源をセットする

H5studioはUSB端子に接続された電源(ACアダプター、USBバスパワー、モバイルバッテリー)、電池のいずれかで動作することができます。

電源はUSB端子に接続された電源>電池の順に優先されます。

電池を入れる

H5studioを電池で駆動する場合は、単三電池を4本使用します。

  1. 電源OFFの状態で、つまみを上に押し上げながら電池カバーを開ける
  2. 単三電池を4本入れる

    電池リボンを下に敷いてください。

  3. 電池カバーを閉じる
NOTE
  • アルカリ乾電池、ニッケル水素蓄電池、リチウム乾電池のいずれかを使用してください。

  • 電池残量を正確に表示するために、使用している電池の種類を正しく設定してください。(→電池の種類を選択する

  • 電池残量がなくなったときは、すぐに電源をOFFにし、新しい電池と交換してください。電池残量は電池で動作中常に表示されます。

ACアダプターを接続する

USB端子(Type-C)に専用のACアダプター(AD-17)のケーブルを接続して、ACアダプターをコンセントに接続します。

その他の電源について

USB端子(Type-C)にパソコンを接続すると、USBバスパワーでH5studioを駆動することができます。また、市販の5 Vモバイルバッテリーで駆動させることもできます。

入力機器を接続する

マイクカプセルを取り付ける

  1. マイクカプセルをH5studioに取り付ける

    マイクカプセルの突起部分をH5studioの溝に当てて、カチッと音がするまで差し込んでください。

マイクカプセルを取り外す

  1. マイクカプセルロックキーを上に押しながら()、マイクカプセルを手前にスライドして外す(
    NOTE
    • 取り外すときは無理な力を加えないでください。マイクおよび本体が破損する恐れがあります。

    • マイクカプセルの取り付け/取り外しは、必ず電源をOFFにした状態で行ってください。

MIC/LINE IN端子にラべリアマイクなどを接続する

H5studioに付属のマイクカプセル(XYH-5s)には、外部マイクやライン機器を接続できるMIC/LINE IN端子が用意されています。

プラグインパワー対応のマイクに電源を供給することもできます。

NOTE
  • ラベリアマイクを使用する場合はプラグインパワーを設定してください。(→プラグインパワーを使用する

  • MIC/LINE IN端子を使用する場合、XYH-5sのマイクを使用することはできません。

INPUT 1、2にマイクなどを接続する

H5studioはマイクカプセルからの入力の他に、INPUT 1、2からの⼊⼒を備えており、合わせて最大4チャンネルの入力が可能です。

INPUT 1、2にはマイクやミキサーなどを接続することができます。

マイクの接続

ダイナミックマイク、コンデンサーマイクを接続する場合は、XLRプラグをINPUT 1、2に接続します。

ラインレベルの機器の接続

  • メニューから入力レベルの設定を「ライン」にしてください。(→入力レベルを設定する(マイク/ライン)

  • パッシブタイプのギターやベースの⼊力には対応していません。この場合は、ミキサーやエフェクターを通して接続してください。

電源をON/OFF する

電源を入れる

  1. ディスプレイに表示が出るまで、(電源/HOLDスイッチ)を「」側(INPUT 1/INPUT 2端子側)にスライドする

    ディスプレイに起動画面が表示された後、ホーム画面が表示されます。

    ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH5studioを工場出荷時の状態に戻したときは、ガイド音の設定、ディスプレイの表示言語や日時を設定する画面が表示されますので、各設定を行ってください。(→ガイド音を設定する(初回起動時)表示言語を設定する(初回起動時)日付形式を設定する(初回起動時)日時を設定する(初回起動時)電池の種類を選択する(初回起動時)

    NOTE

電源を切る

  1. ディスプレイに「設定保存中」と表示されるまで、(電源/HOLDスイッチ)を「」側(INPUT 1/INPUT 2端子側)にスライドする

    ディスプレイの表示が消え、電源がOFFになります。

    NOTE
    • 「設定保存中」と表示されている間に、H5studioの現在の設定が保存されます。「設定保存中」と表⽰されている間はACアダプターや電池を抜かないでください。

    • 録⾳中は電源を切ることができません。録⾳を停⽌してから電源を切ってください。

ガイド音を設定する(初回起動時)

ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH5studioを工場出荷時の状態に戻したときは、ディスプレイにガイド音の設定画面が表示されますので、ガイド音を設定します。

  1. (セレクトダイヤル)で設定項目を選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    Voice + Beepインストールした言語で設定項目を音声で読み上げ、エラーメッセージや録音開始/停止、音量変更などを知らせるビープ音を鳴らします。

    お買い上げ時は英語がインストールされていますが、お好みの言語をインストールして読み上げることができます。(→ガイド音をインストールする

    Beep Onlyエラーメッセージや録音開始/停止、音量変更などを知らせるビープ音を鳴らします。音声読み上げは行いません。
    OFFガイド音をOFFにします。

    ガイド音の設定が確定し、表示言語を設定する画面が表示されますので、表示言語を設定してください。(→表示言語を設定する(初回起動時)

    NOTE

    ガイド音の音量を調節することもできます。(→ガイド音の音量を設定する

    HINT

表示言語を設定する(初回起動時)

ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH5studioを工場出荷時の状態に戻したときは、ガイド音を設定した後に表示言語の設定画面が表示されますので、ディスプレイに表示される言語を設定します。

  1. (セレクトダイヤル)で表示言語を選択して、(ENTERキー)を押す

    ディスプレイに表示される言語が確定し、日付形式を設定する画面が表示されますので、日付形式を設定してください。(→日付形式を設定する(初回起動時)

    HINT
    • 表示言語の設定は後からシステム設定画面で変更することもできます。(→表示言語を設定する

    • (セレクトダイヤル)でを選択して(ENTERキー)を押すと、前の設定画面に戻ります。

日付形式を設定する(初回起動時)

ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH5studioを工場出荷時の状態に戻したときは、表示言語を設定した後に日付形式の設定画面がディスプレイに表示されますので、日付形式を設定します。

録⾳ファイルに記録される日付は、ここで選択した日付形式で記録されます。

  1. (セレクトダイヤル)で日付形式を選択して、(ENTERキー)を押す

    設定される日付形式の具体例が、現在の日付設定で画面下部に表示されます。

    設定値説明
    YYMMDD年、⽉、⽇の順で表⽰します。
    MMDDYY月、日、年の順で表⽰します。
    DDMMYY日、月、年の順で表示します。

    日付形式が確定し、日時を設定する画面が表示されますので、日時を設定してください。(→日時を設定する(初回起動時)

    HINT
    • 日付形式の設定は後からシステム設定画面で変更することもできます。(→⽇付形式を設定する

    • (セレクトダイヤル)でを選択して(ENTERキー)を押すと、前の設定画面に戻ります。

日時を設定する(初回起動時)

ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH5studioを工場出荷時の状態に戻したときは、日付形式を設定した後に日時の設定画面がディスプレイに表示されますので日時を設定します。日時は録音ファイルに記録されます。

  1. (セレクトダイヤル)で設定したい項目を選択して、(ENTERキー)を押す
  2. (セレクトダイヤル)で数値を変更して、(ENTERキー)を押す
  3. 手順1、2を繰り返して、日時を設定する
  4. すべての項目を設定したら、(セレクトダイヤル)でを選択して、(ENTERキー)を押す

    日時が確定し、電池の種類を設定する画面が表示されますので、電池の種類を設定してください。(→電池の種類を選択する(初回起動時)

    NOTE

    長期間ACアダプターや電池から電源が供給されない状態が続いて、日時保持用の電源を消費しきった場合、本体に記憶した情報がリセットされます。

    電源起動時に日時の設定画面が表示された場合は、再度設定してください。

    HINT
    • 日時の設定は後からシステム設定画面で変更することもできます。(→⽇時を設定する

    • (セレクトダイヤル)でを選択して(ENTERキー)を押すと、前の設定画面に戻ります。

電池の種類を選択する(初回起動時)

ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH5studioを工場出荷時の状態に戻したときは、日時を設定した後に電池の種類の設定画面がディスプレイに表示されますので、ディスプレイに電池残量を正確に表示するために、H5studioで使⽤する電池の種類を正しく選択します。

  1. (セレクトダイヤル)で電池の種類を選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    アルカリアルカリ乾電池
    ニッケル水素ニッケル水素蓄電池
    リチウムリチウム乾電池

    初回起動時の設定が終わり、ホーム画面 が表示されます。

    HINT
    • 電池の種類の設定は後からシステム設定画面で変更することもできます。(→電池の種類を選択する

    • (セレクトダイヤル)でを選択して(ENTERキー)を押すと、前の設定画面に戻ります。

誤操作を防止する(ホールド機能)

誤操作を防止するために、ホールド機能を使用してH5studioのキー操作を無効にできます。

  1. (電源/HOLDスイッチ)を「HOLD」側(マイクカプセル側)にスライドする

    ホールド機能がONになり、すべてのキーによる操作が無効になります。

    ホールド機能を解除するには、(電源/HOLDスイッチ)をスライドし、中央の位置に戻します。

    NOTE

    ホールド機能がONの状態でも(VOLUMEダイヤル)での音量操作は可能です。

入力設定をする

録音するトラックを有効にする

録⾳するトラックをMIC(マイクカプセル)、INPUT 1、2の中から選択します。

  1. ホーム画面 で録音したいトラックのトラックキーを押す

    選択したトラックのステータスインジケーターが⾚く点灯します。

    • :マイクカプセル

    • :INPUT 1、2

NOTE

ステレオリンクされているトラックは、どちらかのキーを押すことで両方のトラックを選択できます。

入力ゲインと全体の音量を調整する

各トラックの (GAINノブ)を用いて、入力ゲインと全体の音量バランスを調節します。

NOTE
  • (GAINノブ)での⾳量調節は、モニター音と録音データに反映されます。

  • RECモードが「16/24bit Fixed」の場合、最大音量時のレベルメーターが-12 dB辺りになるよう調節してください。録音レベルが0 dBに達すると、クリップインジケーターが点灯します。

  • 録音中でも(GAINノブ)を操作して、音量を調節することができます。

マイクカプセルの入力をモノラルに変更する

マイクカプセルの入力を1つにミックスしてモノラル音声として扱います。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「マイク」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「モノミックス」を選択して、(ENTERキー)を押す
  4. (セレクトダイヤル)で「ON」または「OFF」を選択して、(ENTERキー)を押す

    「ON」を選択すると、マイクカプセルの入力がモノラルになります。

NOTE

録音ファイルの形式も同様に切り替わります。(→フォルダー・ファイル構成

  • 「ON」に設定したとき:モノラルファイル

  • 「OFF」に設定したとき:ステレオファイル

  • ヘッドフォン端子やLINE OUT端子から出力される音声と、オーディオインターフェース動作の音声も同様に切り替わります。

プラグインパワーを使用する

プラグインパワーに対応しているマイクをMIC/LINE IN端子に接続する場合は、次の設定を行います。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「マイク」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「プラグインパワー」を選択して、(ENTERキー)を押す
  4. (セレクトダイヤル)で「ON」を選択して、(ENTERキー)を押す
    NOTE

    プラグインパワーに対応しているマイクカプセルを接続した場合のみ、設定できます。

入力レベルを設定する(マイク/ライン)

H5studioのINPUT1、2は、接続する機器に応じて入力レベルを設定できます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で入力レベルを設定したい入力を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「マイク/ライン」を選択して、(ENTERキー)を押す
  4. (セレクトダイヤル)で「マイク」または「ライン」を選択して、(ENTERキー)を押す
    項目名説明
    マイクマイクなどの入力レベルの低い機器を接続するときに選択します。
    ラインラインレベルの機器を接続するときに選択します。

    「マイク」を選択したときに比べて入力レベルが20 dB減衰します。

ファンタム電源を設定する

H5studioのINPUT 1、2はファンタム電源に対応し、+48 Vの電源を供給できます。ファンタム電源が必要なコンデンサーマイクを接続したときは、ファンタム設定をONにしてください。

各入力ごとにON/OFFできます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)でファンタム電源を設定したい入力を選択して、(ENTERキー)を押す
    • :INPUT 1、2

  3. (セレクトダイヤル)で「+48V オン/オフ」を選択して、(ENTERキー)を押す
  4. (セレクトダイヤル)で「ON」または「OFF」を選択して、(ENTERキー)を押す
    NOTE

    ファンタム電源に対応していない機器に接続する場合は、ファンタム設定をONにしないでください。機器が破損することがあります。

    HINT

    ファンタム電源とは、一部のコンデンサーマイクなど、外部電源で動作する機器に電力を供給する機能です。

    + 48 V が一般的です。

ノイズを軽減する(低域カット)

低域をカットして、⾵雑音やボーカルのポップノイズなどを軽減できます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で低域カットを設定したい入力を選択して、(ENTERキー)を押す
    • :MIC(マイクカプセル)

    • :INPUT 1、2

  3. (セレクトダイヤル)で「ローカット」を選択して、(ENTERキー)を押す
  4. (セレクトダイヤル)でカットする周波数を選択して、(ENTERキー)を押す

    ローカットはOFF/80 Hz/160 Hz/240 Hzの内から選択して設定できます。

Advanced Limiterを設定する

各トラックに対してリミッターのON/OFFができます。

H5studioでは最大レベルを先読みすることで歪まないように最適化されたリミッターを設定できます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)でAdvanced Limiterを設定したい入力を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「Advanced Limiter」を選択して、(ENTERキー)を押す

  4. (セレクトダイヤル)で「ON」または「OFF」を選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    OFFリミッターがかかりません。
    ONリミッターがかかります。

    最大レベルを先読みすることで、歪まないように最適化されたリミッターです。

    レシオは∞:1となり、内部的なヘッドマージンが増加します。

ステレオリンクを設定する

ステレオリンクすることにより、INPUT 1、2の⼊⼒信号をステレオ⾳声として扱うことができます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)でステレオリンクを設定したい入力(または)を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「1&2 リンク」を選択して、(ENTERキー)を押す

  4. (セレクトダイヤル)で設定したい項目を選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    OFF⼊⼒信号をモノラル⾳声として扱います。
    ステレオINPUT 1、2の⼊⼒信号をステレオ⾳声として扱います。

    INPUT 1がLチャンネル、INPUT 2がRチャンネルとなります。

    MSINPUT 1、2の⼊⼒信号をMS方式で収音したステレオ音声として扱います。

    INPUT 1をMid、INPUT 2をSideとしてMS処理した音声を録音します。

    MS RawINPUT 1、2の⼊⼒信号をMS方式で収音したステレオ音声として扱います。

    MS処理前のMidの音声、Sideの音声を、それぞれステレオファイルのLch、Rchに録音します。

    録音後のポストプロダクションにてサイドレベルを変更する場合に便利な設定です。

    HINT
    • MS方式とは、MidマイクとSideマイクで構成される収音方式です。

    • Midマイクは正⾯中央の⾳を、Sideマイクは左右の⾳をとらえ、ステレオに変換して録音します。このときSideマイクの録⾳レベルを調節することでステレオ幅を変更することができます。

    • Mid、Sideのバランスは各トラックの(GAINノブ)で調節してください。

      INPUT 1 GAINノブでMid、INPUT 2 GAINノブでSideを調節できます。

      その際は、1&2ゲインノブリンクをOFFにしてください。(→ゲインノブリンクを設定する

    音源
    Midマイク
    Sideマイク

ゲインノブリンクを設定する

H5studioでは、マイクカプセルのLチャンネルとRチャンネル、または、INPUT 1とINPUT 2のゲインをリンクするかどうかを設定できます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)でゲインノブリンクを設定したい入力を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「LR ゲインノブリンク」または「1&2 ゲインノブリンク」を選択して、(ENTERキー)を押す
  4. (セレクトダイヤル)で「ON」または「OFF」を選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    OFFマイクカプセルのLチャンネルとRチャンネル、または、INPUT 1とINPUT 2のゲインをリンクしません。
    • マイクカプセル

      左側のMIC GAINノブでLチャンネルのゲイン、右側のMIC GAINノブでRチャンネルのゲインを調節します。

    • INPUT1、2

      INPUT 1 GAINノブでINPUT 1のゲイン、INPUT 2 GAINノブでINPUT 2のゲインを調節します。

    ONマイクカプセルのLチャンネルとRチャンネル、または、INPUT 1とINPUT 2のゲインをリンクします。
    • マイクカプセル

      左側のMIC GAINノブで設定したゲインがLチャンネルとRチャンネルの両方に適用されます。

    • INPUT1、2

      INPUT 1 GAINノブで設定したゲインがINPUT 1とINPUT 2の両方に適用されます。

出力設定をする

ライン出力レベルを調節する

外部機器へのライン出力レベルを調節します。

  1. 外部機器の⼊力ゲインを最小にする
  2. 外部機器の外部マイク端子と、H5studioのLINE OUT端子をオーディオケーブルで接続する
    HINT

    外部機器への出力が不要なときは、接続ケーブルをLINE OUT端子から外しておくと、電池持続時間を長くすることができます。

  3. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「OUTPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    出力設定画面が表示されます。

  4. (セレクトダイヤル)で「ライン出力レベル」を選択して、(ENTERキー)を押す

  5. (セレクトダイヤル)でライン出力レベルを調節して、(ENTERキー)を押す

    出力レベルメーターを確認しながら調節することができます。

    HINT
    • 「Mute」、または-40 ~ +40の範囲で調節できます。

    • 「Mute」を選択した場合、LINE OUT端子からの出力はミュートされます。

  6. H5studioからテストトーンを出力して出力レベルを調節するときはを押す

    外部機器のオーディオメーター(レベルメーター)を確認しながら、音声信号のレベルが-20 dB程度になるように、外部機器の⼊⼒ゲインを調節します。

    HINT

    テストトーンは、1 kHz -20 dBFSのサイン波です。

  7. 外部機器の入力ゲイン調節が終わったら、(ENTERキー)を押す

    テストトーンの再生を終了します。

    NOTE
    • 外部機器の操作方法については、使用する外部機器の取扱説明書を参照してください。

    • 外部機器のオートゲインコントロール機能がオンになっている場合は、オフにしてください。

    • ここで調節したレベルは、録音される音声とヘッドフォン端子、USB端子から出力される音声のレベルには影響しません。

ライン出力にリミッターをかける

ライン出⼒にリミッターをかけることでレベルが高すぎる信号を抑えることができ、ライン出⼒端子に接続した機器を保護できます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「OUTPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    出力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「ライン出力リミッター」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「ON」を選択して、(ENTERキー)を押す

録音する

H5studioで録⾳すると、選択されたすべてのトラックが個別に録⾳されます。また、すべての信号をミックスしてステレオ化したステレオファイルも同時に録⾳できます。

ステレオファイルは、(GAINノブ)で調節したバランスで録音されます。(→入力ゲインと全体の音量を調整する

NOTE

⼊力音をモニターする

ヘッドフォンなどを使⽤して⼊力音をモニターし、⾳量を調節します。

  1. ヘッドフォンなどをヘッドフォン端子に接続する
  2. (VOLUMEダイヤル)でヘッドフォンなどの⾳量を調節する

    音量調節中はディスプレイに音量が表示されます。

    NOTE
    • ヘッドフォン端⼦からの出⼒⾳量は、GAINノブでの音量調節によっても変化します。ヘッドフォンの音量調節は、⼊⼒のミックスレベルを調節した後で⾏ってください。(→入力ゲインと全体の音量を調整する

    • 内蔵スピーカーは録音時のモニタリングには使用できません。

    HINT
    • ヘッドフォンでのモニターが不要なときは、ヘッドフォンをヘッドフォン端子から外しておくと、電池持続時間を長くすることができます。

    • 各入力の音量を個別に調節することもできます。(→入力ゲインと全体の音量を調整する

録音の設定をする

RECモードを設定する

H5studioでは録音するファイルを16/24bit Fixedまたは32bit Float から選択できます。

  1. H5studio本体の(RECモードキー)を押す
  2. 「Fixedに変更」または「Floatに変更」を押す
  3. 選択したい設定値のインジケーターが点灯しているのを確認する
    設定値説明
    32bit Floatオーディオファイルがクリップすることはありません。
    16/24bit Fixed録音ファイルのデータサイズは小さくなりますが、クリップしないように録音レベルの調節が必要です。(→入力ゲインと全体の音量を調整する

サンプルレートを設定する

録⾳するファイルのサンプルレートを設定します。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「REC」を選択して、(ENTERキー)を押す

    録音設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「サンプルレート」を選択して、(ENTERキー)で決定する
  3. (セレクトダイヤル)でサンプルレートを選択して、(ENTERキー)で決定する

    以下のサンプルレートから選択できます。

    44.1 kHz/48 kHz/96 kHz/192 kHz

ビット深度を設定する

録音するファイルのビット深度を設定します。

RECモードが「16/24bit Fixed」のときのみ設定できます。(→RECモードを設定する

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「REC」を選択して、(ENTERキー)を押す

    録音設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「ビット深度」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)でビット深度を選択して、(ENTERキー)で決定する

    以下のビット深度から選択できます。

    16-bit/24-bit

    NOTE

    RECモードが「32-bit Float」のときは、ビット深度は32-bit floatのみになります。

ミックスファイルの録音設定をする

H5studioは、各トラックの音声を個別に録音する他、それらをステレオミックスしたファイルを録音します。

SDカードの容量節約のためにステレオミックスしたファイルの録音を無効にすることもできます。

NOTE
  • ミックスファイルの録音設定を「ON」にしても、以下の場合はミックスファイルが録音されません。

    • サンプリングレートが192 kHzの場合

    • 1つのファイルしか作成されない場合(例えば、録音するトラックが1トラックのみの場合や、ステレオリンク設定された2トラックのみの場合)

  • ミックスされた192 kHzのステレオファイルを作成したい場合は、エクスポートを行ってください。(→ファイルの形式を変更して書き出す(エクスポート)

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「REC」を選択して、(ENTERキー)を押す

    録音設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「ミックスファイル」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「オン/オフ」を選択して、(ENTERキー)を押す
  4. (セレクトダイヤル)で「ON」または「OFF」を選択して、(ENTERキー)で決定する
    設定値説明
    OFFステレオミックスしたファイルを録音しません。
    ONステレオミックスしたファイルを録音します。

ミックスファイルのAdvanced Limiterの設定をする

ミックスファイルに対してリミッターのON/OFFができます。

H5studioでは最大レベルを先読みすることで歪まないように最適化されたリミッターを設定できます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「REC」を選択して、(ENTERキー)を押す

    録音設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「ミックスファイル」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「Advanced Limiter」を選択して、(ENTERキー)を押す

  4. (セレクトダイヤル)で「ON」または「OFF」を選択して、(ENTERキー)で決定する
    設定値説明
    OFFリミッターがかかりません。
    ONリミッターがかかります。

    最大レベルを先読みすることで、歪まないように最適化されたリミッターです。

    レシオは∞:1となり、内部的なヘッドマージンが増加します。

時間をさかのぼって録音する(プリ録音)

⼊力信号を常に一定時間蓄えておくことにより、(RECキー)操作によって録⾳開始した時点から最大6秒までさかのぼって録音(プリ録音)できます。

(RECキー)操作が遅れてしまった場合などに役に立ちます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「REC」を選択して、(ENTERキー)を押す

    録音設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「プリ録音」を選択して、(ENTERキー)で決定する
  3. (セレクトダイヤル)で「オン」を選択して、(ENTERキー)で決定する

    「オン」に設定したときにさかのぼれる時間は、サンプルレートの設定(→サンプルレートを設定する)によって変わります。

    サンプルレートプリ録音時間
    44.1 kHz6秒
    48 kHz6秒
    96 kHz3秒
    192 kHz1秒

録音開始トーンを有効にする

録⾳開始時に、出⼒端子(ヘッドフォン端子およびLINE OUT端子)から0.5秒間のトーン信号(録音開始トーン)を鳴らすことができます。

録音開始トーンは録音ファイルにも書き込まれるため、動画の音声をH5studioで録音する場合、カメラ側にH5studioの出力信号を⼊力しておくことで、動画との位置合わせが簡単になります。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「REC」を選択して、(ENTERキー)を押す

    録音設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「録音開始トーン」を選択して、(ENTERキー)で決定する
  3. (セレクトダイヤル)で録音開始トーンの音量を選択して、(ENTERキー)で決定する

    以下の音量から選択できます。

    OFF/-40 dBFS/-20 dBFS/-12 dBFS/-6 dBFS

    「OFF」を選択すると、録音開始トーンは再生されません。

  4. カメラの入力端子とH5studioのLINE OUT端子をステレオミニジャックケーブルで接続する
    NOTE

    ヘッドフォンなどで入⼒音をモニターしている場合は、⾳量に注意してください。

録音ファイルにメタデータ(iXMLチャンク)を書き込む

さまざまな関連情報(メタデータ)が記録されるiXMLチャンクを、録音するファイルに書き込むことができます。(→WAVファイルのiXMLチャンクに埋め込まれるメタデータ

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「REC」を選択して、(ENTERキー)を押す

    録音設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「メタデータ(iXML)」を選択して、(ENTERキー)で決定する
  3. (セレクトダイヤル)で「書き込む」または「OFF」を選択して、(ENTERキー)で決定する
    設定値説明
    OFF録音ファイルにメタデータ(iXMLチャンク)を追加しません。
    書き込む録音ファイルにメタデータ(iXMLチャンク)を追加します。
    NOTE

    アプリケーションによっては、情報が埋め込まれたファイルを扱えないものもあります。お使いのアプリケーションでファイルに関する問題が生じた場合、メタデータの書き込み設定をOFFにすると状況が改善することがあります。

録音する

  1. ホーム画面でを押す

    RECインジケーターが赤く点灯し、ディスプレイに録音するファイルのファイル名が表示され、録音を開始します。

    録音中は録音経過時間が表示されます。

    NOTE

    ファイル名は「日付_時分秒」となります(「⽇時を設定する」で設定した日時が反映されます)。「日付」については「⽇付形式を設定する」で設定した順番で数値で表示されます。ファイル名について詳しくは「録音ファイル名について」を参照してください。

  2. 停⽌するには(RECキー)または(STOPキー)を押す

    (電源/HOLDスイッチ)を「HOLD」側(マイクカプセル側)にスライドすることで、録音中の誤操作を防止することができます。(→誤操作を防止する(ホールド機能)

    NOTE

    録⾳中にファイルサイズが2GBを超えたときは、新しいファイルが⾃動的に作成され録⾳は継続されます。このとき、2つのファイル間に音飛びは発生しません。

    HINT
    • 録音中に(セレクトダイヤル)でメニューバーの「MARK」を選択して、(ENTERキー)を押すことでマークを付加することができます。(→録音中にマークを付加する

      マークは1ファイルに最大99個つけられます。

    • 録⾳中は⼀定時間ごとにファイルが⾃動保存されます。録音中に電源遮断などの問題が発生した場合でも、該当ファイルをH5studioで再生することにより、正常なファイルとして復帰させることができます。

録音を一時停止する

録音を一時停止することで、録音したくない区間のmicroSDカード容量を節約することができます。

  1. 録音中に(PLAY/PAUSEキー)を押す

    録音を一時停止します。

    録音を再開するときは、再度(PLAY/PAUSEキー)を押します。

    NOTE

    録音を再開した箇所には自動的にマークが付加されます。

録音中にマークを付加する

録音中のファイルにマークを付加することができます。

付加したマークは再生画面に表示され、(REWキー)/(FFキー)でマークを付けた場所に再生位置を移動できます。

  1. 録音中に(セレクトダイヤル)でメニューバーの「MARK」を選択して、(ENTERキー)を押す

    現在の録音経過時間の位置にマークが付加されます。

    NOTE

    1つのファイルに対してマークは最大99個まで付加できます。

録音中のファイルをゴミ箱(TRASHフォルダー)に移動する

録⾳中のファイルをゴミ箱に移動することができます。録⾳が失敗したなと感じた場合などに便利な機能です。

  1. 録⾳中に(セレクトダイヤル)でメニューバーの「TRASH」を選択して、(ENTERキー)を押す
  2. (セレクトダイヤル)で「実⾏」を選択して、(ENTERキー)を押す

    録⾳を停止し、録音中のファイルはゴミ箱へ移動されます。(→H5studioのフォルダー・ファイル構成

    「キャンセル」を選択して(ENTERキー)を押すと、操作をキャンセルし録音を続けます。

    NOTE
    • ゴミ箱に移動したファイルはSDカードに作成されたTRASHフォルダー内に保存されていますが、H5studioでファイル情報を確認したり再⽣することはできません。パソコンまたはスマートフォン/タブレットに接続して、パソコンまたはスマートフォン/タブレットで確認、再生を行ってください。(→パソコンなどにファイルを転送する

    • ゴミ箱内のファイルは、まとめて削除することができます。(→ゴミ箱(TRASHフォルダー)のファイルを削除する

画面の表示を切り替える

ホーム画面の表示を「レベルメーターのみ」、「波形のみ」または「レベルメーターと波形」の中から切り替えます。

  1. (セレクトダイヤル)でメニューバーの「DISPLAY」を選択して、(ENTERキー)を押す

    (ENTERキー)を押すたびに下記のように画面の表示が切り替わります。

再生する

再生する

  1. ホーム画面(PLAY/PAUSEキー)を押す

    ディスプレイに再生画面が表示され、最後に録音したファイルの再生を開始します。

    でヘッドフォンまたはスピーカーの音量を調節します。各トラックごとに音量調節することもできます。(→各トラックの音量バランスを調節する

    再生ファイルの選択は、(REWキー)/(FFキー)で行います。

    再生画面表示中は、メニューバーのアイコンを(セレクトダイヤル)で選択して(ENTERキー)を押すと、各設定画面を表示します。(→再生画面

  2. (STOPキー)を押す

    再⽣を停止し、ホーム画面に戻ります。

    NOTE
    • 再生画面ではファイルフォルダー内すべてのファイルを1つのファイルとして扱います。例えば「240101_000000_Tr1.WAV」、「240101_000000_Tr2.WAV」という2つのファイルがファイルフォルダー内に作成された場合でも、ファイルリスト画面では「240101_000000」という1つのファイルとして表示されます。このファイルを選択して削除の操作を行なった場合、ファイルフォルダー内のすべてのファイルに対して操作が適用されます。(→H5studioのフォルダー・ファイル構成

    • OFF状態のトラックはエクスポート時に使用されません。

    HINT

    トラックキーを押すと、再生しているトラックをON/OFFすることができます。ステータスインジケーターが点灯しているトラックが再生されます。この操作は、録音されているトラックにのみ有効です。

各トラックの音量バランスを調節する

  1. 再生画面(セレクトダイヤル)で音量を調節したいトラックのフェーダーを選択して、(ENTERキー)を押す
  2. (セレクトダイヤル)で音量を調節して、(ENTERキー)を押す
  3. 手順1、2を繰り返して、全体の音量バランスを調節する
    NOTE

連続再⽣を設定する(再生モード)

ファイルの再⽣が終了したとき、連続して次のファイルを再⽣するように設定できます。

  1. 再生画面 で、(セレクトダイヤル)で「OPTION」を選択して、(ENTERキー)を押す
  2. (セレクトダイヤル)で「再生モード」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で再生モードを選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    1ファイル再生ファイルの再生が終わると、停止します。
    全ファイル再生ファイルの再生が終わると、次のファイルを連続して再生します。

    ファイル名順にファイルを再生し、最後のファイルを再生した後、停止します。

    1ファイルリピートファイルの再生が終わると、同じファイルを繰り返し再生します。
    全ファイルリピートファイルの再生が終わると、次のファイルを連続して再生します。

    ファイル名順にファイルを再生し、最後のファイルを再生した後、先頭のファイルに戻って再生します。

再生時の音量を自動調整する

「オーディオノーマライゼーション」の設定をONにすると、録音レベルの大きさにかかわらず、再生音量をそろえることができます。

  1. 再生画面 で、(セレクトダイヤル)で「OUTPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    出力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「オーディオノーマライゼーション」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「ON」を選択して、(ENTERキー)を押す

再生速度を変更する

再⽣速度を変更できます。

  1. 再生画面 で、(セレクトダイヤル)で「OUTPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    出力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「再生速度」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で再生速度を選択して、(ENTERキー)を押す

    以下の速度から選択できます。

    50%(1/2倍速)/75%/100%(通常)/125%/150%/200%(2倍速)

指定した範囲を繰り返し再生する(A-Bリピート)

指定した2点間を繰り返し再⽣できます。

  1. 再生画面 で、(セレクトダイヤル)で「AB REPEAT」を選択して、(ENTERキー)を押す
  2. (セレクトダイヤル)で「SET A」を選択して(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)でA点(再生開始地点)を設定して、(ENTERキー)を押す

    (ENTERキー)を押した時点でA点を確定して、「A」が青色に変わります。

  4. (セレクトダイヤル)で「SET B」を選択して、(ENTERキー)を押す
  5. (セレクトダイヤル)でB点(再生終了地点)を設定して、(ENTERキー)を押す
    • 設定を変更したい場合は、手順2〜4を繰り返してください。

    • (セレクトダイヤル)で「CLEAR」を選択して(ENTERキー)を押すと、設定地点を消去できます。

  6. 設定が終わったら、(セレクトダイヤル)で「BACK」を選択して、(ENTERキー)を押す

    再生画面 に戻ります。

NOTE
HINT

再生中にA点(再生開始地点)やB点(再生終了地点)を移動すると再生開始/終了位置がリアルタイムで更新されるため、再生音を確認しながら設定が行えます。

ファイルの形式を変更して書き出す(エクスポート)

H5studioは録⾳済みのファイルを別の形式に変換して書き出すことができます。

パソコンやスマートフォン/タブレットにH5studioで録⾳したファイルを取り込む際に、お使いのアプリケーションが32-bit float形式に対応していない場合などに便利です。

また、書き出すトラックを指定したり、トリミングをして必要な箇所のみ書き出したり、ノーマライズ処理を行なって録⾳ファイルの⾳量を最適化することもできます。

  1. 再生画面 で、(セレクトダイヤル)で「EXPORT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    エクスポート画面が表示されます。

  2. ビット深度を選択する

    (セレクトダイヤル)で「ビット深度」を選択して(ENTERキー)を押し、(セレクトダイヤル)で形式を選択して(ENTERキー)を押します。

    以下の形式から選択できます。

    16-bit/24-bit/32-bit Float

  3. 書き出すトラックを選択する

    (セレクトダイヤル)で「トラック」を選択して(ENTERキー)を押し、(セレクトダイヤル)で書き出すトラックを選択して(ENTERキー)を押します。

    設定値説明
    2Mix再生中のミキサーでバランスを調節した状態で2ミックスにしたファイルを書き出します。(→各トラックの音量バランスを調節する
    Allすべてのトラックを個別に書き出します。
  4. 範囲を決めて書き出すかどうか選択する

    (セレクトダイヤル)で「範囲」を選択して(ENTERキー)を押し、(セレクトダイヤル)で設定を選択して(ENTERキー)を押します。

    設定値説明
    A-B指定した範囲を繰り返し再生する(A-Bリピート)」 で設定した2点間を書き出します。
    Allすべての範囲を書き出します。
  5. ノーマライズを行うかどうか選択する

    (セレクトダイヤル)で「ノーマライズ」を選択して(ENTERキー)を押し、(セレクトダイヤル)で「ON」または「OFF」を選択して(ENTERキー)を押します。

    「ON」を選択すると、書き出し時にノーマライズ処理を行います。

    NOTE

    ノーマライズとは、⾳声データの最⼤⾳量を読み取って、⾳が歪まない範囲で⾳量をそろえる機能です。データ上⼀番⼤きい⾳(ピーク)が歪まない最⼤まで⾳量が調節されます。

  6. すべての設定が終わったら、(セレクトダイヤル)で「エクスポート」を選択して、(ENTERキー)を押す
  7. (セレクトダイヤル)で「実行」を選択して、(ENTERキー)を押す

    書き出したファイルはExportフォルダ内に保存されます。(→H5studioのフォルダー・ファイル構成

    「キャンセル」を選択して(ENTERキー)で決定すると、操作をキャンセルします。

    エクスポート実行中にキャンセルする場合は、(ENTERキー)を押します。

  8. エクスポートが終了し「完了」が表示されたら、(ENTERキー)を押す

    再生画面に戻ります。

    NOTE
    • エクスポートによって作成されたファイルは 「××_△△_□□_○○.WAV」という名前でExportフォルダ内に保存されます。

      • ××:エクスポート処理したファイルがあるファイルフォルダー名

      • △△:トラック名(あり(トラックを「All」選択時)/なし(トラックを「2Mix」選択時))

      • □□:ビット深度(16(16-bit選択時)/24(24-bit選択時)/なし(32-bit float選択時))

      • ○○:ノーマライズ設定(NORM(ノーマライズオン時)/なし(ノーマライズオフ時))

    • Exportフォルダー内のファイルをH5studioで再生することはできません。

    • OFF状態のトラックはエクスポート時に使用されません。(→再生する

    • 再生中のミキサーでの⾳量調整は、エクスポートするときに作成されるファイルに反映することができます。

      ただし、ステレオミックストラックの音量調整はモニター音にのみ反映されます。(→各トラックの音量バランスを調節する

再生中のファイルをゴミ箱(TRASHフォルダー)に移動する

再生中のファイルをゴミ箱に移動することができます。

  1. 再生画面で、(セレクトダイヤル)でメニューバーの「TRASH」を選択して、(ENTERキー)を押す
  2. (セレクトダイヤル)で「実⾏」を選択し、(ENTERキー)を押す

    再生中のファイルがゴミ箱へ移動されます。(→H5studioのフォルダー・ファイル構成

    「キャンセル」を選択して(ENTERキー)を押すと、操作をキャンセルします。

    NOTE

ファイルを管理する

H5studioで作成されたファイルはmicroSDカードに保存されます。

microSDカード内の録音ファイルを確認したり削除をすることができます。

H5studioのフォルダー・ファイル構成

フォルダー・ファイル構成

H5studioで録音すると、microSDカードに次のようなファイルが作成されます。

ファイルフォルダー
録音を行うたびに作成されます。ファイルフォルダー名は「日付_時間」となります。

作成されたモノ/ステレオファイルが保存されます。

録音ファイル
H5studioで録音したファイルはmicroSDカードのファイルフォルダーに保存されます。

録音ファイル名については「録音ファイル名について」を参照してください。

Exportフォルダー
ファイルのエクスポートを実行すると作成されます。エクスポートにより書き出されたファイルはExportフォルダー内に保存されます。(→ファイルの形式を変更して書き出す(エクスポート)
Exportファイル
ファイルのエクスポートを行った場合に作成されるファイルは、Exportフォルダー内にエクスポートを行なったファイルと同名のフォルダに保存されます。(→ファイルの形式を変更して書き出す(エクスポート)
TRASHフォルダー
H5studioにSDカードを挿入することで自動的にTRASHフォルダーが作成されます。TRASHフォルダーに移動する操作を⾏ったファイルはTRASHフォルダー内に保存されます。(→録音中のファイルをゴミ箱(TRASHフォルダー)に移動する再生中のファイルをゴミ箱(TRASHフォルダー)に移動する

また、TRASHフォルダー内のファイルは、まとめて削除することができます。(→ゴミ箱(TRASHフォルダー)のファイルを削除する

録音ファイル名について

ファイル名は以下の形式で記録されます。

ファイル名の例説明
日付
録音した日付が数値で記録されます。

数値は「⽇付形式を設定する 」で設定した順番となります。

時間
時、分、秒の数値で記録されます。
トラック名
録音に使用されたトラックを表します。
  • Mic:マイクカプセルで録音されたファイル

  • Tr1、Tr2:トラック1、2の各トラックで録音されたファイル

  • TrLR:すべてのトラックをステレオミックスしたファイル

NOTE
  • ファイルサイズが2 GBを超えると、自動的に新しいファイルフォルダーと録音ファイルが作成され録音が継続されます。このとき新しく作成されるファイルフォルダーと録音ファイルの名前は、元の名前の時間の後に「_001」が付いたものとなります。

  • 設定によって、すべてのトラックをステレオミックスしたファイルが作成されます。(→ミックスファイルの録音設定をする

ファイルを確認する

ファイルリスト画面でmicroSDカード内のファイルを再生しながら確認することができます。

メニューバーを表示すると、選択したファイルの再生画面 を表示したり、選択したファイルをゴミ箱に移動することができます。

  1. ホーム画面または再生画面で、(セレクトダイヤル)で「FILE LIST」を選択して、(ENTERキー)を押す

    ファイルリスト画面が表示され、microSDカード内のファイルの一覧が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)でファイルを選択して、(ENTERキー)を押す

    選択したファイルの操作ができるメニューバーが表示されます。

    (セレクトダイヤル)で設定項⽬を選択し、(ENTERキー)を押すと、各種操作を行えます。(→ファイルリスト画面

    NOTE

    ファイルリスト画面ではファイルフォルダー内すべてのファイルを1つのファイルとして扱います。例えば「240101_000000_Tr1.WAV」、「240101_000000_Tr2.WAV」という2つのファイルがファイルフォルダー内に作成された場合でも、ファイルリスト画面では「240101_000000」という1つのファイルとして表示されます。このファイルを選択しファイルを削除した場合、ファイルフォルダー内のすべてのファイルに対して操作が適用されます。(→H5studioのフォルダー・ファイル構成

    HINT

    (STOPキー)を押すと、ホーム画面に戻ります。(→ホーム画面

オーディオインターフェースとして使用する

H5studioへの⼊⼒信号をパソコンまたはスマートフォン/タブレットに送ることができ、パソコンまたはスマートフォン/タブレットの再⽣信号をH5studioから出⼒することができます。

また、H5studioをオーディオインターフェースとして使用中もH5studioで録音することができます。

Macまたはスマートフォン/タブレットで使用する場合、ドライバは必要ありません。

Windowsで使用する場合はドライバが必要です。

Windowsの場合

  1. zoomcorp.com/help/h5studio からパソコンに「H5studio Driver」をダウンロードする
    NOTE

    最新の「H5studio Driver」は上記WEB サイトからダウンロードできます。

  2. インストーラーを起動して、指示に従って「H5studio Driver」をインストールする
    NOTE

    詳細なインストール手順については、ドライバパッケージに同封されている「InstallationGuide」を参照してください。

パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続する

  1. H5studioとパソコンまたはスマートフォン/タブレットをUSBケーブル(Type-C)で接続する
    スマートフォン/タブレット(USB Type-C)
    iPhone/iPad(Lightning)
    パソコン(Windows/Mac)
    NOTE
    • データ転送に対応したUSBケーブルをご使用ください。

    • Lightning コネクタを搭載したiPhone/iPadと接続するには、Lightning - USB 3カメラアダプタが必要です。

    • Type-C - Lightningケーブルでは接続できません。

  2. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「USB」を選択して、(ENTERキー)を押す

    USB画面が表示されます。

  3. (セレクトダイヤル)で「オーディオ I/F」を選択して、(ENTERキー)で決定する
  4. パソコンまたはスマートフォン/タブレットへ出力するチャンネルを設定する

    (セレクトダイヤル)で「チャンネル」を選択して(ENTERキー)を押し、(セレクトダイヤル)でチャンネルを選択して(ENTERキー)を押します。

    設定値説明
    Stereo Mix各入力を(GAINノブ)で調整した音量バランスでステレオミックスし、パソコンまたはスマートフォン/タブレットに2チャンネル出力します。(→入力ゲインと全体の音量を調整する
    Multi Track各入力を個別でパソコンまたはスマートフォン/タブレットに4チャンネル出力します。

  5. H5studioで同時に録音するかどうか設定する

    (セレクトダイヤル)で「モード」を選択して(ENTERキー)を押し、(セレクトダイヤル)でモードを選択して(ENTERキー)を押します。

    設定値説明
    オーディオ I/F+録音H5studioをオーディオインターフェースとして使用中に、H5studio本体で録音/再生ができます。

    機能について詳しくは、「オーディオインターフェースとして使用しながらH5studio本体にも録音する場合は」を参照してください。

    オーディオ I/FのみH5studioをオーディオインターフェースとして使用中に、H5studio本体で録音/再生しません。
    NOTE

    「オーディオ I/Fのみ」を選択した場合は、サンプルレートはパソコンまたはスマートフォン/タブレット側で設定でき、44.1 kHz、48 kHz、96 kHzから選択できます。

    HINT

    「オーディオ I/F+録音」ではH5studioのサンプルレート設定をパソコンまたはスマートフォン/タブレット側から変更できません。パソコンまたはスマートフォン/タブレット側からサンプルレートを指定する場合は「オーディオ I/Fのみ」を選択してください。

  6. サンプルレートを選択する(「モード」を「オーディオ I/F+録音」にした場合)

    (セレクトダイヤル)で「Sample Rate」を選択して(ENTERキー)を押し、(セレクトダイヤル)でサンプルレートを選択して(ENTERキー)を押します。

  7. 電源を選択する

    (セレクトダイヤル)で「電源」を選択して(ENTERキー)を押し、(セレクトダイヤル)で電源を選択して(ENTERキー)を押します。

    設定値説明
    USBUSBバスパワーで電源が供給されます。
    電池本体の電池を使用します。
    NOTE
    • 「USB」を選択するとパソコンからUSBケーブルを通して電源が供給されますが、パソコンのUSBバスパワー給電能力によっては、バスパワーで動作できない場合があります。その場合は「電池」を選択して電池で動作させて接続してください。

    • 「電池」を選択すると外部機器からの電源供給はせずにH5studioに⼊れた電池での駆動になります。

  8. (セレクトダイヤル)で「接続」を選択して、(ENTERキー)で決定する

    パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続します。

  9. パソコンまたはスマートフォン/タブレットでアプリケーションを起動し、「オーディオ」または「入出力」デバイスとしてH5studioを選択する
    NOTE
    • パソコンの「サウンド」の設定でH5studioが選択できない場合も、32-bit float形式に対応しているアプリケーションの「オーディオ」または「入出力」デバイスとしてH5studioを選択することで32-bit float形式のオーディオインターフェースとして使用できます。

    • アプリケーションの操作方法については、各アプリケーションの取扱説明書を参照してください。

入力設定やモニター調整をする

H5studioをオーディオインターフェースとして使用する場合は、レコーダーとしての使用時と同様の入力設定やモニター調整ができます。

以下の参照先をご覧になり、入力設定やモニター調整を行なってください。

参照先説明
録音するトラックを有効にする入力をMIC(マイクカプセル)、INPUT 1、2の中から選択します。
入力ゲインと全体の音量を調整する各トラックの(GAINノブ)を用いて、入力ゲインと全体の音量バランスを調節します。
マイクカプセルの入力をモノラルに変更するマイクカプセルの入力を1つにミックスしてモノラル音声として扱います。
プラグインパワーを使用するプラグインパワーに対応しているマイクをMIC/LINE IN端子に接続する場合は、プラグインパワー設定をONにしてください。
入力レベルを設定する(マイク/ライン)INPUT1、2は、接続する機器に応じて入力レベルを設定できます。
ファンタム電源を設定するINPUT 1、2はファンタム電源に対応し、+48 Vの電源を供給できます。ファンタム電源が必要なコンデンサーマイクを接続したときは、ファンタム設定をONにしてください。

各入力ごとにON/OFFできます。

ノイズを軽減する(低域カット)低域をカットして、⾵雑音やボーカルのポップノイズなどを軽減できます。

各入力ごとに設定できます。

Advanced Limiterを設定する各トラックに対してリミッターのON/OFFができます。
ステレオリンクを設定するステレオリンクすることにより、⼊⼒信号をステレオ⾳声として扱うこともできます。

ステレオ設定の場合は、INPUT 1がLチャンネル、INPUT 2がRチャンネルとなります。

MSステレオ設定の場合は、INPUT 1がMid信号、INPUT 2がSide信号となります。Midは正⾯中央の⾳を、Sideは左右の⾳をとらえ、サイドレベルを調節することによって、ステレオ幅を変更することができます。

ゲインノブリンクを設定するマイクカプセルのLチャンネルとRチャンネル、または、INPUT 1とINPUT 2のゲインをリンクするかどうかを設定できます。
⼊力音をモニターするヘッドフォンなどを使⽤して⼊力音をモニターし、⾳量を調節します。

出力設定をする

USB出力レベルを調節する

パソコンやスマートフォン/タブレットに出力するUSB出力レベルを調節します。

  1. オーディオインターフェースモード使用時のホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「OUTPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    出力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「USBセンドボリューム」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)でUSB出力レベルを調節して、(ENTERキー)を押す

    出力レベルメーターを確認しながら調節することができます。

    NOTE

    ここでの設定は、録音される音声とヘッドフォン端子、LINE OUT端子から出力される音声のレベルには影響しません。

    HINT
    • 「Mute」、または‐40 ~ +40の範囲で調節できます。

    • 「Mute」を選択した場合、USB端子からの出力はミュートされます。

ループバックを設定する

パソコンやスマートフォン/タブレットの再生音とH5studioへの入力音をミックスして、もう一度パソコンやスマートフォン/タブレットに送る(ループバック)ことができます。

パソコンで再生した音楽にナレーションをつけてパソコンで録音したり、ストリーム配信することができます。

  1. オーディオインターフェースモード使用時のホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「OUTPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    出力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「ループバック」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「ON」または「OFF」を選択して、(ENTERキー)を押す

    「ON」を選択すると、ループバック機能がONになります。

ダイレクトモニターを設定する

H5studioの入力音をパソコンやスマートフォン/タブレットを経由せずに、H5studioから出力します。

これにより遅延のないモニタリングが可能です(ダイレクトモニター機能)。

  1. オーディオインターフェースモード使用時のホーム画面で、 (セレクトダイヤル)で 「OUTPUT」を選択して、 (ENTERキー)を押す

    出力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「ダイレクトモニター」を選択して、 (ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「ON」または「OFF」を選択して、(ENTERキー)を押す

    「ON」を選択すると、ダイレクトモニター機能がONになります。

オーディオインターフェースとして使用しながらH5studio本体にも録音する場合は

パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続する」でモードを「オーディオ I/F+録音」に設定すると、オーディオインターフェースとして使用しながらH5studio本体にも録音することができます。その場合は、レコーダーとしての使用時と同様の録音設定ができます。

以下の参照先をご覧になり、録音設定を行ってください。

参照先説明
RECモードを設定する録音するファイルを16/24bit Fixedまたは32bit Float から選択できます。
ミックスファイルの録音設定をするSDカードの容量節約のためにステレオミックスしたファイルの録音を無効にすることもできます。
ミックスファイルのAdvanced Limiterの設定をするミックスファイルに対してリミッターのON/OFFができます。
時間をさかのぼって録音する(プリ録音)⼊力信号を常に一定時間蓄えておくことにより、(RECキー)操作によって録⾳開始した時点から最大6秒までさかのぼって録音(プリ録音)できます。
録音開始トーンを有効にする録⾳開始時に、出⼒端子(ヘッドフォン端子およびLINE OUT端子)から0.5秒間のトーン信号(録音開始トーン)を鳴らすことができます。
録音ファイルにメタデータ(iXMLチャンク)を書き込むさまざまな関連情報(メタデータ)が記録されるiXMLチャンクを、録音するファイルに書き込むことができます。
NOTE

パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続する」でモードを「オーディオ I/F+録音」に設定中は下記の設定を変更できません。

  • H5studio本体のサンプルレート

  • RECモードが「16/24bit Fixed」のときのH5studio本体のビット深度

サンプルレートを変更する場合はパソコンまたはスマートフォン/タブレットとの接続を解除し、「パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続する」の手順6で変更してください。

ビット深度を変更する場合は、パソコンまたはスマートフォン/タブレットとの接続を解除してから変更してください。(→ビット深度を設定する

HINT

(PLAY/PAUSEキー)を押すと、再生画面 を表示し録音したファイルの再生ができます。(→再生する

パソコンまたはスマートフォン/タブレットとの接続を解除する

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「EXIT」を選択して、(ENTERキー)を押す
  2. (セレクトダイヤル)で「終了」を選択して、(ENTERキー)を押す

パソコンなどにファイルを転送する

H5studioをパソコンまたはスマートフォン/タブレットに接続して、microSDカード内のファイルの確認や移動ができます。

パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続する

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「USB」を選択して、(ENTERキー)を押す

    USB画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「ファイル転送」を選択して、(ENTERキー)で決定する
  3. (セレクトダイヤル)で電源を選択して、(ENTERキー)で決定する
    設定値説明
    USBUSBバスパワーで電源が供給されます。
    電池本体の電池を使用します。

    ファイル転送画面が表示されます。

    NOTE
    • 「USB」を選択するとパソコンからUSBケーブルを通して電源が供給されますが、パソコンのUSBバスパワー給電能力によっては、バスパワーで動作できない場合があります。その場合は「電池」を選択して電池で動作させて接続してください。

    • 「電池」を選択すると外部機器からの電源供給はせずにH5studioに⼊れた電池での駆動になります。

  4. H5studioとパソコンまたはスマートフォン/タブレットをUSB ケーブル(Type-C)で接続する
    スマートフォン/タブレット(USB Type-C)
    iPhone/iPad(Lightning)
    パソコン(Windows/Mac)
    NOTE
    • データ転送に対応したUSBケーブルをご使用ください。

    • Lightning コネクタを搭載したiPhone/iPadと接続するには、Lightning - USB 3カメラアダプタが必要です。

  5. パソコンまたはスマートフォン/タブレットでmicroSDカードに保存されているファイルを操作する

パソコンまたはスマートフォン/タブレットとの接続を解除する

  1. パソコンまたはスマートフォン/タブレット側で接続を解除する
    • Windows の場合:

      「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」でH5studioを選択する

    • macOS の場合:

      H5studioのアイコンをゴミ箱にドラッグ&ドロップする

    • スマートフォン/タブレットの場合:

      各機器の取扱説明書を参照してください。

  2. (ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「終了」を選択して、(ENTERキー)で決定する

    ホーム画面 に戻ります。

microSDカードを管理する

microSDカードを初期化する

microSDカードの性能を最大限に発揮させるため、H5studio用に初期化します。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SDカード」を選択して、(ENTERキー)を押す

    SDカード画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「フォーマット」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「実行」を選択して、(ENTERキー)を押す

    microSDカードが初期化されます。

    NOTE
    • (RECキー)を押しながら電源を入れることで、microSDカードを初期化する画面を表示することもできます。

    • microSDカードを初期化すると、全てのデータが消去されますので、ご注意ください。

microSDカードをテストする

microSDカードの書き込み速度が、H5studioで録音したデータを保存するのに問題ない性能かテストします。

短時間で行うクイックテストと、microSDカードの全領域を検査するフルテストがあります。

クイックテストを行う

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SDカード」を選択して、(ENTERキー)を押す

    SDカード画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「クイックテスト」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「実行」を選択して、(ENTERキー)を押す

    カードの性能テストが始まります。

    テストが終了すると、判定結果が表示されます。

    NOTE

    性能テスト判定が「OK」になっても書き込み不良が起きないことを保障するものではありません。あくまで目安として考えてください。

    HINT

    テストの途中、(ENTERキー)を押してテストを中止することができます。

フルテストを行う

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SDカード」を選択して、(ENTERキー)を押す

    SDカード画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「フルテスト」を選択して、(ENTERキー)を押す

    フルテストに必要な所要時間が表示されます。

  3. (セレクトダイヤル)で「実行」を選択して、(ENTERキー)を押す

    カードの性能テストが始まります。

    テストが終了すると、判定結果が表示されます。

    アクセスレートMAXが100%になるとNGになります。

    NOTE

    性能テスト判定が「OK」になっても書き込み不良が起きないことを保障するものではありません。あくまで目安として考えてください。

    HINT

    テストの途中、(ENTERキー)を押してテストを中止することができます。

ゴミ箱(TRASHフォルダー)のファイルを削除する

ゴミ箱に移動したファイルを削除してゴミ箱を空にし、SDカードの空き容量を増やすことができます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SDカード」を選択して、(ENTERキー)を押す

    SDカード画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「ゴミ箱を空にする」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「実行」を選択して、(ENTERキー)を押す

    ゴミ箱内のファイルがすべて削除されます。

    NOTE

    この操作は取り消すことができません。慎重に行ってください。

タイムコードを使う

タイムコードについて

ATOMOS社/Timecode Systems社のUltraSync BLUEを使用することで、H5studioにSMPTEタイムコードを⼊力できます。

タイムコードとは、映像や⾳声を記録するとき、そのデータに書き込まれる時間情報です。ビデオ編集や周辺機器の制御、映像と⾳声の同期などの目的に使⽤します。

NOTE
  • オーディオインターフェース動作時(→オーディオインターフェースとして使用する)はATOMOS社/Timecode Systems社のUltraSync BLUEを使⽤できません。

  • H5studioは「ZOOM Handy Control & Sync」とUltraSync BLUEを同時に接続することはできません。

タイムコードを使用した編集

映像データ、音声データ共にタイムコードが記録されていると、ノンリニア編集ソフトウェアで編集する際に、時間軸上の配置とお互いの同期が容易になります。

タイムコードが記録された映像ファイル
タイムコードが記録された音声ファイル
ノンリニア編集ソフトウェア

タイムコードを入力する

ATOMOS社/Timecode Systems社のUltraSync BLUEでタイムコードを発信し, H5studioとビデオカメラの両方でタイムコードを受信することによって、⾳声データと映像データにそれぞれタイムコードを記録します。

タイムコードはBluetooth経由で送受信されます。

UltraSync BLUEと接続する

H5studioをUltraSync BLUEに接続すると、UltraSync BLUEからタイムコードを受信し、録音ファイルに記録します。

UltraSync BLUEを接続するには、専用無線アダプター(BTA-1 など)をH5studioに接続し、UltraSync BLUEとH5studioをペアリングする必要があります。

  1. H5studioの電源をOFFにした状態で右側面のREMOTE端子のカバーを外し、専⽤無線アダプター(BTA-1 など)を接続する
  2. ディスプレイに表示が出るまで、(電源/HOLDスイッチ)を「」側(INPUT 1/INPUT 2端子側)にスライドして、電源を入れる
  3. ホーム画面 で、(セレクトダイヤル)で「SYSTEM」を選択して、(ENTERキー)を押す

    システム設定画面が表⽰されます。

  4. (セレクトダイヤル)で「Bluetooth」を選択して、(ENTERキー)を押す

  5. (セレクトダイヤル)で「タイムコード」を選択して、(ENTERキー)を押す

    「Searching...」と表⽰され、接続機器の検索を開始します。

    NOTE

    H5studioとUltraSync BLUEを接続したことがある場合は、以下の画面が表示されますので、どちらかを選択します。

    設定値説明
    ペアリング済みデバイス前回接続したUltraSync BLUEと接続する場合に選択します。

    この場合手順6のUltraSync BLUE側の操作は不要となり、UltraSync BLUEと接続されます。

    新しいデバイス前回接続したものと異なるUltraSync BLUEと接続する場合に選択します。

    新しいデバイスを選択すると、ペアリング済みデバイスの情報は消去されます。手順6に進んでください。

    HINT

    (ENTERキー)を押すことで、検索を中断することができます。

  6. UltraSync BLUEを操作して、接続機器としてH5studioを選択する

    ペアリングを開始します。

    ペアリングが完了すると、H5studioのディスプレイに「タイムコード機器と接続しました」と表示されます。

    HINT
    • 接続機器の選択方法については、UltraSync BLUEの取扱説明書を参照してください。

    • 通信を安定させるには、H5studioとUltraSync BLUEをできるだけ近づけてください。

    • 録音中にUltraSync BLUEとの通信が遮断された場合、以降の録音ではタイムコード情報は記録されません。

    • 前回UltraSync BLUEと通信していた場合は、手順2の後、前回通信していたUltraSync BLUEと自動的に接続します。

タイムコード情報を確認する

UltraSync BLUEからタイムコード受信している間は、ホーム画面でタイムコード情報を確認できます。

タイムコードはホーム画面 の録音可能時間表示の上に「時、分、秒、フレーム」で表示されます。

フレーム

UltraSync BLUEと接続を解除する

H5studioからBTA-1を外すと、H5studioとUltraSync BLUEとの接続を解除し、タイムコードの記録を停⽌します。接続を解除した場合も、ペアリング情報の記録は残ります。

各種設定を行う

表示言語を設定する

H5studioの画面で表示される言語を変更することができます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SYSTEM」を選択して、(ENTERキー)を押す

    システム設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「言語設定」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で表示したい言語を選択して、(ENTERキー)を押す
    HINT

    ご購⼊後や出荷時の状態に戻した後にはじめて電源をONにした場合は、ガイド音の設定後にこの画面が自動的に表示されます。

⽇時を設定する

録⾳ファイルに記録される日時を設定します。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SYSTEM」を選択して、(ENTERキー)を押す

    システム設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「日付/時刻」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「日時設定」を選択して、(ENTERキー)を押す
  4. (セレクトダイヤル)で設定したい項目を選択して、(ENTERキー)を押す

  5. (セレクトダイヤル)で数値を変更して、(ENTERキー)を押す
  6. 手順4、5を繰り返して、日時を設定する
  7. すべての項目を設定したら、(セレクトダイヤル)でを選択して、(ENTERキー)を押す
    HINT

    ご購⼊後や出荷時の状態に戻した後にはじめて電源をONにした場合は、日付形式の設定後にこの画面が自動的に表示されます。

⽇付形式を設定する

録⾳ファイルに記録される日付形式を変更します。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SYSTEM」を選択して、(ENTERキー)を押す

    システム設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「日付/時刻」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「日付形式」を選択して、(ENTERキー)を押す
  4. (セレクトダイヤル)で日付形式を選択して、(ENTERキー)を押す

    設定される日付形式の具体例が、現在の日付設定で画面右下に表示されます。

    設定値説明
    YYMMDD年、⽉、⽇の順で表⽰します。
    MMDDYY月、日、年の順で表⽰します。
    DDMMYY日、月、年の順で表示します。
    HINT

    ご購⼊後や出荷時の状態に戻した後にはじめて電源をONにした場合は、表示言語の設定後にこの画面が自動的に表示されます。

ディスプレイの明るさを設定する

ディスプレイの表示が薄い場合や濃すぎて見づらい場合は、明るさ(輝度)を調節します。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SYSTEM」を選択して、(ENTERキー)を押す

    システム設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「画面の明るさ」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)でディスプレイの輝度を設定して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    暗いディスプレイがより暗く点灯します。
    標準標準の明るさでディスプレイが点灯します。
    明るいディスプレイがより明るく点灯します。

電池の種類を選択する

ディスプレイに電池残量を正確に表示するために、H5studioで使⽤する電池の種類を正しく選択します。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SYSTEM」を選択して、(ENTERキー)を押す

    システム設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「電源設定」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「電池タイプ」を選択して、(ENTERキー)を押す
  4. (セレクトダイヤル)で電池の種類を選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    アルカリアルカリ乾電池
    ニッケル水素ニッケル水素蓄電池
    リチウムリチウム乾電池
    HINT

    ご購⼊後や出荷時の状態に戻した後にはじめて電源をONにした場合は、日時設定後に電池の種類の設定が表示されます。

ディスプレイの省電力設定をする

省電力のため、一定時間何も操作をしないとディスプレイのバックライトが暗くなるように設定できます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SYSTEM」を選択して、(ENTERキー)を押す

    システム設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「電源設定」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「省電力設定」を選択して、(ENTERキー)を押す
  4. (セレクトダイヤル)で項目を選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    OFFディスプレイのバックライトは常に明るく点灯します。
    30秒、1分、3分、5分無操作のまま設定した時間が経過すると、ディスプレイのバックライトが暗くなります。

電源を⾃動でOFFする時間を設定する

H5studioは操作をしない状態で一定時間が経過すると自動的に電源が切れるよう設定できます。

常に電源をONにしたい場合は、オートパワーオフの設定をOFFにしてください。

  1. ホーム画面、で(セレクトダイヤル)で「SYSTEM」を選択して、(ENTERキー)を押す

    システム設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「電源設定」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「オートパワーオフ」を選択して、(ENTERキー)を押す
  4. (セレクトダイヤル)で電源が切れるまでの時間を選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    OFF電源が⾃動的に切れません。
    10分、60分、10時間操作をしない状態で設定した時間が経過すると、自動的に電源が切れます。
    NOTE

    以下の場合は、オートパワーオフの設定に関わらず自動的に電源は切れません。

    • 録音/再生中

    • H5studioをオーディオインターフェースとして使用中

    • H5studioのファイル転送機能を使用中

    • カードテストの実行中

    • ファームウェアアップデートの実行中

ガイド音(アクセシビリティ)

ガイド音を設定する(アクセシビリティ)

ディスプレイで選択中の設定項目名を音声で読み上げたり、エラーメッセージや録音開始/停止、音量変更などを知らせるビープ音を鳴らすことができます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SYSTEM」を選択して、(ENTERキー)を押す

    システム設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「アクセシビリティ」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「ガイド音」を選択して、(ENTERキー)を押す

  4. (セレクトダイヤル)で設定項目を選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    ヴォイス+ビープインストールした言語で設定項目を音声で読み上げ、エラーメッセージや録音開始/停止、音量変更などを知らせるビープ音を鳴らします。

    お買い上げ時は英語がインストールされていますが、お好みの言語をインストールして読み上げることができます。(→ガイド音をインストールする

    ビープのみエラーメッセージや録音開始/停止、音量変更などを知らせるビープ音を鳴らします。音声読み上げは行いません。
    OFFガイド音をOFFにします。
    NOTE
    HINT
    • ご購⼊後はじめて電源をONにした場合は、この画面が自動的に表示されます。

    • ホーム画面で(ENTERキー)を長押しすることで、ガイド音を即座にON/OFFすることもできます。(→ガイド音をショートカット操作でON/OFFする

ガイド音の音量を設定する

読み上げ音声やビープ音の音量を調節できます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SYSTEM」を選択して、(ENTERキー)を押す

    システム設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「アクセシビリティ」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「音量」を選択して、(ENTERキー)を押す

  4. (セレクトダイヤル)で音量を選択して、(ENTERキー)を押す

    音量は小/中/大から選択できます。

    NOTE

    ここで決めた⾳量は最終的に(VOLUMEダイヤル)で調節されたものが反映されて出⼒されます。(VOLUMEダイヤル)で調整した音量も考慮して設定してください。

ガイド音の情報を確認する

アクセシビリティのガイド音として使用している言語やバージョンを確認することができます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SYSTEM」を選択して、(ENTERキー)を押す

    システム設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「アクセシビリティ」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「バージョン」を選択して、(ENTERキー)を押す

    バージョン画面が表示され、アクセシビリティのガイド音として使用している言語やバージョンを確認することができます。

ガイド音をショートカット操作でON/OFFする

使用場面に応じて、ガイド音を即座にON/OFFできる機能です。

  1. ホーム画面で、(ENTERキー)を長押しする

    ガイド音がONまたはOFFになります。

    ホーム画面切り替えを知らせるメッセージを表示します(ガイド音でも通知します)。

ガイド音をインストールする

お買い上げ時はガイド音の言語が英語になっております。

ガイド音をインストールすることで、言語の変更、アップデートを行うことができます。

ガイド音のインストールに必要な最新のアクセシビリティインストール用ファイルは ZOOMのWeb サイト(zoomcorp.com/help/h5studio)からダウンロードできます。

H5studioのダウンロードページにある「H5studio アクセシビリティ・インストールガイド」に従ってください。

工場出荷時の状態に戻す

H5studioの設定を工場出荷時の状態に戻すことができます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SYSTEM」を選択して、(ENTERキー)を押す

    システム設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「設定初期化」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「実行」を選択して、(ENTERキー)を押す

    H5studioが工場出荷時の状態となり電源がOFFになります。

    NOTE

    設定初期化を実行すると、すべての設定が工場出荷時の設定に書き換えられます。この操作は慎重に行ってください。

ファームウェアを管理する

ファームウェアのバージョンを確認する

H5studioのファームウェアのバージョンを確認することができます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SYSTEM」を選択して、(ENTERキー)を押す

    システム設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「ファームウェア」を選択して、(ENTERキー)を押す

    ファームウェアのバージョンが表示されます。

ファームウェアをアップデートする

H5studioのファームウェアを、最新のバージョンにアップデートできます。

最新のファームウェアアップデート用ファイルは ZOOMのWeb サイト(zoomcorp.com/help/h5studio)からダウンロードできます。

H5studioのダウンロードページにある「H5studio ファームウェア・アップデートガイド」に従ってください。

スマートフォン/タブレットからH5studioを操作する

専⽤無線アダプター(BTA-1 など)を接続すると、専⽤のコントローラーアプリケーション「ZOOM Handy Control & Sync」を使用して、スマートフォン/タブレットからH5studioをワイヤレスで操作できます。

NOTE
  • あらかじめ専用アプリ「ZOOM Handy Control & Sync」をスマートフォン/タブレットにインストールしておく必要があります。 専用アプリ「ZOOM Handy Control & Sync」は App Storeからダウンロードできます。 アプリでの設定や操作の方法については、専用アプリ「ZOOM Handy Control & Sync」の取扱説明書を参照してください。

  • オーディオインターフェース動作時(→オーディオインターフェースとして使用する)はスマートフォン/タブレットからH5studioをワイヤレスで操作できません。

  • H5studioは「ZOOM Handy Control & Sync」とUltraSync BLUEを同時に接続することはできません。

  1. H5studioの電源をOFFにした状態で右側面のREMOTE端子のカバーを外し、専⽤無線アダプター(BTA-1 など)を接続する
  2. ディスプレイに表示が出るまで、(電源/HOLDスイッチ)を「」側(INPUT 1/INPUT 2端子側)にスライドして、電源を入れる

  3. ホーム画面 で、(セレクトダイヤル)で「SYSTEM」を選択して、(ENTERキー)を押す

    システム設定画面が表示されます。

  4. (セレクトダイヤル)で「Bluetooth」を選択して、(ENTERキー)を押す
  5. (セレクトダイヤル)で「Handy Control & Sync」を選択して、(ENTERキー)を押す

    「Searching...」と表⽰され、接続機器の検索を開始します。

    HINT

    (ENTERキー)を押すことで、検索を中断することができます。

  6. スマートフォン/タブレットで専用アプリ「ZOOM Handy Control & Sync」を起動し、アプリで接続操作を行う

    接続が完了すると、「Handy Control & Syncと接続しました」と表示されます。

    アプリでの設定や操作の⽅法については、専用アプリ「ZOOM Handy Control & Sync」の取扱説明書を参照してください。

    HINT

    前回ZOOM Handy Control&Syncと接続していた場合は、手順2の後、自動的に接続機器の検索を開始します。

タイムコード情報を確認する

スマートフォン/タブレットからタイムコード受信している間は、ホーム画面でタイムコード情報を確認できます。

タイムコードはホーム画面 の録音可能時間表示の上に「時、分、秒、フレーム」で表示されます。

フレーム

スマートフォン/タブレットと接続を解除する

スマートフォン/タブレットでアプリを終了することで、接続解除を行うことができます。

H5studioからBTA-1を外すことで、H5studioと「ZOOM Handy Control & Sync」との接続を解除することもできます。

H5studioの最新情報を確認する

H5studioのディスプレイ上に、製品に関するヘルプの2次元コードを表示することができます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「SYSTEM」を選択して、(ENTERキー)を押す

    システム設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「Help」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. Help画面上に表示された2次元コードをスマートフォン/タブレットなどで読み取る

オプションマイクカプセルを使用する

H5studioはシーンに応じて付属のマイクを別売りのマイクカプセルへ交換することができます。

オプションのマイクカプセル使用時には基本的に付属のマイクカプセル使用時と表示・操作に変更はありませんが、マイクカプセルごとに固有の設定を変更することができます。

H5studioに対応しているオプションのマイクカプセルは以下の通りです。

マイクカプセル説明
SSH-6e

Shotgun Mic Capsule

32-bit float録音に対応したMid-Sideステレオショットガンマイク
EXH-6e

External Input

32-bit float録音に対応した2-ch XLR/TRSインプット

SSH-6eを使用する

SSH-6eはセンターの音を拾う超指向性のショットガンマイク(Mid)と、左右の音を 拾う双指向性マイク(Side)を組み合わせたMSステレオマイクカプセルです。MSサイドレベルを調節することで、左右の音の広がりを自在に変えることができます。
NOTE

SSH-6eの詳細については、SSH-6eのマニュアルを参照してください。

SSH-6eのマニュアルはZOOMのWebサイト(zoomcorp.com/help/ssh-6e)からダウンロードできます。

SSH-6eのモードを設定する

SSH-6eを使用するモードを設定します。

モードを設定することでSSH-6eは超指向性モノラルから、通常は別のマイクを準備する必要があるステレオまで、幅広い録音スタイルに対応できます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「MIC」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「モード」を選択して、(ENTERキー)を押す

  4. (セレクトダイヤル)で使用するモードを選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    モノSideマイクをOFFにし、モノラルショットガンマイクとして使用します。狙った音のみを録りたいシチュエーションに適しています。
    ステレオMidマイクとSideマイクを使用して、指向性を持ちつつ左右の広がりを残すステレオショットガンマイクとして使用します。周囲の環境音も合わせて録りたいシチュエーションに適しています。
    MS RawステレオファイルのLchにMidマイクの信号、RchにSideマイクの信号を録音します。録音後のポストプロダクションにてサイドレベルを変更する場合に便利な機能です。
    HINT

    Mid、SideのバランスはMIC GAINノブで調節してください。

    左側のMIC GAINノブでMid、右側のMIC GAINノブでSideを調節できます。

    その際は、LRゲインノブリンクをOFFにしてください。(→SSH-6eのLR ゲインノブリンクを設定する

SSH-6eのノイズを軽減する(低域カット)

低域をカットして、⾵雑音やボーカルのポップノイズなどを軽減できます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「MIC」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「ローカット」を選択して、(ENTERキー)を押す
  4. (セレクトダイヤル)でカットする周波数を選択して、(ENTERキー)を押す

    ローカットはOFF/80 Hz/160 Hz/240 Hzの内から選択して設定できます。

SSH-6eのAdvanced Limiterを設定する

MICトラックに対してリミッターのON/OFFができます。

H5studioでは最大レベルを先読みすることで歪まないように最適化されたリミッターを設定できます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「MIC」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「Advanced Limiter」を選択して、(ENTERキー)を押す

  4. (セレクトダイヤル)で「ON」または「OFF」を選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    OFFリミッターがかかりません。
    ONリミッターがかかります。

    最大レベルを先読みすることで、歪まないように最適化されたリミッターです。

    レシオは∞:1となり、内部的なヘッドマージンが増加します。

SSH-6eのLR ゲインノブリンクを設定する

MidマイクとSideマイクのゲインをリンクするかどうかを設定できます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「MIC」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「LR ゲインノブリンク」を選択して、(ENTERキー)を押す

  4. (セレクトダイヤル)で「ON」または「OFF」を選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    OFFMidマイクとSideマイクのゲインをリンクしません。

    左側のMIC GAINノブでMidマイクのゲイン、右側のMIC GAINノブでSideマイクのゲインを調節します。

    ONMidマイクとSideマイクのゲインをリンクします。

    左側のMIC GAINノブで設定したゲインがMidマイクとSideマイクの両方に適用されます。

EXH-6eを使用する

EXH-6eは2チャンネル分の外部入力をプラスするXLR/TRSコンボ・カプセルです。ダイナミックマイクやラインレベルの楽器、ミキサー、音楽プレイヤーなどの信号を入力できます。ファンタム電源の供給に対応しているため、コンデンサーマイクの使用も可能です。
また、プラグインパワーに対応したステレオミニ端子のMIC/LINE入力端子も搭載しています。
NOTE
  • コンデンサーマイクなどのファンタム電源を必要とする機器を接続する場合は、外部電源を使用してください。

  • MIC/LINE端子にプラグインパワー方式のマイクを接続するときは、プラグインパワーON/OFFスイッチをONにしてください。

  • その他、EXH-6eの詳細についてはEXH-6eのマニュアルを参照してください。

    EXH-6eのマニュアルはZOOMのWebサイト(zoomcorp.com/help/exh-6e)からダウンロードできます。

EXH-6eの入力を有効にする

EXH-6eのINPUT AまたはINPUT Bの入力を有効にします。

  1. INPUT A、INPUT Bキーを押す

    INPUT A、INPUT Bのステータスインジケーターが点灯し、その入力端子が有効になります。

NOTE

EXH-6eの入力音を録音するには、H5studio本体のマイクカプセルトラックを有効にする必要があります。H5studio本体のマイクカプセルトラックのインジケーターが点灯していることを確認してください。

EXH-6eのステレオリンクを設定する

EXH-6eの入力をステレオリンクすることにより、入力信号をステレオ音声として扱うことができます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「MIC」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「A&B リンク」を選択して、(ENTERキー)を押す

  4. (セレクトダイヤル)で設定したい項目を選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    OFF⼊⼒信号をモノラル⾳声として扱います。
    ステレオEXH-6eの2つの⼊⼒信号をステレオ⾳声として扱います。

    INPUT AがLチャンネル、INPUT BがRチャンネルとなります。

    MSEXH-6eの2つの入力信号をMS方式で収音したステレオ音声として扱います。

    INPUT AをMid、INPUT BをSideとしてMS処理した音声を録音します。

    MS RawEXH-6eの2つの入力信号をMS方式で収音したステレオ音声として扱います。

    MS処理前のMidの音声、Sideの音声を、それぞれステレオファイルのLch、Rchに録音します。

    録音後のポストプロダクションにてサイドレベルを変更する場合に便利な設定です。

    HINT

    Mid、SideのバランスはMIC GAINノブで調節してください。

    左側のMIC GAINノブでMid(INPUT A)、右側のMIC GAINノブでSide(INPUT B)を調節できます。

    その際は、A&BゲインノブリンクをOFFにしてください。(→EXH-6eのA&B ゲインノブリンクを設定する

EXH-6eのノイズを軽減する(低域カット)

低域をカットして、⾵雑音やボーカルのポップノイズなどを軽減できます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「MIC」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「ローカット A」または「ローカット B」を選択して、(ENTERキー)を押す
  4. (セレクトダイヤル)でカットする周波数を選択して、(ENTERキー)を押す

    ローカットはOFF/80 Hz/160 Hz/240 Hzの内から選択して設定できます。

EXH-6eのAdvanced Limiterを設定する

MICトラックに対してリミッターのON/OFFができます。

H5studioでは最大レベルを先読みすることで歪まないように最適化されたリミッターを設定できます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「MIC」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「Advanced Limiter」を選択して、(ENTERキー)を押す

  4. (セレクトダイヤル)で「ON」または「OFF」を選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    OFFリミッターがかかりません。
    ONリミッターがかかります。

    最大レベルを先読みすることで、歪まないように最適化されたリミッターです。

    レシオは∞:1となり、内部的なヘッドマージンが増加します。

    HINT

    ステレオリンク設定がOFFの場合、Advanced Limiterの設定はINPUT AとINPUT Bで個別に設定できます。(→EXH-6eのステレオリンクを設定する

EXH-6eのA&B ゲインノブリンクを設定する

INPUT AとINPUT Bのゲインをリンクするかどうかを設定できます。

  1. ホーム画面で、(セレクトダイヤル)で「INPUT」を選択して、(ENTERキー)を押す

    入力設定画面が表示されます。

  2. (セレクトダイヤル)で「MIC」を選択して、(ENTERキー)を押す
  3. (セレクトダイヤル)で「A&B ゲインノブリンク」を選択して、(ENTERキー)を押す

  4. (セレクトダイヤル)で「ON」または「OFF」を選択して、(ENTERキー)を押す
    設定値説明
    OFFINPUT AとINPUT Bのゲインをリンクしません。

    左側のMIC GAINノブでINPUT Aのゲイン、右側のMIC GAINノブでINPUT Bのゲインを調節します。

    ONINPUT AとINPUT Bのゲインをリンクします。

    左側のMIC GAINノブで設定したゲインがINPUT AとINPUT Bの両方に適用されます。

付録

故障かな?と思う前に

H5studioの動作がおかしいと感じられたときは、まず次の項目を確認してください。

録音/再生のトラブル

音が出ない、もしくは非常に小さい

モニター音が歪む

「MIC INPUT OVERLOAD!」、「INPUT 1(2) OVERLOAD!」と表示される

  • 入力される音声が大きすぎます。マイクと音源の距離を離してください。

  • 風によって大きなノイズが入力されることがあります。屋外で録音する場合や話者の口に近付けて録音する場合などマイクに直接風が当たる場合は、ノイズを軽減する低域カット設定をおすすめします。(→ノイズを軽減する(低域カット)

録音できない

録音した音声が途切れる

  • 本体のカードテスト機能を使って、テストに合格したカードを使用してください。

  • 動作確認済みmicroSDカードの使用をお勧めします。ZOOM のWebサイト(zoomcorp.com/help/h5studio)で確認してください。

操作ができない

  • (電源/HOLDスイッチ)が「HOLD」側にスライドされていないことを確認してください。

その他のトラブル

USB端子をパソコンまたはスマートフォン/タブレットに接続しても認識されない

  • データ転送に対応したUSBケーブルを使用してください。

  • H5studioをパソコンまたはスマートフォン/タブレットに認識させるためには、 H5studio側で動作モードを選択する必要があります。(→オーディオインターフェースとして使用するパソコンなどにファイルを転送する

  • 使用しているパソコンまたはスマートフォン/タブレットとアプリケーションが32-bit float形式に対応していることを確認してください。

  • パソコンの「サウンド」の設定でH5studioが選択できなくても、32-bit float形式に対応しているアプリケーションの「オーディオ」または「入出力」デバイスとしてH5studioを選択することで32-bit floatのオーディオインターフェースとして使用できます。

  • Windowsで32-bit float形式を使用するには、ドライバが必要です。ドライバはZOOMのWEBサイト(zoomcorp.com/help/h5studio)からダウンロードできます。

電池の持続時間が短い

以下の設定を行うことで、電池持続時間を長くできる場合があります。

アクセシビリティのアップデートを促される

H5studioメタデータ一覧

WAVファイルのBEXTチャンクに埋め込まれるメタデータ

タグ説明備考
zSPEED=フレームレート
zTAKE=テイク番号
zUBITS=ユーザービット
zSCENE=シーン名システム設定>日付/時刻
zTAPE=
zCIRCLED=
zTRKn=トラック名
zNOTE=

WAVファイルのiXMLチャンクに埋め込まれるメタデータ

○ = YES × = NO

iXMLマスタータグiXMLサブタグ記録読み出し備考
<PROJECT>×
<SCENE>システム設定>日付/時刻
<TAKE>×
<TAPE>×
<CIRCLED>×
<WILD TRACK>××
<FALSE START>××
<NO GOOD>××
<FILE UID>×
<UBITS>×
<NOTE>×
<BEXT>××
<USER>××

iXMLマスタータグiXMLサブタグ記録読み出し備考
<SPEED>
<SPEED><NOTE>×
<SPEED><MASTER_SPEED>×
<SPEED><CURRENT_SPEED>×
<SPEED><TIMECODE_RATE>×
<SPEED><TIMECODE_FLAG>×
<SPEED><FILE_SAMPLE_RATE>録音設定>サンプルレート
<SPEED><AUDIO_BIT_DEPTH>×
<SPEED><DIGITIZER_SAMPLE_RATE>×録音設定>サンプルレート
<SPEED><TIMESTAMP_SAMPLES_SINCE_MIDNIGHT_HI>×
<SPEED><TIMESTAMP_SAMPLES_SINCE_MIDNIGHT_LO>×
<SPEED><TIMESTAMP_SAMPLE_RATE>×録音設定>サンプルレート

iXMLマスタータグiXMLサブタグ記録読み出し備考
<SYNC_POINT_LIST>
<SYNC_POINT><SYNC_POINT_TYPE>××
<SYNC_POINT><SYNC_POINT_FUNCTION>××
<SYNC_POINT><SYNC_POINT_COMMENT>××
<SYNC_POINT><SYNC_POINT_LOW>××
<SYNC_POINT><SYNC_POINT_HIGH>××
<SYNC_POINT><SYNC_POINT_EVENT_DURATION>××

iXMLマスタータグiXMLサブタグ記録読み出し備考
<HISTORY>
<HISTORY><ORIGINAL_FILENAME>×
<HISTORY><PARENT_FILENAME>××
<HISTORY><PARENT_UID>××

iXMLマスタータグiXMLサブタグ記録読み出し備考
<FILE_SET>
<FILE_SET><TOTAL_FILES>×
<FILE_SET><FAMILY_UID>×
<FILE_SET><FAMILY_NAME>××
<FILE_SET><FILE_SET_START_TIME_HI>××
<FILE_SET><FILE_SET_START_TIME_LO>××
<FILE_SET><FILE_SET_INDEX>×

iXMLマスタータグiXMLサブタグ記録読み出し備考
<TRACK_LIST>
<TRACK_LIST><TRACK_COUNT>×
<TRACK><CHANNEL_INDEX>×
<TRACK><INTERLEAVE_INDEX>×
<TRACK><NAME>×
<TRACK><FUNCTION>××

ミキサーブロックダイアグラム

録音/録音待機時

再生時

仕様

入出力チャンネル数入力マイクカプセル1
MIC/LINE(モノラル)2
出力LINE OUT1
ヘッドフォン1
内蔵スピーカー(モノラル)1
入力XYマイク:XYH-5s90°XYステレオ方式
指向性単一指向性
感度-41 dB/1 Pa 1 kHz
最大入力音圧140 dB SPL
/LINE IN:XYH-5sコネクタステレオミニジャック×1
入力ゲイン-∞~+60 dB
入力インピーダンス2 kΩ以上
MIC/LINE (モノラル)コネクタXLR/TRS コンボジャック×2(XLR:2 番HOT、TRS:TIP HOT)
入力ゲイン-∞~+60 dB
入力インピーダンスMIC : 3 kΩ 以上

LINE : 3 kΩ 以上

最大入力レベルMIC : +4 dBu

LINE : +24 dBu

ファンタム電源+48 V
入力換算雑音-127 dBu以下(IHF-A)@ 150 Ω input
出力LINE OUTコネクタステレオミニジャック×1
最大出力レベル+1 dBu
出力インピーダンス110 Ω以下
ヘッドフォンコネクタステレオミニジャック×1
最大出力レベル20 mW + 20 mW(32 Ω負荷時)
出力インピーダンス10 Ω以下
内蔵スピーカータイプ20 mm × 30 mm 楕円型ダイナミックスピーカー
実用最大出力250 mW
レコーダー最大同時録音トラック数6
最大同時再生トラック数4
録音フォーマットWAV

44.1/48/96/192 kHz

16-bit/24-bit/32-bit float

mono/stereo

BWFおよびiXMLフォーマット対応

記録メディアmicroSDHCメモリーカード

microSDXCメモリーカード

動作確認済みmicroSDカードはZOOMのWebサイト(zoomcorp.com/help/h5studio)で確認してください。

表示2.00インチ フルカラー LCD(320 x 240ドット)
USBコネクタ USB Type-C

※データ転送に対応したUSB ケーブルを使用してください。USB バスパワー動作対応。

オーディオインターフェースUSB2.0 High Speed
入出力数4in2out(Multi)

2in2out(Stereo)

サンプリング周波数44.1/48/96 kHz(AIF Only)

44.1/48 kHz (AIF + REC)

ビット深度24-bit /32-bit float
ファイル転送USB2.0 High Speed
REMOTE専用無線アダプター(ZOOM BTA-1)
電源単三電池4本動作(アルカリ乾電池、ニッケル水素蓄電池、リチウム乾電池)

AC アダプター(ZOOM AD-17):DC 5 V/1 A

※USB バスパワー動作対応

連続使用時の電池持続時間の目安

※値はあくまで目安です。

※電池持続時間は当社試験法によるものです。使用条件により大きく変わります。

2トラック (XYH-5s)録音、48 kHz/32-bit float、ファンタム電源OFF、ヘッドフォンなし、LINE OUTなし、REMOTEなし、省電力設定ON、画面の明るさ標準

アルカリ乾電池:約15時間

ニッケル水素蓄電池(1900 mAh):約13時間

リチウム乾電池:約21時間

4トラック (XYH-5s、INPUT 1/2)録音、48 kHz/32-bit float、ファンタム電源OFF、ヘッドフォンあり (33 Ω負荷)、LINE OUTなし、REMOTEなし、省電力設定ON、画面の明るさ標準アルカリ乾電池:約6時間

ニッケル水素蓄電池(1900 mAh):約6時間

リチウム乾電池:約11.5時間

消費電力最大 5 W
外形寸法86.0 mm (W) × 206.0 mm (D) × 54.6 mm (H)
質量(電池含む)410 g

※ 0 dBu = 0.775 Vrms

〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-4-3
Z2I-5615-02