オペレーションマニュアル

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オペレーションマニュアルについて

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H1 XLRの概要

録音から編集まで高音質を実現

H1 XLRはデュアルADコンバータ回路の搭載と32-bit float WAVファイルへの対応により、録音からDAWなどのソフトウェアでの編集に至るまで最高な音の品質を保つことができます。

録音

デュアルADコンバータ回路により、ゲイン調節なしで大きな音から小さな音まで録音が可能です。

DAWなどのソフトウェアでの編集

32-bit float WAVファイル形式で録音されるので、録音時の音質が編集時も保たれます。

デュアルADコンバータ回路について

H1 XLRは1つのインプット回路に対し、入力ゲインの異なる2つのADコンバータを搭載しています。この仕組みにより、従来必要不可欠であった録音時のゲイン調節を行わずに高品質な録音を行うことが可能です。

圧倒的なダイナミックレンジを実現

2つのADコンバータを組み合わせることで、1つのADコンバータでは実現できなかった幅広いダイナミックレンジを実現しています。

2つのADコンバータの切り替え

H1 XLRは2つのADコンバータのデータを常に監視し、最適な録音結果が得られるように自動でADコンバータの選択を行います。

32-bit float WAVファイルについて

32-bit float WAVファイルは、従来の16/24-bit WAVファイルに比べて以下のような特長があります。

これらの特長により、録音後のDAWなどのソフトウェアでの編集でも録音時の音の品質を保つことができます。

解像度の違い

32-bit float WAVファイルは、小さな音でも高い解像度を保つことができるという特長を持っています。そのため録音後に小さな音を大きくする編集を行っても音の品質が失われません。

■ 16/24-bit WAV

音量を上げる

解像度が低い
■ 32-bit float WAV

音量を上げる

解像度が高い

クリップの違い

32-bit float WAVファイルは、録⾳後の編集によりH1 XLRの出⼒やDAWアプリケーションでクリップしたように聴こえる波形もWAVデータはクリップしていないので、⾳量を下げることでクリップの無い波形に復元することができます。

■ 16/24-bit WAV
クリップして録音

音量を下げる

クリップしたまま
■ 32-bit float WAV
クリップして録音

音量を下げる

クリップしていない

各部の役割

本体上面/底面

■ 本体上面
■ 本体底面
ディスプレイ
各種情報を表示します。
STEREO/MONOキー(操作キー1)
ホーム画面表示中:録音される音声の形式をステレオ/モノラルx2/モノラル(INPUT 1)へ変更します。

ホーム画面以外表示中:画面下端に表示されるアイコンの操作をします。(→操作キー1~4について

MIXERキー(操作キー2)
ホーム画面表示中:ミキサー画面を表示します。

ホーム画面以外表示中:画面下端に表示されるアイコンの操作をします。(→操作キー1~4について

MARKERキー(操作キー3)
ホーム画面表示中:録⾳中にマークを付加します。

ホーム画面以外表示中:画面下端に表示されるアイコンの操作をします。(→操作キー1~4について

Trashキー(操作キー4)
ホーム画面表示中:録⾳したファイルをゴミ箱に移動させます。

再生画面表示中:再生中のファイルをゴミ箱に移動させます。

ホーム画面、再生画面以外表示中:画面下端に表示されるアイコンの操作をします。(→操作キー1~4について

MENUキー
メニュー画面を表示します。

メニュー画面表示中は、ホーム画面に戻ります。

再生オプション画面表示中は、再生画面に戻ります。

STOPキー
ホーム画面表示中:押している間は現在時刻と次のファイルを表⽰します。録⾳中は録音を停止します。

再生画面表⽰中:再生中は再生を停止します。停止中にもう一度押すと、ホーム画面に戻ります(一部画面をのぞく)。

REWキー
ファイルの先頭に移動します。

ファイルの先頭付近で押すと、ファイルリスト画面を表示してファイルを選択できます。(→再生するファイルを選択する(ファイルリスト画面)

現在の再⽣地点と先頭の間にマークがある場合は、⼀番近いマークに移動します。

長押しすると、早戻しします。

RECキー/インジケーター
録音を開始/停止します。

録音中はインジケーターが点灯します。

PLAY/PAUSEキー
ファイルの再生または一時停止を行います。

ファイルリスト画面表示中は、選択したファイルの再生画面を表示します。

FFキー
ファイルリスト画面を表示してファイルを選択できます。(→再生するファイルを選択する(ファイルリスト画面)

現在の再⽣地点と終端の間にマークがある場合は、⼀番近いマークに移動します。

再生/一時停止中に、次のマークに移動します。マークがない場合は、ファイルリスト画面を表示します。

長押しすると、早送りします。

スピーカー
ファイルを再生すると、ここから音声が出力されます。

PHONE/LINE OUT端子にヘッドフォンが接続されていると、スピーカーから音声は出力されません。

三脚取り付けネジ穴
三脚などにH1 XLRを取り付けるために使用します。
電池カバー
単三電池の取り付け/取り外しを⾏うときに開けます。(→電池を入れる

操作キー1~4について

メニュー画面再生画面再生オプション画面などで、画面の下端に操作アイコンが表示された場合は、対応する操作キー(操作アイコン直下の操作キー)で画面の項目を選択したり決定したりします。

■ メニュー画面の例

画面に表示される操作アイコン
画面によって表示されるアイコンが異なります。
操作キー1((STEREO/MONOキー))
前の画面に戻ります。
操作キー2((MIXERキー))
上の項目を選択します。
操作キー3((MARKERキー))
下の項目を選択します。
操作キー4((Trashキー))
選択した項目を決定します。

操作アイコンは他にもあります。詳細は各項目の手順の説明に記載しています。

■ 本オペレーションマニュアルの手順の記載について

本オペレーションマニュアルでは、操作キーを押して操作をする手順を以下のようにアイコンで記載しています。

例:(上の項目選択キー)/(下の項目選択キー)に対応する操作キーで「録音設定」を選択し、選択した項目を(ENTERキー)に対応する操作キーで決定する

→「(操作キー2)/(操作キー3)で「録音設定」を選択し、(操作キー4)で決定する」

本体左側面/右側面

■ 本体左側面

■ 本体右側面

入力レベル切り替えスイッチ(MIC/LINE)
INPUT1にマイクを接続するときは「MIC」に、ラインレベル機器を接続するときは「LINE」にセットします。
PHONE/LINE OUT端子
ステレオミニジャックを使用して、ヘッドフォンや外部機器に音声を出力します。
VOLUME
内蔵スピーカーやヘッドフォン、外部機器への出⼒を調節します。
microSDカードスロット
microSDカードを挿入します。
ストラップ穴
ストラップを取り付けます。
電源/HOLDスイッチ
電源をON/OFFしたり、キー操作を無効にします。
USB端子(Type-C)
パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続してファイル転送機能を使用したり、H1 XLRをオーディオインターフェースとして使用できます。

USBバスパワー動作に対応しています。

MIC/LINE IN端子(プラグインパワー対応)
外部マイクを使用して録音できます。

プラグインパワー方式のマイクを使用することができます。

入力レベル切り替えスイッチ(MIC/LINE)
INPUT2にマイクを接続するときは「MIC」に、ラインレベル機器を接続するときは「LINE」にセットします。

本体背面

■ 本体背面
INPUT 1、INPUT 2端子
マイクや楽器を接続します。XLR/TRSプラグに対応しています。

XLRプラグを外すときは、端子のロック解除ボタンを押しながら抜いてください。

表示される画面について

ここではH1 XLRのディスプレイに表示される画面について説明します。

ホーム画面

H1 XLRの電源をONにしたときにディスプレイに表示される画面です。録音状況や入力される信号の波形など、H1 XLRの状態を表示します。

録音開始時は、画面上部に録音中のファイル名が表示されます。

ステータスアイコン
録音状況をアイコンで表示します。
  • :停止中

  • :一時停止

  • :録音中

録⾳可能時間/録⾳時間
録音待機中は録音可能時間、録音中は現在の録音経過時間が表示されます。
電池残量表示
電池動作時に表示します。電池の残量が少なくなった場合は、電池を交換するか(→電池を入れる)、ACアダプター(→ACアダプターを接続する)またはモバイルバッテリー(→その他の電源について)を接続してください。

波形表示
H1 XLRに入力される信号の波形を表示します。

STEREO/MONOの設定によって表示される波形が異なります。(→ステレオ/モノラルを変更する

  • 「MONOx2」選択時はINPUT 1、2それぞれの波形が表示されます。

  • 「STEREO」選択時はLチャンネル、Rチャンネルそれぞれの波形が表示されます。

  • 「MONO(INPUT 1)」選択時はINPUT 1の波形が表示されます。

MIC/LINE入力端子に外部マイクなどを接続しているときは、MONO(L)の波形を表示します。

HINT

ホーム画面以外を表示しているときは、(MENUキー)を押すとホーム画面に移動できます。各種設定画⾯からすばやくホーム画面を表⽰したい場合に便利な機能です(⼀部、ホーム画面に移動できない画⾯もあります)。

再生画面

ホーム画面表示中に(PLAY/PAUSEキー)で再生を開始すると、ディスプレイに表示される画面です。

再生時間や波形など、選択中のファイルの再生状態を表示します。

再生開始時は、画面上部に再生中のファイル名が表示されます。

ステータスアイコン
再生状況をアイコンで表示します。
  • :再生中

  • :一時停止中

  • :早戻し中

  • :早送り中

再生時間
再生開始から経過した時間を表示します。
ファイルの長さ
現在再生中のファイルの長さを表示します。
ステレオ/モノラル表示
STEREO/MONOの設定で、「MONOx2」を選択して録音されたファイルは「MONOx2」、「STEREO」を選択して録音されたファイルは「STEREO」、「MONO(INPUT 1)」を選択して録音されたファイルは「MONO」と表示されます。(→ステレオ/モノラルを変更する
電池残量表示
電池動作時に表示します。電池の残量が少なくなった場合は、電池を交換するか(→電池を入れる)、ACアダプター(→ACアダプターを接続する)またはモバイルバッテリー(→その他の電源について)を接続してください。

波形表示
再⽣しているファイルの波形を表⽰します。再⽣済みの波形は色が反転して表⽰されます。

また、マークの位置を確認することもできます。(→録音中にマークを付加する録音したファイルにマークを付加/削除する

マークバー
再生するファイルに付加されたマークが表示されます。
(操作キー1)
再生オプション画面を表示し、以下のことができます。
(操作キー2)
ファイルの再⽣位置を3秒戻します。
(操作キー3)
ファイルの再⽣位置を10秒進めます。
(操作キー4)
再生中のファイルをTRASHフォルダーに移動します。(→再生中のファイルをゴミ箱(Trashフォルダー)に移動する
HINT

再生停止中に(STOPキー)を押すと、ホーム画面に移動します。

再生オプション画面

再生に関する設定を行う画面です。

再生画面表示中に(操作キー1)を押すと表示されます。

ファイル名/オプションタイトル
選択中のファイル名を表示します。

再生オプション項目選択中は、再生オプションタイトルを表示します。

再生オプション項目
設定項目や設定値などを表示します。
操作アイコン
操作アイコンに対応するディスプレイ下側の操作キーを押して、オプション項目を選択したり選択した項目を決定します。(→操作キー1~4について
電池残量表示
電池動作時に表示します。電池の残量が少なくなった場合は、電池を交換するか(→電池を入れる)、ACアダプター(→ACアダプターを接続する)またはモバイルバッテリー(→その他の電源について)を接続してください。

スクロールバー
項目が多くディスプレイ内に収まりきらないときに表示されます。
HINT

(MENUキー)を押すと、再生画面に戻ります。

ミキサー画面

ホーム画面表示中に(MIXERキー)を押すと表示されます。

入力音のバランスを調節します。

トラック
調節するトラックを表示します。

STEREO/MONOの設定で、「MONOx2」を選択しているときのみトラック1、2のいずれかを選択できます。

フェーダー
入力音を調節します。
レベルメーター
各トラックごとのレベルをレベルメーター表⽰します。
ローカットアイコン
ローカットを設定しているときに表示します。(→ノイズを軽減する(低域カット)
操作アイコン
操作アイコンに対応するディスプレイ下側の操作キーを押して、トラックの選択、レベルの調節、決定をします。(→操作キー1~4について

メニュー画面

録⾳や入出力の設定、本体の設定、リピート再生設定、USB機能、SDカード管理を行う画面です。

ホーム画面表示中に(MENUキー)を押すと表示されます。

メニュータイトル
メニュー項目
設定項目や設定値などを表示します。
操作アイコン
操作アイコンに対応するディスプレイ下側の操作キーを押して、メニュー項目を選択したり選択した項目を決定します。(→操作キー1~4について
電池残量表示
電池動作時に表示します。電池の残量が少なくなった場合は、電池を交換するか(→電池を入れる)、ACアダプター(→ACアダプターを接続する)またはモバイルバッテリー(→その他の電源について)を接続してください。

スクロールバー
項目が多くディスプレイ内に収まりきらないときに表示されます。

HINT

メニュー画面表示中は、(MENUキー)を押すとホーム画面に移動できます。各種設定画面からすばやくホーム画面を表示したい場合に便利な機能です(一部、ホーム画面に移動できない画面もあります)。

録音の流れ

以下のような流れで録音を行います。

  • (RECキー)で録音開始、(RECキー)または(STOPキー)で停止する(→録音する

  • (PLAY/PAUSEキー)で再生、(STOPキー)で停止する(→再生する

準備する

microSDカードをセットする

  1. 電源OFFの状態でmicroSDカードスロットカバーを開き、microSDカードのロゴ側を下にしてスロットの奥まで差し込む

    microSDカードを取り出すときは、microSDカードを一度スロットの奥に押し込んでから引き抜きます。

  2. microSDカードスロットカバーを閉じる
    NOTE
    • microSDカードの抜き差しは、必ず電源をOFFにした状態で行ってください。電源がONの状態で行うと、データが破損するおそれがあります。

    • microSDカードを差し込むときは、microSDカードの向きや裏表に注意してください。

    • microSD カードがH1 XLRにセットされていないと、録音や再生はできません。

    • 新しく購入したmicroSDカードや他の機器で使用していたmicroSDカードは、性能を最大限に発揮するために必ずフォーマットしてください。(→microSDカードを初期化する

    • H1 XLRで初めて使うカードをセットした場合、メッセージが表示されます。

      SDカード画面が表示されますので、SDカードのテストを行ってください。(→microSDカードをテストする

    • 対応する記録メディアは下記のとおりです。

      • microSDHC:4 GB ~ 32 GB

      • microSDXC:64 GB ~ 1 TB

電源をセットする

H1 XLRはUSB端子に接続された電源(ACアダプター、USBバスパワー、モバイルバッテリー)、電池のいずれかで動作することができます。

電源はUSB端子に接続された電源>電池の順に優先されます。

電池を入れる

H1 XLRを電池で駆動する場合は、単三電池を2本使用します。

  1. 電源OFFの状態で、つまみ(2か所)を下に押し下げながら電池カバーを開ける
  2. 単三電池を2本入れる
  3. 電池カバーを閉じる
NOTE
  • アルカリ乾電池、ニッケル水素蓄電池、リチウム乾電池のいずれかを使用してください。

  • 電池残量を正確に表示するために、使用している電池の種類を正しく設定してください。(→電池の種類を選択する

  • 電池残量がなくなったときは、すぐに電源をOFFにし、新しい電池と交換してください。電池残量は電池で動作中常に表示されます。

ACアダプターを接続する

USB端子(Type-C)に専用のACアダプター(AD-17)のケーブルを接続して、ACアダプターをコンセントに接続します。

その他の電源について

USB端子(Type-C)にパソコンを接続すると、USBバスパワーでH1 XLRを駆動することができます。また、市販の5 Vモバイルバッテリーで駆動させることもできます。

入力機器を接続する

INPUT 1、2にマイクなどを接続する

H1 XLRはINPUT 1、2やプラグインパワー対応のMIC/LINE IN端子からの⼊⼒を備えており、合わせて最大2チャンネルの入力が可能です。

INPUT 1、2にはマイクやミキサーなどを接続することができます。

マイクの接続

ダイナミックマイク、コンデンサーマイクを接続する場合は、XLRプラグをINPUT 1、2に接続します。

MIC/LINEスイッチを「MIC」にセットします。

  • コンデンサーマイクにはファンタム電源(+48 V)を供給することもできます。(→ファンタム電源を設定する

  • マイクを取り外すときは、端子のロック解除ボタンを押しながらXLRプラグを抜いてください。

ラインレベルの機器の接続

ミキサーなどのライン機器を接続する場合は、MIC/LINEスイッチを「LINE」にセットします。

  • ファンタム電源(+48 V)を供給することもできます。(→ファンタム電源を設定する

  • パッシブタイプのギターやベースの⼊力には対応していません。この場合は、ミキサーやエフェクターを通して接続してください。

MIC/LINE IN端子にラベリアマイクなどを接続する

H1 XLRには外部マイクやライン機器を接続できるMIC/LINE IN端子が用意されています。

プラグインパワー対応のマイクに電源を供給することもできます。

電源をON/OFF する

電源を入れる

  1. ディスプレイに表示が出るまで、(電源/HOLDスイッチ)を「」側(INPUT 1/INPUT 2端子と反対側)にスライドする

    ディスプレイに起動画面が表示された後、ホーム画面が表示されます。

    ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH1 XLRを工場出荷時の状態に戻したときは、ガイド音の設定、ディスプレイの表示言語や日時を設定する画面が表示されますので、各設定を行ってください。(→ガイド音を設定する(初回起動時)表示言語を設定する(初回起動時)日付形式を設定する(初回起動時)日時を設定する(初回起動時)電池の種類を選択する(初回起動時)

    NOTE

電源を切る

  1. ディスプレイに「設定保存中」と表示されるまで、(電源/HOLDスイッチ)を「」側(INPUT 1/INPUT 2端子と反対側)にスライドする

    ディスプレイの表示が消え、電源がOFFになります。

    NOTE
    • 「設定保存中」と表示されている間に、H1 XLRの現在の設定が保存されます。「設定保存中」と表⽰されている間はACアダプターや電池を抜かないでください。

    • 録⾳中は電源を切ることができません。録⾳を停⽌してから電源を切ってください。

ガイド音を設定する(初回起動時)

ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH1 XLRを工場出荷時の状態に戻したときは、ディスプレイにガイド音の設定画面が表示されますので、ガイド音を設定します。

  1. (操作キー2)/(操作キー3)で設定項目を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    ABC+Beep

    (「ABC」はインストールした言語名が表示されます。)

    インストールした言語で設定項目を音声で読み上げ、エラーメッセージや録音開始/停止、音量変更などを知らせるビープ音を鳴らします。

    お買い上げ時は英語がインストールされていますが、お好みの言語をインストールして読み上げることができます。(→ガイド音をインストールする

    Beep Onlyエラーメッセージや録音開始/停止、音量変更などを知らせるビープ音を鳴らします。音声読み上げは行いません。
    Offガイド音をOFFにします。

    ガイド音の設定が確定し、表示言語を設定する画面が表示されますので、表示言語を設定してください。(→表示言語を設定する(初回起動時)

    NOTE

    ガイド音の音量を調節することもできます。(→ガイド音の音量を設定する

    HINT

表示言語を設定する(初回起動時)

ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH1 XLRを工場出荷時の状態に戻したときは、ガイド音を設定した後に表示言語の設定画面が表示されますので、ディスプレイに表示される言語を設定します。

  1. (操作キー2)/(操作キー3)で表示言語を選択して、(操作キー4)で決定する

    ディスプレイに表示される言語が確定し、日付形式を設定する画面が表示されますので、日付形式を設定してください。(→日付形式を設定する(初回起動時)

    HINT

日付形式を設定する(初回起動時)

ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH1 XLRを工場出荷時の状態に戻したときは、表示言語を設定した後に日付形式の設定画面がディスプレイに表示されますので、日付形式を設定します。

録⾳ファイルに記録される日付は、ここで選択した日付形式で記録されます。

  1. (操作キー2)/(操作キー3)で「日付形式」を選択して、(操作キー4)で決定する

    設定される日付形式の具体例が、現在の日付設定で画面下部に表示されます。

    設定値説明
    YYMMDD年、⽉、⽇の順で表⽰します。
    MMDDYY月、日、年の順で表⽰します。
    DDMMYY日、月、年の順で表示します。

    日付形式が確定し、日時を設定する画面が表示されますので、日時を設定してください。(→日時を設定する(初回起動時)

    HINT

日時を設定する(初回起動時)

ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH1 XLRを工場出荷時の状態に戻したときは、日付形式を設定した後に日時の設定画面がディスプレイに表示されますので日時を設定します。日時は録音ファイルに記録されます。

  1. (操作キー2)/(操作キー3)で設定したい項目を選択して、(操作キー4)で決定する
  2. (操作キー2)/(操作キー3)で数値を変更して、(操作キー4)で決定する
  3. 手順1、2を繰り返して、日時を設定する
  4. すべての項目を設定したら、(操作キー2)/(操作キー3)で(画面上のOKボタン)を選択して、(操作キー4)で決定する

    日時が確定し、電池の種類を設定する画面が表示されますので、電池の種類を設定してください。(→電池の種類を選択する(初回起動時)

    NOTE

    長時間電源が供給されない状態が続くと、本体に記憶した日時情報がリセットされます。電源起動時に日時の設定画面が表示された場合は、再度設定してください。

    HINT

電池の種類を選択する(初回起動時)

ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH1 XLRを工場出荷時の状態に戻したときは、日時を設定した後に電池の種類の設定画面がディスプレイに表示されますので、ディスプレイに電池残量を正確に表示するために、H1 XLRで使⽤する電池の種類を正しく選択します。

  1. (操作キー2)/(操作キー3)で電池の種類を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    アルカリアルカリ乾電池
    ニッケル水素ニッケル水素蓄電池
    リチウムリチウム乾電池

    初回起動時の設定が終わり、ホーム画面 が表示されます。

    HINT

誤操作を防止する(ホールド機能)

誤操作を防止するために、ホールド機能を使用してH1 XLRのキー操作を無効にできます。

  1. (電源/HOLDスイッチ)を「HOLD」側(INPUT 1/INPUT 2端子側)にスライドする

    ホールド機能がONになり、すべてのキーによる操作が無効になります。

    ホールド機能を解除するには、(電源/HOLDスイッチ)をスライドし、中央の位置に戻します。

    NOTE

    ホールド機能がONの状態でも(VOLUME)での音量操作は可能です。

入力設定をする

ステレオ/モノラルを変更する

録音する音声のチャンネル方式を選択することができます。

設定値説明
MONOx2INPUT 1、2の⼊⼒信号をそれぞれのモノラル⾳声として扱います(モノラルファイルが2つ生成されます)。MIC/LINE IN端子にマイクなどを接続した場合は、この設定は使用できず、自動でSTEREOに切り替わります。
STEREOINPUT 1、2の⼊⼒信号をステレオ⾳声として扱います。INPUT 1がLチャンネル、INPUT 2がRチャンネルとなります。
MONO(INPUT 1)INPUT 1の⼊⼒信号をモノラル⾳声として扱います。MIC/LINE IN端子にマイクなどを接続しているときは、L側の入力信号をモノラル音声として扱うMONO(L)となります。
  1. ホーム画面(STEREO/MONOキー)を押す

    押すたびに「MONOx2」/「STEREO」/「MONO(INPUT 1)」が切り替わります。

    設定したチャンネル方式によって、ホーム画面の波形表示が変わります。

    ■「MONOx2」を選択したとき

    ■「STEREO」を選択したとき

    ■「MONO(INPUT 1)」を選択したとき

NOTE
  • MIC/LINE IN端子に機器を接続している場合、「MONOx2」は表示されません。

  • 録音ファイルの形式も同様に切り替わります。(→H1 XLRのフォルダー・ファイル構成

    • 「STEREO」を選択したとき:ステレオファイル

    • 「MONOx2」または「MONO(INPUT 1)」を選択したとき:モノラルファイル

ファンタム電源を設定する

H1 XLRのINPUT 1、2はファンタム電源に対応し、+48 Vの電源を供給できます。ファンタム電源が必要なコンデンサーマイクを接続したときは、ファンタム設定をONにしてください。

  1. ホーム画面で、(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「入力設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)でファンタム電源を設定したい入力を選択して、(操作キー4)で決定する
    • STEREO/MONOの設定で、「MONOx2」を設定しているときは「INPUT 1」/「INPUT 2」のいずれかを選びます。

    • STEREO/MONOの設定で、「STEREO」を設定しているときは「INPUT 1&2」を選びます。

    • STEREO/MONOの設定で、「MONO(INPUT 1)」を設定しているときは「INPUT 1」を選びます。

  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「ファンタム電源」を選択して、(操作キー4)で決定する

  5. (操作キー2)/(操作キー3)で「オン」または「オフ」を選択して、(操作キー4)で決定する
    NOTE

    ファンタム電源に対応していない機器に接続する場合は、ファンタム設定をオンにしないでください。機器が破損することがあります。

    HINT
    • ファンタム電源とは、一部のコンデンサーマイクなど、外部電源で動作する機器に電力を供給する機能です。+ 48 V が一般的です。

    • 手順3で「全てのファンタムをオフにする」を選択すると、INPUT 1とINPUT 2のファンタム電源を素早くオフにできます。

プラグインパワーを使用する

プラグインパワーに対応しているマイクをMIC/LINE IN端子に接続する場合は、次の設定を行います。

  1. ホーム画面で、(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「入力設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「/LINE IN」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「プラグインパワー」を選択して、(操作キー4)で決定する

  5. (操作キー2)/(操作キー3)で「オン」を選択して、(操作キー4)で決定する

ノイズを軽減する(低域カット)

低域をカットして、⾵雑音やボーカルのポップノイズなどを軽減できます。

  1. ホーム画面で、(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「入力設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で低域カットしたい入力を選択して、(操作キー4)で決定する
    • STEREO/MONOの設定で、「MONOx2」を設定しているときは「INPUT 1」/「INPUT 2」のいずれかを選びます。

    • STEREO/MONOの設定で、「STEREO」を設定しているときは「INPUT 1&2」を選びます。

    • STEREO/MONOの設定で、「MONO(INPUT 1)」を設定しているときは「INPUT 1」を選びます。

  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「ローカット」を選択して、(操作キー4)で決定する

  5. (操作キー2)/(操作キー3)でカットする周波数を選択して、(操作キー4)で決定する

    低域カットはオフ/80 Hz/160 Hz/240 Hzの内から選んで設定できます。

出力設定をする

ヘッドフォンや外部機器への出力設定をします。

外部機器と接続するときは外部機器の⼊力ゲインを最小にし、外部機器の外部マイク端子とH1 XLRのPHONE/LINE OUT端子をオーディオケーブルで接続してください。

HINT

外部機器への出力が不要なときは、接続ケーブルをPHONE/LINE OUT端子から外しておくと、電池持続時間を長くすることができます。

出力レベルの調節方法を変更する

PHONE/LINE OUT端子から出力される外部機器への出力レベルの調節方法を変更します。

外部機器と接続する場合など(VOLUME)操作で⾳量が変わってほしくない場⾯では、「固定」を選択すると「固定レベルを調節する」で設定した一定のレベルで音声を出力できます。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「出力設定」を選択して、(操作キー4)で決定する

  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「音量制御」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で出力レベルの調節方法を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    ノブ有効出力レベルを(VOLUME)で調節します。
    固定(VOLUME)の調節を無効にします。

    出力レベルは「固定レベルを調節する」で調節します。

    NOTE

    スピーカーの音量は本設定に関わらず(VOLUME)で調節できます。

固定レベルを調節する

「音量制御」で「固定」を選択した場合の出力レベルを調節します。(→出力レベルの調節方法を変更する

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「出力設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「固定レベル」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で固定レベルを調節して、(操作キー4)で決定する

    設定値が画面に表示されます。

    HINT

    -40 ~ +40の範囲で調節できます。

  5. H1 XLRからテストトーンを出力して出力レベルを調節するときは(PLAY/PAUSEキー)を押す

    外部機器のオーディオメーター(レベルメーター)を確認しながら、音声信号のレベルが-20 dB程度になるように、外部機器の⼊⼒ゲインを調節します。

    HINT

    テストトーンは、1 kHz -20 dBFSのサイン波です。

  6. 外部機器の入力ゲイン調節が終わったら、(PLAY/PAUSEキー)を押す

    テストトーンの再生を終了します。

    NOTE
    • 外部機器の操作方法については、使用する外部機器の取扱説明書を参照してください。

    • 外部機器のオートゲインコントロール機能がオンになっている場合は、オフにしてください。

    • ここで調節したレベルは、録音される音声とUSB端子から出力される音声のレベルには影響しません。

録音する

⼊力音をモニターする

ヘッドフォンなどを使⽤して⼊力音をモニターし、⾳量を調節します。

  1. ヘッドフォンなどをPHONE/LINE OUT端子に接続する
  2. (VOLUME)で⾳量を調節する

    音量調節中はディスプレイに音量が表示されます。

    NOTE
    • PHONE/LINE OUT端子からの出⼒⾳量は、ミキサー画面での音量調節によっても変化します。ヘッドフォンの音量調節は、⼊⼒のミックスレベルを調節した後で⾏ってください。(→入力音のバランスを調節する

    • PHONE/LINE OUT端⼦に何も接続していない状態で(VOLUME)を操作した場合、スピーカーの⾳量が変化します。

    • 内蔵スピーカーは録音時のモニタリングには使用できません。

    • 「音量制御」を「固定」に設定している場合は、(VOLUME)で音量調節できません。(VOLUME)で音量調節するには「音量制御」を「ノブ有効」に設定してください。(→出力設定をする

    HINT
    • ヘッドフォンでのモニターが不要なときは、ヘッドフォンをPHONE/LINE OUT端子から外しておくと、電池持続時間を長くすることができます。

    • 各入力の音量を個別に調節することもできます。(→入力音のバランスを調節する

入力音のバランスを調節する

H1 XLRはミキサー画面で入力音のバランスを調節することができます。また、入力音の⾳量をレベルメーターで確認することができます。

  1. ホーム画面(MIXERキー)を押す

    ミキサー画面が表示されます。

    • STEREO/MONOの設定で、「MONOx2」を設定しているときはINPUT 1と2それぞれの音量が表示されます。

    • STEREO/MONOの設定で、「STEREO」を設定しているときはINPUT1と2のステレオ音声の音量が表示されます。

    • STEREO/MONOの設定で、「MONO(INPUT 1)」を設定しているときはINPUT 1の音量が表示されます。

  2. STEREO/MONOの設定で、「MONOx2」を設定しているときのみ、(操作キー2)/(操作キー3)で音量を調節したい入力を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で音量を調節して、(操作キー4)で決定する

    調節した音量が確定します。

  4. 手順2、3を繰り返して、全体の音量バランスを調節する

    調節が終わったら(操作キー1)を押すと、ホーム画面に戻ります。

    NOTE
    HINT

    音量は、「Mute」または-64 ~ +40の範囲で調節できます。

録音の設定をする

サンプルレートを設定する

録⾳するファイルのサンプルレートを設定します。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「録音設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「サンプルレート」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)でサンプルレートを選択して、(操作キー4)で決定する

    以下のサンプルレートから選択できます。

    44.1 kHz/48 kHz/96 kHz

    NOTE

    録⾳可能なビット深度は32-bit float のみになります。

時間をさかのぼって録音する(プリ録音)

⼊力信号を常に一定時間蓄えておくことにより、(RECキー)操作によって録⾳開始した時点から2秒までさかのぼって録音(プリ録音)できます。

(RECキー)スイッチ操作が遅れてしまった場合などに役に立ちます。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「録音設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「プリ録音」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「オン」を選択して、(操作キー4)で決定する
    NOTE

録音開始トーンを有効にする

録⾳開始時に、PHONE/LINE OUT端子から0.5秒間のトーン信号(録音開始トーン)を鳴らすことができます。

録音開始トーンは録音ファイルにも書き込まれるため、動画の音声をH1 XLRで録音する場合、カメラ側にH1 XLRの出力信号を⼊力しておくことで、動画との位置合わせが簡単になります。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「録音設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「録音開始トーン」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で録音開始トーンの音量を選択して、(操作キー4)で決定する

    以下の音量から選択できます。

    オフ/-40 dB/-20 dB

    「オフ」を選択すると、録音開始トーンは再生されません。

  5. カメラの入力端子とH1 XLRのPHONE/LINE OUT端子をステレオミニジャックケーブルで接続する
    NOTE
    • カメラに接続したヘッドフォンなどで入⼒音をモニターしている場合は、⾳量に注意してください。

    • プリ録音との併用はできません。録音開始トーンを設定すると、プリ録音は無効になります。(→時間をさかのぼって録音する(プリ録音)

セルフタイマーを設定する

(RECキー)を押してから設定した時間が経過すると、⾃動的に録⾳を開始します。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「録音設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「セルフタイマー」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で、録⾳開始までの時間を設定して、(操作キー4)で決定する

    以下の時間から選択できます。

    オフ/3秒/5秒/10秒

  5. (MENUキー)を押す

    ホーム画面が表示されます。

  6. (RECキー)を押す

    カウントダウンが始まります。

    カウントダウン(秒)

    手順4で設定した時間が経過すると録音を開始し、録音するファイルのファイル名が表示された後、録音画面が表示されます。(→録音する

    NOTE

    プリ録⾳との併⽤はできません。セルフタイマーを設定すると、プリ録⾳は無効になります。(→時間をさかのぼって録音する(プリ録音)

    HINT
    • カウントダウン中に(RECキー)を押すと、すぐに録⾳を開始できます。

    • カウントダウン中に(STOPキー)を押すと、カウントダウンを中⽌することができます。

録音開始タイマーを設定する

設定した時間が経過すると、⾃動的に録⾳を開始します。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「録音設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「録⾳開始タイマー」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で録⾳開始までの時間を選択する

    1分〜60分の間で設定できます(1分単位)。

  5. (操作キー4)でタイマーを開始する

    カウントダウンが始まり、RECインジケーターが点滅します。

    カウントダウン(分:秒)

    カウントダウンが終わると録音を開始し、録音するファイルのファイル名が表示された後、録音画面が表示されます。

    NOTE

    録⾳開始タイマー使⽤時は、プリ録⾳、セルフタイマーは使⽤できません。(→時間をさかのぼって録音する(プリ録音)セルフタイマーを設定する

    HINT
    • カウントダウン中に(RECキー)を押すと、すぐに録⾳を開始できます。

    • カウントダウン中に(STOPキー)を押すと、カウントダウンを中⽌することができます。

録⾳ファイル名の形式を設定する

録⾳ファイル名の形式を設定します。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「録音設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「録音ファイル名」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)でファイル名の付け方を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    ZOOM****「ZOOM****.WAV」(****は0001から始まる連番)という形式でファイル名が付けられます。

    例:「ZOOM0001.WAV」

    日付-時刻「年月日-時分秒」という形式でファイル名が付けられます。

    例:2024年1月15日9時25分30秒に録音開始した場合「240115-092530.WAV」

    NOTE

    「日付-時刻」に設定した場合、ファイル名に付けられる「年月日」は、「日時形式」の設定に従います。(→⽇付形式を設定する

録音時の時間表⽰を設定する

録⾳時に、録⾳経過時間を表示するか、残りの録音可能時間を表示するかを選択することができます。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「録音設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「録音カウンター」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で表示させたい時間を選択して、(操作キー4)で決定する
    項目名説明
    録⾳経過時間現在の録音経過時間を表示します。
    録音可能時間残りの録音可能時間を表⽰します。

    録音経過時間/録音可能時間は、録音中に画面上部に表示されます。

録音ファイルにメタデータ(iXMLチャンク)を書き込む

さまざまな関連情報(メタデータ)が記録されるiXMLチャンクを、録音するファイルに書き込むことができます。(→WAVファイルのiXMLチャンクに埋め込まれるメタデータ

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「録音設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「メタデータ(iXML)」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で設定項目を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    書き込む録音ファイルにメタデータ(iXMLチャンク)を追加します。
    オフ録音ファイルにメタデータ(iXMLチャンク)を追加しません。
    NOTE

    アプリケーションによっては、情報が埋め込まれたファイルを扱えないものもあります。お使いのアプリケーションでファイルに関する問題が生じた場合、メタデータの書き込み設定をオフにすると状況が改善することがあります。

現在の日付/時刻と次に録音されるファイル名を確認する

現在の日付/時刻と次に録⾳されるファイル名を確認することができます。

  1. ホーム画面(STOPキー)を長押しする

    (STOPキー)を押している間は、現在の日付/時刻と次に録音されるファイル名が表示されます。

    現在の日付/時刻
    次に録音されるファイル名

    (STOPキー)を離すとホーム画面に戻ります。

録音する

  1. ホーム画面(RECキー)を押す

    RECインジケーターが赤く点灯し、ディスプレイに録音するファイルのファイル名が表示され、録音を開始します。

    録音中は録音経過時間または録音可能時間が表示されます。(→録音時の時間表⽰を設定する

    NOTE

    ファイル名は「録⾳ファイル名の形式を設定する」で設定した形式となります。

    ファイル名について詳しくは「録音ファイル名について」を参照してください。

  2. 停⽌するには(RECキー)または(STOPキー)を押す

    (電源/HOLDスイッチ)を「HOLD」側(INPUT 1/INPUT 2端子側)にスライドすることで、録音中の誤操作を防止することができます。(→誤操作を防止する(ホールド機能)

    NOTE

    録⾳中にファイルサイズが2GBを超えたときは、新しいファイルが⾃動的に作成され録⾳は継続されます。このとき、2つのファイル間に音飛びは発生しません。

    HINT
    • 録音中に(MARKERキー)を押すことでマークを付加することができます。(→録音中にマークを付加する

      マークは1ファイルに最大99個つけられます。

    • 録⾳中は⼀定時間ごとにファイルが⾃動保存されます。録音中に電源遮断などの問題が発生した場合でも、再度電源をONにすることで、正常なファイルとして復帰させることができます。

    • 録⾳中に(PLAY/PAUSEキー)を押すことで録⾳を⼀時停⽌することができます。録⾳を再開するときには再度(PLAY/PAUSEキー)を押します。

      ⼀時停⽌した箇所には⾃動的にマークが付加されます。

録音中にマークを付加する

録音中のファイルにマークを付加することができます。

付加したマークは再生画面に表示され、(REWキー)/(FFキー)でマークを付けた場所に再生位置を移動できます。

  1. 録音中に(MARKERキー)を押す

    現在の録音経過時間の位置にマークが付加されます。

    NOTE
    • 1つのファイルに対してマークは最大99個まで付加できます。

    • マークの削除は再⽣画⾯で⾏います。(→マークを削除する)

録音中のファイルをゴミ箱(Trashフォルダー)に移動する

録⾳中のファイルをゴミ箱に移動することができます。録⾳が失敗したなと感じた場合などに便利な機能です。

  1. 録⾳中に(Trashキー)を押す
  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「録音取消」を選択して、(操作キー4)で決定する

    録⾳を停止し、録音中のファイルはゴミ箱へ移動されます。(→H1 XLRのフォルダー・ファイル構成

    「戻る」を選択して(操作キー4)で決定すると、操作をキャンセルし録音を続けます。

    NOTE
    • ゴミ箱に移動したファイルはSDカードに作成されたTrashフォルダー内に保存されていますが、H1 XLRでファイル情報を確認したり再⽣することはできません。パソコンまたはスマートフォン/タブレットに接続して、パソコンまたはスマートフォン/タブレットで確認、再生を行ってください。(→パソコンなどにファイルを転送する

    • ゴミ箱内のファイルは、まとめて削除することができます。(→ゴミ箱(Trashフォルダー)のファイルを削除する

再生する

再生する

  1. ホーム画面(PLAY/PAUSEキー)を押す

    ディスプレイに再生画面が表示され、最後に録音したファイルの再生を開始します。

    (VOLUME)でヘッドフォンまたはスピーカーの音量を調節します。

    再生するファイルは、ファイルリスト画面で選択できます。(→再生するファイルを選択する(ファイルリスト画面)

    NOTE

    「音量制御」を「固定」に設定している場合は、(VOLUME)でヘッドフォンの音量調節ができません。(VOLUME)で音量調節するには「音量制御」を「ノブ有効」に設定してください。(→出力レベルの調節方法を変更する

  2. (STOPキー)を押す

    再⽣を停止し、先頭に戻ります。

    もう一度(STOPキー)を押すと、ホーム画面に戻ります。

再生するファイルを選択する(ファイルリスト画面)

ファイルリスト画⾯を表示して、再⽣するファイルを選択することができます。

  1. 再生画面(FFキー)を押す

    ファイルリスト画面が表示されます。

    HINT
    • 再生位置より先にマークがある場合は、(REWキー)を押すとマークの位置に再生位置を移動します。

    • ファイルの先頭付近で(REWキー)を押してファイルリスト画面を表示することもできます

  2. (操作キー2)/(操作キー3)でファイルを選択し、(PLAY/PAUSEキー)を押す

    再生画面が表示され、選択したファイルを再生します。

    HINT

ファイルの音量を最適化する(ノーマライズ)

ノーマライズ処理を行うと、録音レベルの大きさにかかわらず、再生音量をそろえることができます。

ノーマライズとは、⾳声データの最⼤⾳量を読み取って、⾳が歪まない範囲で⾳量をそろえる機能です。

  1. ノーマライズ処理をしたいファイルの再生画面(操作キー1)を押す

    再生オプション画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「ノーマライズ」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「実行」を選択して、(操作キー4)で決定する

    ノーマライズが終了すると「完了」が表示され、再生画面に戻ります。

    「キャンセル」を選択して(操作キー4)で決定すると、操作をキャンセルします。

    NOTE
    • ノーマライズ処理したファイルは32-bit形式のまま保存され、そのままH1 XLRで再⽣できます。

    • ノーマライズ処理したファイルは、ファイル名の末尾に「_NORM」が付加され、新しいファイルとして保存されます。

    • 長時間録音を行い複数のファイルに分かれて録音された場合は、一連のファイルの最大音量に従い音量が調節されます。

ファイルの形式を変更して書き出す(エクスポート)

H1 XLRで録⾳可能な形式は32-bit floatのみですが、録⾳済みのファイルを別の形式に変換して書き出すことができます。

パソコンやスマートフォン/タブレットにH1 XLRで録⾳したファイルを取り込む際に、お使いのアプリケーションが32-bit float形式に対応していない場合などに便利です。

また、ノーマライズ処理を行なって録⾳ファイルの⾳量を最適化することもできます。

  1. エクスポートしたいファイルの再生画面(操作キー1)を押す

    再生オプション画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「エクスポート」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)でビット深度を選択して、(操作キー4)で決定する

    以下の形式から選択できます。

    16-bit/24-bit

  4. (操作キー2)/(操作キー3)でノーマライズ設定を選択して、(操作キー4)で決定する

    「オン」を選択すると、書き出し時にノーマライズ処理を行います。

    NOTE

    ノーマライズとは、⾳声データの最⼤⾳量を読み取って、⾳が歪まない範囲で⾳量をそろえる機能です。データ上⼀番⼤きい⾳(ピーク)が歪まない最⼤まで⾳量が調節されます。

  5. (操作キー2)/(操作キー3)で「実行」を選択して、(操作キー4)で決定する

    「キャンセル」を選択して(操作キー4)で決定すると、操作をキャンセルします。

    エクスポート実行中にキャンセルする場合は、(操作キー1)を押し、(操作キー2)/(操作キー3)で「エクスポート取消」を選択し、(操作キー4)で決定します。

  6. エクスポートが終了し「完了」が表示されたら、(操作キー1)を押す

    再生画面に戻ります。

    NOTE
    • エクスポートによって作成されたファイルは 「××_△△_□□.WAV」という名前でExportフォルダ内に保存されます。

      • ××:エクスポート処理したファイル名

      • △△:ビット深度(16(16-bit選択時)/24(24-bit選択時))

      • □□:ノーマライズ設定(NORM(ノーマライズオン時)/なし(ノーマライズオフ時))

    • Exportフォルダー内のファイルをH1 XLRで再生することはできません。

録音したファイルにマークを付加/削除する

録音したファイルにマークを付加することができます。

付加したマークは再生画面に表示され、(REWキー)/(FFキー)でマークを付けた場所に再生位置を移動できます。

マークを付加する

  1. マークを付加したいファイルの再生画面(操作キー1)を押す

    再生オプション画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「マーク」を選択して、(操作キー4)で決定する

    マーク操作画面が表示されます。

  3. (PLAY/PAUSEキー)、(FFキー)、(REWキー)、(操作キー2)、(操作キー3)でマークを付加したい位置に再生位置を移動させ、(操作キー4)で決定する
    現在の再生位置

    現在の再生位置にマークが付加されます。

  4. (操作キー1)を押す

    再生オプション画面に戻ります。

    NOTE

    1つのファイルに対してマークは最大99個まで付加できます。

    HINT

    手順3で再生中に(操作キー4)を選択すると、再生しながら続けてマークを付加することができます。

マークを削除する

  1. マークを削除したいファイルの再生画面(操作キー1)を押す

    再生オプション画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「マーク」を選択して、(操作キー4)で決定する

    マーク操作画面が表示されます。

  3. (FFキー)、(REWキー)で削除したいマークの位置に再生位置を移動させ、(操作キー4)で決定する

    マークの位置に移動すると、画面上の(「MARK」アイコン)が(「×MARK」アイコン)に変わります。

    削除したいマークの位置
  4. (操作キー1)を押す

    再生オプション画面に戻ります。

指定した範囲を繰り返し再生する(A-Bリピート)

指定した2点間を繰り返し再⽣できます。

  1. 繰り返し再生を設定したいファイルの再生画面(操作キー1)を押す

    再生オプション画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「A-B/再生速度」を選択して、(操作キー4)で決定する

    A-Bリピート/再生速度操作画面が表示されます。

  3. (PLAY/PAUSEキー)を押して再生する、または(REWキー)/(FFキー)を長押ししてリピート再生を開始したい位置に移動し、(操作キー4)で決定する(A点)

    設定した位置に「」と表示されます。

  4. (REWキー)/(FFキー)を長押ししてリピート再⽣を終了したい位置に移動し、(操作キー4)で決定する(B点)

    設定した位置に「」と表⽰され、A-B間が繰り返し再⽣されます。

  5. 設定が終わったら、(操作キー1)を押す

    再生オプション画面に戻ります。

    NOTE

    A-Bリピート設定をキャンセルしたい場合、または設定を変更したい場合は、(操作キー4)を押すと設定をリセットすることができます。

    HINT

    再生中にA点(再生開始地点)やB点(再生終了地点)を移動するとリアルタイムで再生開始/終了位置が分かるため、再生音を確認しながら設定が行えます。

再生速度を変更する

再⽣速度を変更できます。

  1. 再生速度を設定したいファイルの再生画面(操作キー1)を押す

    再生オプション画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「A-B/再生速度」を選択して、(操作キー4)で決定する

    A-Bリピート/再生速度操作画面が表示されます。

  3. (操作キー2)/(操作キー3)で再生速度を設定する

    以下の速度から選択できます。

    ×0.50(1/2倍速)/×0.75/×1.00(通常)/×1.50(1.5倍速)/×2.00(2倍速)

  4. 設定が終わったら、(操作キー1)を押す

    再生オプション画面に戻ります。

ファイルの情報を確認する

再生中のファイルの各種情報を確認します。

  1. 情報を確認したいファイルの再生画面(操作キー1)を押す

    再生オプション画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「情報」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で各種情報を確認する
    ファイルが作成された日付/時刻ファイルのフォーマットファイルの長さ
  4. (操作キー1)を押す

    再生オプション画面に戻ります。

再生中のファイルをゴミ箱(Trashフォルダー)に移動する

再生中のファイルをゴミ箱に移動することができます。

  1. ゴミ箱に移動したいファイルの再生画面(操作キー4)を押す
  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「ゴミ箱に移動する」を選択して、(操作キー4)で決定する

    再生中のファイルがゴミ箱へ移動されます。(→H1 XLRのフォルダー・ファイル構成

    移動が終了すると「完了」が表示され、再生画面に戻ります。

    「キャンセル」を選択して(操作キー4)で決定すると、操作をキャンセルします。

    NOTE
    • ゴミ箱に移動したファイルはSDカードに作成されたTrashフォルダー内に保存されていますが、H1 XLRでファイル情報を確認したり再⽣することはできません。パソコンまたはスマートフォン/タブレットに接続して、パソコンまたはスマートフォン/タブレットで確認、再生を行ってください。(→パソコンなどにファイルを転送する

    • ゴミ箱内のファイルは、まとめて削除することができます。(→ゴミ箱(Trashフォルダー)のファイルを削除する

    HINT

    再生オプション画面で「ゴミ箱に移動する」を選択して、ファイルをゴミ箱に移動することもできます。

連続再⽣を設定する(リピート設定)

ファイルの再⽣が終了したとき、連続して次のファイルを再⽣するように設定できます。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「リピート設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)でリピート設定を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    1ファイル再生ファイルの再⽣が終わると停⽌します。
    全ファイル再生ファイルの再⽣が終わると次のファイルを連続して再⽣します。

    ファイル名順にファイルを再⽣し、最後のファイルを再⽣した後、停⽌します。

    1ファイルリピートファイルの再⽣が終わると、同じファイルを繰り返し再⽣します。
    全ファイルリピートファイルの再⽣が終わると次のファイルを連続して再⽣します。

    ファイル名順にファイルを再⽣し、最後のファイルを再⽣した後、先頭のファイルに戻って再⽣します。

ファイルを管理する

H1 XLRで作成されたファイルはmicroSDカードに保存されます。

microSDカード内の録音ファイルを確認したり削除をすることができます。

H1 XLRのフォルダー・ファイル構成

フォルダー・ファイル構成

H1 XLRで録音すると、microSDカードに次のようなファイルが作成されます。

録音ファイル
H1 XLRで録音したファイルはmicroSDカードに保存されます。

録音ファイル名については「録音ファイル名について」を参照してください。

ステレオ/モノラル設定が「STEREO」に設定されている場合はステレオファイルが作成されます。「MONOx2」/「MONO(INPUT 1)」に設定されている場合はモノラルファイルが作成されます。(→ステレオ/モノラルを変更する

「MONOx2」の場合、INPUT 1または2の音声が録音されたファイルは、ファイル名の末尾がそれぞれ「_Tr1」または「_Tr2」になります。

Exportフォルダー
ファイルのエクスポートを実行すると作成されます。エクスポートにより書き出されたファイルはExportフォルダー内に保存されます。(→ファイルの形式を変更して書き出す(エクスポート)
Exportファイル
Trashフォルダー
H1 XLRにSDカードを挿入することで自動的にTrashフォルダーが作成されます。Trashフォルダーに移動する操作を⾏ったファイルはTrashフォルダー内に保存されます。(→録音中のファイルをゴミ箱(Trashフォルダー)に移動する再生中のファイルをゴミ箱(Trashフォルダー)に移動する

また、Trashフォルダー内のファイルは、まとめて削除することができます。(→ゴミ箱(Trashフォルダー)のファイルを削除する

録音ファイル名について

ファイル名は「録⾳ファイル名の形式を設定する」で設定した形式で記録されます。

ファイル名の例説明
「録音ファイル名」を「ZOOM****」に設定しているとき

連番
0001から始まる連番でファイル名が付けられます。
「録音ファイル名」を「日付-時刻」に設定しているとき

日付
録音した日付が数値で記録されます。

数値は「⽇付形式を設定する」で設定した順番となります。

時間
時、分、秒の数値で記録されます。
NOTE

ファイルサイズが2GBを超えると、自動的に新しいファイルが作成され録音が継続されます。このとき新しく作成されるファイルの名前は、継続時の「日付-時間」の数値となります。

オーディオインターフェースとして使用する

H1 XLRへの⼊⼒信号をパソコンまたはスマートフォン/タブレットに送ることができ、パソコンまたはスマートフォン/タブレットの再⽣信号をH1 XLRから出⼒することができます。

また、H1 XLRをオーディオインターフェースとして使用中もH1 XLRで録音することができます。

Macまたはスマートフォン/タブレットで使用する場合、ドライバは必要ありません。

Windowsで使用する場合はドライバが必要です。

Windowsの場合

  1. zoomcorp.com/help/h1xlrからパソコンに「H1 XLR Driver」をダウンロードする
    NOTE

    最新の「H1 XLR Driver」は上記WEB サイトからダウンロードできます。

  2. インストーラーを起動して、指示に従って「H1 XLR Driver」をインストールする
    NOTE

    詳細なインストール手順については、ドライバパッケージに同封されている「InstallationGuide」を参照してください。

パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続する

  1. H1 XLRとパソコンまたはスマートフォン/タブレットをUSBケーブル(Type-C)で接続する
    スマートフォン/タブレット(USB Type-C)
    スマートフォン/タブレット(Lightning)
    パソコン(Windows/Mac)
    NOTE
    • データ転送に対応したUSBケーブルをご使用ください。

    • Lightning コネクタを搭載したiPhone/iPadと接続するには、Lightning - USB 3カメラアダプタが必要です。

    • Type-C - Lightningケーブルでは接続できません。

  2. ホーム画面で、(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「USB」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「オーディオ I/F」を選択して、(操作キー4)で決定する
  5. (操作キー2)/(操作キー3)でサンプルレートとビット数を選択して、(操作キー4)で決定する

    以下のサンプルレート/ビット数から選択できます。

    44.1kHz/16bit、48kHz/16bit、44.1kHz/32-bit float、48kHz/32-bit float

  6. (操作キー2)/(操作キー3)で電源を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    USBUSBバスパワーで電源が供給されます。
    電池本体の電池を使用します。
    NOTE
    • 「USB」を選択するとパソコンからUSBケーブルを通して電源が供給されますが、パソコンのUSBバスパワー給電能力によっては、バスパワーで動作できない場合があります。その場合は「電池」を選択して電池で動作させて接続してください。

    • 「電池」を選択すると外部機器からの電源供給はせずにH1 XLRに⼊れた電池での駆動になります。

  7. パソコンまたはスマートフォン/タブレットでアプリケーションを起動し、「オーディオ」または「入出力」デバイスとしてH1 XLRを選択する
    NOTE
    • パソコンの「サウンド」の設定でH1 XLRが選択できない場合も、32-bit float形式に対応しているアプリケーションの「オーディオ」または「入出力」デバイスとしてH1 XLRを選択することで32-bit float形式のオーディオインターフェースとして使用できます。

    • アプリケーションの操作方法については、各アプリケーションの取扱説明書を参照してください。

入力音声をミュートする

オーディオインターフェース機能使用中に入力音声を一時的にミュートして、パソコンやスマートフォン/タブレットに音声を送らないようにすることができます。

  1. ホーム画面(オーディオインターフェース機能使用中)で(PLAY/PAUSEキー)を押す

    MUTE画面が表示され、パソコンやスマートフォン/タブレットへの出力がミュートされます。

  2. ミュート中に(PLAY/PAUSEキー)を押す

    ミュートが解除され、元の画面に戻ります。

NOTE

入力音がミュートされるため、録音される音声とPHONE/LINE OUT端子から出力されるモニター音声も同様にミュートされます。

入力設定やモニター調整をする

H1 XLRをオーディオインターフェースとして使用する場合は、レコーダーとしての使用時と同様の入力設定やモニター調整ができます。

以下の参照先をご覧になり、入力設定やモニター調整を行なってください。

参照先説明
プラグインパワーを使用するプラグインパワーに対応しているマイクをMIC/LINE IN端子に接続する場合の設定を行います。
ファンタム電源を設定するINPUT 1、2はファンタム電源に対応し、+48 Vの電源を供給できます。ファンタム電源が必要なコンデンサーマイクを接続したときは、ファンタム設定をONにしてください。

各入力ごとにON/OFFできます。

ノイズを軽減する(低域カット)低域をカットして、⾵雑音やボーカルのポップノイズなどを軽減できます。

各入力ごとに設定できます。

⼊力音をモニターするヘッドフォンなどを使⽤して⼊力音をモニターし、⾳量を調節します。
入力音のバランスを調節するミキサー画面で⼊⼒⾳のモニターバランスを調整することができます。また、⼊⼒⾳やそれらがステレオミックスされた信号の⾳量をレベルメーターで確認することができます。

USBオーディオ設定を行う

H1 XLRをオーディオインターフェイスとして使用するときのモニター音や、パソコンやスマートフォン/タブレットに送る信号の設定ができます。

ダイレクトモニターを設定する

H1 XLRの入力音をパソコンやスマートフォン/タブレットを経由せずに、H1 XLRから出力します。

これにより遅延のないモニタリングが可能です(ダイレクトモニター機能)。

  1. オーディオインターフェースモード使用時のホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「USBオーディオ設定」を選択して(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「ダイレクトモニター」を選択して(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「オン」を選択して(操作キー4)で決定する

ループバックを設定する

パソコンやスマートフォン/タブレットの再生音とH1 XLRへの入力音をミックスして、もう一度パソコンやスマートフォン/タブレットに送る(ループバック)ことができます。

パソコンで再生した音楽にナレーションをつけてパソコンで録音したり、ストリーム配信することができます。

  1. オーディオインターフェースモード使用時のホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「USBオーディオ設定」を選択して(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「ループバック」を選択して(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「オン」または「オフ」を選択して(操作キー4)で決定する

    「オン」を選択すると、ループバック機能がONになります。

オーディオインターフェースとして使用しながらH1 XLR本体にも録音する場合は

オーディオインターフェースとして使用しながらH1 XLR本体にも録音することができます。その場合は、レコーダーとしての使用時と同様の録音設定ができます。

以下の参照先をご覧になり、録音設定を行ってください。

参照先説明
時間をさかのぼって録音する(プリ録音)⼊力信号を常に一定時間蓄えておくことにより、(RECキー)操作によって録⾳開始した時点から最大2秒までさかのぼって録音(プリ録音)できます。
ミキサー画面で入力音のバランスを調節する 」ミキサー画面で入力音のバランスを調節することができます。また、入力音の⾳量をレベルメーターで確認することができます。
録音開始トーンを有効にする録⾳開始時に、PHONE/LINE OUT端子から0.5秒間のトーン信号(録音開始トーン)を鳴らすことができます。
録音ファイルにメタデータ(iXMLチャンク)を書き込むさまざまな関連情報(メタデータ)が記録されるiXMLチャンクを、録音するファイルに書き込むことができます。
HINT

(PLAY/PAUSEキー)を押すと、入力音声をミュートします。(→入力音声をミュートする

NOTE

録音ファイルのサンプルレートは、メニュー画面の「USB」から「オーディオ I/F」を選択した後に選択する「44.1kHz/16bit」、「48kHz/16bit」、「44.1kHz/32-bit float」、「48kHz/32-bit float」のいずれかのサンプルレートとなります。ビット深度は32-bit floatです。

パソコンまたはスマートフォン/タブレットとの接続を解除する

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「オーディオ I/F 終了」を選択して、(操作キー4)で決定する

パソコンなどにファイルを転送する

H1 XLRをパソコンまたはスマートフォン/タブレットに接続して、microSDカード内のファイルの確認や移動ができます。

パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続する

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「USB」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「ファイル転送」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で電源を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    USBパソコンに接続するときに選択します。
    電池スマートフォン/タブレットに接続するときに選択します。

    ファイル転送画面が表示されます。

    NOTE
    • 「USB」を選択するとパソコンからUSBケーブルを通して電源が供給されますが、パソコンのUSBバスパワー給電能力によっては、バスパワーで動作できない場合があります。その場合は「電池」を選択して電池で動作させて接続してください。

    • 「電池」を選択すると外部機器からの電源供給はせずにH1 XLRに⼊れた電池での駆動になります。

  5. H1 XLRとパソコンまたはスマートフォン/タブレットをUSB ケーブル(Type-C)で接続する
    スマートフォン/タブレット(USB Type-C)
    スマートフォン/タブレット(Lightning)
    パソコン(Windows/Mac)
    NOTE
    • データ転送に対応したUSBケーブルをご使用ください。

    • Lightning コネクタを搭載したiPhone/iPadと接続するには、Lightning - USB 3カメラアダプタが必要です。

  6. パソコンまたはスマートフォン/タブレットでmicroSDカードに保存されているファイルを操作する

パソコンまたはスマートフォン/タブレットとの接続を解除する

  1. パソコンまたはスマートフォン/タブレット側で接続を解除する
    • Windows の場合:

      「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」でH1 XLRを選択する。

    • macOS の場合:

      H1 XLRのアイコンをゴミ箱にドラッグ&ドロップする。

    • スマートフォン/タブレットの場合:

      各機器の取扱説明書を参照してください。

  2. (操作キー1)を押す

    確認画面が表示されます。

  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「ファイル転送終了」を選択して、(操作キー4)で決定する

    ホーム画面に戻ります。

microSDカードを管理する

microSDカードを初期化する

microSDカードの性能を最大限に発揮させるため、H1 XLR用に初期化します。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「SDカード」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「SDフォーマット」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「実行」を選択して、(操作キー4)で決定する

    microSDカードが初期化されます。

    NOTE
    • (RECキー)を押しながら電源を入れることで、microSDカードを初期化する画面を表示することもできます。

    • 新しく購入したmicroSD カードや他の機器で使用していたmicroSD カードは、性能を最大限に発揮するために必ずフォーマットしてください。

    • microSDカードを初期化すると、全てのデータが消去されますのでご注意ください。

microSDカードをテストする

microSDカードの書き込み速度が、H1 XLRで録音したデータを保存するのに問題ない性能かテストします。

短時間で行うクイックテストと、microSDカードの全領域を検査するフルテストがあります。

クイックテストを行う

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「SDカード」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「クイックテスト」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「実行」を選択して、(操作キー4)で決定する

    カードの性能テストが始まります。

    テストが終了すると、判定結果が表示されます。

    NOTE

    性能テスト判定が「OK」になっても書き込み不良が起きないことを保障するものではありません。あくまで目安として考えてください。

    HINT

    テストの途中、(操作キー1)を押してテストを中止することができます。

フルテストを行う

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「SDカード」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「フルテスト」を選択して、(操作キー4)で決定する

    フルテストに必要な所要時間が表示されます。

  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「実行」を選択して、(操作キー4)で決定する

    カードの性能テストが始まります。

    テストが終了すると、判定結果が表示されます。

    アクセスレートMAXが100%になるとNGになります。

    NOTE

    性能テスト判定が「OK」になっても書き込み不良が起きないことを保障するものではありません。あくまで目安として考えてください。

    HINT

    (操作キー4)でテストを一時中断、(操作キー4)で再開することができます。

    テストの途中、(操作キー1)でテストを中止することができます。

ゴミ箱(Trashフォルダー)のファイルを削除する

ゴミ箱に移動したファイルを削除してゴミ箱を空にし、SDカードの空き容量を増やすことができます。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「SDカード」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「ゴミ箱を空にする」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「実行」を選択して、(操作キー4)で決定する

    ゴミ箱内のファイルがすべて削除されます。

    NOTE

    この操作は取り消すことができません。慎重に行ってください。

各種設定を行う

表示言語を設定する

H1 XLRの画面で表示される言語を変更することができます。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「システム設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「言語設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で表示したい言語を選択して、(操作キー4)で決定する
    HINT

    ご購⼊後や出荷時の状態に戻した後にはじめて電源をONにした場合は、ガイド音の設定後にこの画面が自動的に表示されます。

⽇時を設定する

ファイル名に付く⽇付や録⾳ファイルに記録される日時を設定します。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「システム設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「日付/時刻」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「日時設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  5. (操作キー2)/(操作キー3)で設定したい項目を選択して、(操作キー4)で決定する

  6. (操作キー2)/(操作キー3)で数値を変更して、(操作キー4)で決定する
  7. 手順5、6を繰り返して、日時を設定する
  8. すべての項目を設定したら、(操作キー2)/(操作キー3)で(画面上のOKボタン)を選択して、(操作キー4)で決定する
    HINT

    ご購⼊後や出荷時の状態に戻した後にはじめて電源をONにした場合は、日付形式の設定後にこの画面が自動的に表示されます。

⽇付形式を設定する

ファイル名に付く⽇付や録⾳ファイルに記録される日付形式を変更します。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「システム設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「日付/時刻」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「日付形式」を選択して、(操作キー4)で決定する
  5. (操作キー2)/(操作キー3)で日付形式を選択して、(操作キー4)で決定する

    設定される日付形式の具体例が、現在の日付設定で画面下部に表示されます。

    設定値説明
    YYMMDD年、⽉、⽇の順で表⽰します。
    MMDDYY月、日、年の順で表⽰します。
    DDMMYY日、月、年の順で表示します。
    HINT

    ご購⼊後や出荷時の状態に戻した後にはじめて電源をONにした場合は、表示言語の設定後にこの画面が自動的に表示されます。

ディスプレイの明るさを設定する

ディスプレイの表示が明るい場合や暗すぎて見づらい場合は、明るさ(輝度)を調節します。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「システム設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「ディスプレイ」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「画面の明るさ」を選択して、(操作キー4)で決定する
  5. (操作キー2)/(操作キー3)で画面の明るさを選択して、(操作キー4)で決定する

    設定値説明
    暗い常にディスプレイのバックライトは暗くなります。
    標準標準の明るさでディスプレイが点灯します。
    明るいディスプレイがより明るく点灯します。

ディスプレイの省電力設定をする

省電力のため、一定時間何も操作をしないとディスプレイのバックライトが暗くなるように設定できます。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「システム設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「ディスプレイ」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「省電力設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  5. (操作キー2)/(操作キー3)で「省電力タイマー」を選択して、(操作キー4)で決定する

  6. (操作キー2)/(操作キー3)で省電力タイマーの設定を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    30秒、1分、3分、5分無操作のまま設定した時間が経過すると、ディスプレイのバックライトが暗くなります。
    オフディスプレイのバックライトは常に明るく点灯します。
    NOTE

    録音中に手順6で設定した時間が経過した場合、画面表示を消すこともできます。(→録⾳中に画⾯表⽰を消す

録⾳中に画⾯表⽰を消す

録⾳中に「ディスプレイの省電力設定をする」の「省電⼒タイマー」が有効になったとき、画⾯表⽰を消すことができます。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「システム設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「ディスプレイ」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「省電力設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  5. (操作キー2)/(操作キー3)で「録⾳時画⾯消灯」を選択して、(操作キー4)で決定する

  6. (操作キー2)/(操作キー3)で「オン」を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    オフ録⾳中は画⾯を消灯しません。
    オン録⾳中に⼀定時間操作がない場合画⾯を消灯します。

電池の種類を選択する

ディスプレイに電池残量を正確に表示するために、H1 XLRで使⽤する電池の種類を正しく選択します。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「システム設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「電源設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「電池タイプ」を選択して、(操作キー4)で決定する
  5. (操作キー2)/(操作キー3)で電池の種類を選択して、(操作キー4)で決定する

    設定値説明
    アルカリアルカリ乾電池
    ニッケル水素ニッケル水素蓄電池
    リチウムリチウム乾電池
    HINT

    ご購⼊後や出荷時の状態に戻した後にはじめて電源をONにした場合は、日時設定後に電池の種類の設定が表示されます。

電源を⾃動でOFFする時間を設定する

H1 XLRは操作をしない状態で一定時間が経過すると自動的に電源が切れるよう設定できます。

常に電源をONにしたい場合は、オートパワーオフの設定をOFFにしてください。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「システム設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「電源設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「オートパワーオフ」を選択して、(操作キー4)で決定する
  5. (操作キー2)/(操作キー3)で電源が切れるまでの時間を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    オフ電源が⾃動的に切れません。
    10分、60分、10時間操作をしない状態で設定した時間が経過すると、自動的に電源が切れます。
    NOTE

    以下の場合は、オートパワーオフの設定に関わらず自動的に電源は切れません。

    • 録音/再生中

    • H1 XLRをオーディオインターフェースとして使用中

    • H1 XLRのファイル転送機能を使用中

    • カードテストの実行中

    • ファームウェアアップデートの実行中

ガイド音(アクセシビリティ)

ガイド音を設定する(アクセシビリティ)

ディスプレイで選択中の設定項目名を音声で読み上げたり、エラーメッセージや録音開始/停止などを知らせるビープ音を鳴らすことができます。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「システム設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「アクセシビリティ」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「ガイド音」を選択して、(操作キー4)で決定する

  5. (操作キー2)/(操作キー3)で設定項目を選択して、(操作キー4)で決定する
    設定値説明
    ABC+ビープ

    (「ABC」はインストールした言語名が表示されます。)

    インストールした言語で設定項目を音声で読み上げ、エラーメッセージや録音開始/停止、音量変更などを知らせるビープ音を鳴らします。

    お買い上げ時は英語がインストールされていますが、お好みの言語をインストールして読み上げることができます。(→ガイド音をインストールする

    ビープのみエラーメッセージや録音開始/停止、音量変更などを知らせるビープ音を鳴らします。音声読み上げは行いません。
    オフガイド音をOFFにします。
    NOTE
    HINT
    • ご購⼊後はじめて電源をONにした場合は、この画面が自動的に表示されます。

ガイド音の音量を設定する

読み上げ音声やビープ音の音量を調節できます。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「システム設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「アクセシビリティ」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「音量」を選択して、(操作キー4)で決定する
  5. (操作キー2)/(操作キー3)で音量を選択して、(操作キー4)で決定する

    音量は小/中/大から選択できます。

    NOTE

    ここで決めた⾳量は最終的に(VOLUME)で調節されたものが反映されて出⼒されます。(VOLUME)で調整した音量も考慮して設定してください。

ガイド音の情報を確認する

アクセシビリティのガイド音として使用している言語やバージョンを確認することができます。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「システム設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「アクセシビリティ」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「バージョン情報」を選択して、(操作キー4)で決定する

    バージョン画面が表示され、アクセシビリティのガイド音として使用している言語やバージョンを確認することができます。

ガイド音をショートカット操作でON/OFFする

使用場面に応じて、ガイド音を即座にON/OFFできる機能です。

  1. ホーム画面で、(MENUキー)を長押しする

    ガイド音がONまたはOFFになります。

    ホーム画面切り替えを知らせるメッセージを表示します(ガイド音でも通知します)。

ガイド音をインストールする

お買い上げ時はガイド音の言語が英語になっております。

ガイド音をインストールすることで、言語の変更、アップデートを行うことができます。

ガイド音のインストールに必要な最新のアクセシビリティインストール用ファイルは ZOOMのWeb サイト(zoomcorp.com/help/h1xlr)からダウンロードできます。

H1 XLRのダウンロードページにある「H1 XLR アクセシビリティ・インストールガイド」に従ってください。

工場出荷時の状態に戻す

H1 XLRの設定を工場出荷時の状態に戻すことができます。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「システム設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「設定初期化」を選択して、(操作キー4)で決定する
  4. (操作キー2)/(操作キー3)で「実行」を選択して、(操作キー4)で決定する

    H1 XLRが工場出荷時の状態となり電源がOFFになります。

    NOTE

    設定初期化を実行すると、すべての設定が工場出荷時の設定に書き換えられます。この操作は慎重に行ってください。

ファームウェアを管理する

ファームウェアのバージョンを確認する

H1 XLRのファームウェアのバージョンを確認することができます。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「システム設定」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. (操作キー2)/(操作キー3)で「ファームウェア」を選択して、(操作キー4)で決定する

    ファームウェアのバージョンが表示されます。

ファームウェアをアップデートする

H1 XLRのファームウェアを、最新のバージョンにアップデートできます。

最新のファームウェアアップデート用ファイルは ZOOMのWeb サイト(zoomcorp.com/help/h1xlr)からダウンロードできます。

H1 XLRのダウンロードページにある「H1 XLR ファームウェア・アップデートガイド」に従ってください。

H1 XLRの最新情報を確認する

H1 XLRのディスプレイ上に、製品に関するヘルプの2次元コードを表示することができます。

  1. ホーム画面(MENUキー)を押す

    メニュー画面が表示されます。

  2. (操作キー2)/(操作キー3)で「ヘルプ」を選択して、(操作キー4)で決定する
  3. ヘルプ画面上に表示された2次元コードをスマートフォン/タブレットなどで読み取る。

付録

故障かな?と思う前に

H1 XLRの動作がおかしいと感じられたときは、まず次の項目を確認してください。

録音/再生のトラブル

音が出ない、もしくは非常に小さい

接続した機器や⼊⼒からの⾳が聞こえない、もしくは⾮常に⼩さい

  • ヘッドフォンの⾳量を確認してください。

  • ⼊⼒端⼦にCD プレーヤーなどを接続しているときは、接続した機器の出⼒レベルを上げてください。

  • ⼊⼒信号のモニター設定を確認してください。(→⼊力音をモニターする

モニター音が歪む

  • (VOLUME)で音量を調節してください。

録音できない

録音した音が聞こえない、もしくは非常に小さい

「INPUT OVERLOAD!」と表示される

  • 入力される音声が大きすぎます。マイクと音源の距離を離してください。

  • MIC/LINEスイッチをLINEに設定してください。

  • ラインレベル機器の場合は、接続機器の音量を調節してください。

  • 風によって大きなノイズが入力されることがあります。屋外で録音する場合や話者の口に近付けて録音する場合などマイクに直接風が当たる場合は、ノイズを軽減する低域カット設定をおすすめします。(→ノイズを軽減する(低域カット)

出力の音量調整ができない

  • 出力設定の「音量制御」設定を確認してください。(VOLUME)で出力の音量調節をしたい場合は、「ノブ有効」に設定してください。「固定」に設定している場合は「固定レベル」で音量調節をします。(→出力設定をする

その他のトラブル

USB端子をパソコンまたはスマートフォン/タブレットに接続しても認識されない

  • データ転送に対応したUSBケーブルを使用してください。

  • H1 XLRをパソコンまたはスマートフォン/タブレットに認識させるためには、 H1 XLR側で動作モードを選択する必要があります。(→オーディオインターフェースとして使用するパソコンなどにファイルを転送する

  • 使用しているパソコンまたはスマートフォン/タブレットとアプリケーションが32-bit float形式に対応していることを確認してください。

  • Windowsで32-bit float形式を使用するには、ドライバが必要です。ドライバはZOOMのWEBサイト(zoomcorp.com/help/h1xlr)からダウンロードできます。

  • パソコンの「サウンド」の設定でH1 XLRが選択できなくても、32-bit float形式に対応しているアプリケーションの「オーディオ」または「入出力」デバイスとしてH1 XLRを選択することで32-bit floatのオーディオインターフェースとして使用できます。

電池の持続時間が短い

以下の設定を行うことで、電池持続時間を長くできる場合があります。

アクセシビリティのアップデートを促される

H1 XLRメタデータ一覧

WAVファイルのBEXTチャンクに埋め込まれるメタデータ

タグ説明備考
zSCENE=シーン名メニュー>システム設定>日付/時刻
zTAPE=
zCIRCLED=
zTRK1=トラック1名以下のようにトラック名が書き込まれます。

zTRK1=TrMicL、zTRK2=TrMicR

zTRK2=トラック2名
zNOTE=

WAVファイルのiXMLチャンクに埋め込まれるメタデータ

○ = YES × = NO

iXMLマスタータグiXMLサブタグ記録読み出し備考
<PROJECT>××
<SCENE>×メニュー>システム設定>日付/時刻
<TAKE>×
<TAPE>××
<CIRCLED>××
<WILD TRACK>××
<FALSE START>××
<NO GOOD>××
<FILE UID>×メニュー>システム設定>日付/時刻
<UBITS>××
<NOTE>×
<BEXT>××
<USER>××

iXMLマスタータグiXMLサブタグ記録読み出し備考
<SPEED>
<SPEED><NOTE>××
<SPEED><MASTER_SPEED>××
<SPEED><CURRENT_SPEED>××
<SPEED><TIMECODE_RATE>××
<SPEED><TIMECODE_FLAG>××
<SPEED><FILE_SAMPLE_RATE>××
<SPEED><AUDIO_BIT_DEPTH>××
<SPEED><DIGITIZER_SAMPLE_RATE>××
<SPEED><TIMESTAMP_SAMPLES_SINCE_MIDNIGHT_HI>××
<SPEED><TIMESTAMP_SAMPLES_SINCE_MIDNIGHT_LO>××
<SPEED><TIMESTAMP_SAMPLE_RATE>××

iXMLマスタータグiXMLサブタグ記録読み出し備考
<SYNC_POINT_LIST>
<SYNC_POINT><SYNC_POINT_TYPE>××
<SYNC_POINT><SYNC_POINT_FUNCTION>××
<SYNC_POINT><SYNC_POINT_COMMENT>××
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仕様

入力INPUT 1/2コネクタXLR/TRS コンボジャック×2(XLR:2 番HOT、TRS:TIP HOT)
入力ゲイン調整不要(デュアルADコンバータ回路採用)
入力インピーダンスMIC : 2.7 kΩ 以上

LINE : 1 kΩ 以上

最大入力レベルMIC : +4 dBu

LINE : +24 dBu

ファンタム電源+48 V

チャンネル合計 10 mA以下

入力換算雑音MIC:-122 dBu以下(IHF-A)@ 150 Ωinput

LINE:-100 dBu以下(IHF-A)@ 600 Ωinput

MIC/LINE IN端子コネクタステレオミニジャック
入力インピーダンス2 kΩ
プラグインパワー2.5 V
出力PHONE / LINE OUT端⼦コネクタステレオミニジャック
最大出力レベル20 mW + 20 mW(32 Ω負荷時)
出力インピーダンス10 Ω以下
内蔵スピーカータイプ20 mm × 30 mm 楕円型ダイナミックスピーカー
実用最大出力250 mW
レコーダー録音フォーマットWAV

44.1/48/96 kHz、32-bit float

ステレオ/モノラル

BWFおよびiXMLフォーマット対応

記録メディアmicroSDHC規格対応カード 4 GB ~ 32 GB

microSDXC規格対応カード 64 GB ~ 1 TB

表示OLED(128 x 64 ドット)
USBコネクタ USB Type-C

※データ転送に対応したUSB ケーブルを使用してください。USB バスパワー動作対応。

オーディオインターフェースUSB Audio Class 1.0
入出力数2in2out(Stereo)
サンプリング周波数44.1/48 kHz
ビット深度16-bit /32-bit float
ファイル転送USB2.0 High Speed
電源単三電池×2(アルカリ乾電池、ニッケル⽔素蓄電池、リチウム乾電池)

AC アダプター(ZOOM AD-17):DC 5 V/1 A

※USB バスパワー動作対応

連続使用時の電池持続時間の目安

※値はあくまで目安です。

※電池持続時間は当社試験法によるものです。使用条件により大きく変わります。

INPUT 1/2録音、48 kHz/32-bit float、ファンタム電源OFF、ヘッドフォンなし、省電力タイマー1分アルカリ乾電池:約12時間

ニッケル水素蓄電池(1900 mAh):約11時間

リチウム乾電池:約19時間

INPUT 1/2録音、48 kHz/32-bit float、ファンタム電源ON(INPUT 1)、ヘッドフォンなし、省電力タイマー1分アルカリ乾電池:約4時間

ニッケル水素蓄電池(1900 mAh):約3時間

リチウム乾電池:約9時間

消費電力最大 2.5 W
外形寸法62.1 mm (W) × 107 mm (D) × 39.3 mm (H)
質量(電池含む)164 g

※ 0 dBu = 0.775 Vrms

〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-4-3
Z2I-5336-02