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オペレーションマニュアルについて
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H1 XLRの概要
録音から編集まで高音質を実現
H1 XLRはデュアルADコンバータ回路の搭載と32-bit float WAVファイルへの対応により、録音からDAWなどのソフトウェアでの編集に至るまで最高な音の品質を保つことができます。
録音
デュアルADコンバータ回路により、ゲイン調節なしで大きな音から小さな音まで録音が可能です。
DAWなどのソフトウェアでの編集
32-bit float WAVファイル形式で録音されるので、録音時の音質が編集時も保たれます。
デュアルADコンバータ回路について
H1 XLRは1つのインプット回路に対し、入力ゲインの異なる2つのADコンバータを搭載しています。この仕組みにより、従来必要不可欠であった録音時のゲイン調節を行わずに高品質な録音を行うことが可能です。
圧倒的なダイナミックレンジを実現
2つのADコンバータを組み合わせることで、1つのADコンバータでは実現できなかった幅広いダイナミックレンジを実現しています。
2つのADコンバータの切り替え
H1 XLRは2つのADコンバータのデータを常に監視し、最適な録音結果が得られるように自動でADコンバータの選択を行います。
32-bit float WAVファイルについて
32-bit float WAVファイルは、従来の16/24-bit WAVファイルに比べて以下のような特長があります。
これらの特長により、録音後のDAWなどのソフトウェアでの編集でも録音時の音の品質を保つことができます。
解像度の違い
32-bit float WAVファイルは、小さな音でも高い解像度を保つことができるという特長を持っています。そのため録音後に小さな音を大きくする編集を行っても音の品質が失われません。
■ 16/24-bit WAV | |||
音量を上げる | 解像度が低い |
■ 32-bit float WAV | |||
音量を上げる | 解像度が高い |
クリップの違い
32-bit float WAVファイルは、録⾳後の編集によりH1 XLRの出⼒やDAWアプリケーションでクリップしたように聴こえる波形もWAVデータはクリップしていないので、⾳量を下げることでクリップの無い波形に復元することができます。
■ 16/24-bit WAV | |||
クリップして録音 | 音量を下げる | クリップしたまま | |
■ 32-bit float WAV | |||
クリップして録音 | 音量を下げる | クリップしていない | |
各部の役割
本体上面/底面
■ 本体上面 | ■ 本体底面 |
- ディスプレイ
- 各種情報を表示します。
- STEREO/MONOキー(操作キー1)
- ホーム画面表示中:録音される音声の形式をステレオ/モノラルx2/モノラル(INPUT 1)へ変更します。
ホーム画面以外表示中:画面下端に表示されるアイコンの操作をします。(→操作キー1~4について)
- MIXERキー(操作キー2)
- ホーム画面表示中:ミキサー画面を表示します。
ホーム画面以外表示中:画面下端に表示されるアイコンの操作をします。(→操作キー1~4について)
- MARKERキー(操作キー3)
- ホーム画面表示中:録⾳中にマークを付加します。
ホーム画面以外表示中:画面下端に表示されるアイコンの操作をします。(→操作キー1~4について)
- Trashキー(操作キー4)
- ホーム画面表示中:録⾳したファイルをゴミ箱に移動させます。
再生画面表示中:再生中のファイルをゴミ箱に移動させます。
ホーム画面、再生画面以外表示中:画面下端に表示されるアイコンの操作をします。(→操作キー1~4について)
- MENUキー
- メニュー画面を表示します。
メニュー画面表示中は、ホーム画面に戻ります。
- STOPキー
- ホーム画面表示中:押している間は現在時刻と次のファイルを表⽰します。録⾳中は録音を停止します。
- REWキー
- ファイルの先頭に移動します。
ファイルの先頭付近で押すと、ファイルリスト画面を表示してファイルを選択できます。(→再生するファイルを選択する(ファイルリスト画面))
現在の再⽣地点と先頭の間にマークがある場合は、⼀番近いマークに移動します。
長押しすると、早戻しします。
- RECキー/インジケーター
- 録音を開始/停止します。
録音中はインジケーターが点灯します。
- PLAY/PAUSEキー
- ファイルの再生または一時停止を行います。
ファイルリスト画面表示中は、選択したファイルの再生画面を表示します。
- FFキー
- ファイルリスト画面を表示してファイルを選択できます。(→再生するファイルを選択する(ファイルリスト画面))
現在の再⽣地点と終端の間にマークがある場合は、⼀番近いマークに移動します。
再生/一時停止中に、次のマークに移動します。マークがない場合は、ファイルリスト画面を表示します。
長押しすると、早送りします。
- スピーカー
- ファイルを再生すると、ここから音声が出力されます。
PHONE/LINE OUT端子にヘッドフォンが接続されていると、スピーカーから音声は出力されません。
- 三脚取り付けネジ穴
- 三脚などにH1 XLRを取り付けるために使用します。
- 電池カバー
- 単三電池の取り付け/取り外しを⾏うときに開けます。(→電池を入れる )
操作キー1~4について
メニュー画面や再生画面、再生オプション画面などで、画面の下端に操作アイコンが表示された場合は、対応する操作キー(操作アイコン直下の操作キー)で画面の項目を選択したり決定したりします。
■ メニュー画面の例
- 画面に表示される操作アイコン
- 画面によって表示されるアイコンが異なります。
- 操作キー1((STEREO/MONOキー))
- 前の画面に戻ります。
- 操作キー2((MIXERキー))
- 上の項目を選択します。
- 操作キー3((MARKERキー))
- 下の項目を選択します。
- 操作キー4((Trashキー))
- 選択した項目を決定します。
操作アイコンは他にもあります。詳細は各項目の手順の説明に記載しています。
■ 本オペレーションマニュアルの手順の記載について
本オペレーションマニュアルでは、操作キーを押して操作をする手順を以下のようにアイコンで記載しています。
例:(上の項目選択キー)/(下の項目選択キー)に対応する操作キーで「録音設定」を選択し、選択した項目を(ENTERキー)に対応する操作キーで決定する
→「(操作キー2)/(操作キー3)で「録音設定」を選択し、(操作キー4)で決定する」
本体左側面/右側面
■ 本体左側面 |
■ 本体右側面 |
- 入力レベル切り替えスイッチ(MIC/LINE)
- INPUT1にマイクを接続するときは「MIC」に、ラインレベル機器を接続するときは「LINE」にセットします。
- PHONE/LINE OUT端子
- ステレオミニジャックを使用して、ヘッドフォンや外部機器に音声を出力します。
- VOLUME
- 内蔵スピーカーやヘッドフォン、外部機器への出⼒を調節します。
- microSDカードスロット
- microSDカードを挿入します。
- ストラップ穴
- ストラップを取り付けます。
- 電源/HOLDスイッチ
- 電源をON/OFFしたり、キー操作を無効にします。
- USB端子(Type-C)
- パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続してファイル転送機能を使用したり、H1 XLRをオーディオインターフェースとして使用できます。
USBバスパワー動作に対応しています。
- MIC/LINE IN端子(プラグインパワー対応)
- 外部マイクを使用して録音できます。
プラグインパワー方式のマイクを使用することができます。
- 入力レベル切り替えスイッチ(MIC/LINE)
- INPUT2にマイクを接続するときは「MIC」に、ラインレベル機器を接続するときは「LINE」にセットします。
本体背面
■ 本体背面 |
- INPUT 1、INPUT 2端子
- マイクや楽器を接続します。XLR/TRSプラグに対応しています。
XLRプラグを外すときは、端子のロック解除ボタンを押しながら抜いてください。
表示される画面について
ここではH1 XLRのディスプレイに表示される画面について説明します。
ホーム画面
H1 XLRの電源をONにしたときにディスプレイに表示される画面です。録音状況や入力される信号の波形など、H1 XLRの状態を表示します。
録音開始時は、画面上部に録音中のファイル名が表示されます。
- ステータスアイコン
- 録音状況をアイコンで表示します。
:停止中
:一時停止
:録音中
- 録⾳可能時間/録⾳時間
- 録音待機中は録音可能時間、録音中は現在の録音経過時間が表示されます。
- 電池残量表示
- 電池動作時に表示します。電池の残量が少なくなった場合は、電池を交換するか(→電池を入れる)、ACアダプター(→ACアダプターを接続する)またはモバイルバッテリー(→その他の電源について)を接続してください。
- 波形表示
- H1 XLRに入力される信号の波形を表示します。
STEREO/MONOの設定によって表示される波形が異なります。(→ステレオ/モノラルを変更する)
「MONOx2」選択時はINPUT 1、2それぞれの波形が表示されます。
「STEREO」選択時はLチャンネル、Rチャンネルそれぞれの波形が表示されます。
「MONO(INPUT 1)」選択時はINPUT 1の波形が表示されます。
MIC/LINE入力端子に外部マイクなどを接続しているときは、MONO(L)の波形を表示します。
再生画面
ホーム画面表示中に(PLAY/PAUSEキー)で再生を開始すると、ディスプレイに表示される画面です。
再生時間や波形など、選択中のファイルの再生状態を表示します。
再生開始時は、画面上部に再生中のファイル名が表示されます。
- ステータスアイコン
- 再生状況をアイコンで表示します。
:再生中
:一時停止中
:早戻し中
:早送り中
- 再生時間
- 再生開始から経過した時間を表示します。
- ファイルの長さ
- 現在再生中のファイルの長さを表示します。
- ステレオ/モノラル表示
- STEREO/MONOの設定で、「MONOx2」を選択して録音されたファイルは「MONOx2」、「STEREO」を選択して録音されたファイルは「STEREO」、「MONO(INPUT 1)」を選択して録音されたファイルは「MONO」と表示されます。(→ステレオ/モノラルを変更する)
- 電池残量表示
- 電池動作時に表示します。電池の残量が少なくなった場合は、電池を交換するか(→電池を入れる)、ACアダプター(→ACアダプターを接続する)またはモバイルバッテリー(→その他の電源について)を接続してください。
- 波形表示
- 再⽣しているファイルの波形を表⽰します。再⽣済みの波形は色が反転して表⽰されます。
また、マークの位置を確認することもできます。(→録音中にマークを付加する、録音したファイルにマークを付加/削除する)
- マークバー
- 再生するファイルに付加されたマークが表示されます。
- (操作キー1)
- 再生オプション画面を表示し、以下のことができます。
- (操作キー2)
- ファイルの再⽣位置を3秒戻します。
- (操作キー3)
- ファイルの再⽣位置を10秒進めます。
- (操作キー4)
- 再生中のファイルをTRASHフォルダーに移動します。(→再生中のファイルをゴミ箱(Trashフォルダー)に移動する)
再生停止中に(STOPキー)を押すと、ホーム画面に移動します。
再生オプション画面
再生に関する設定を行う画面です。
再生画面表示中に(操作キー1)を押すと表示されます。
- ファイル名/オプションタイトル
- 選択中のファイル名を表示します。
再生オプション項目選択中は、再生オプションタイトルを表示します。
- 再生オプション項目
- 設定項目や設定値などを表示します。
- 操作アイコン
- 操作アイコンに対応するディスプレイ下側の操作キーを押して、オプション項目を選択したり選択した項目を決定します。(→操作キー1~4について)
- 電池残量表示
- 電池動作時に表示します。電池の残量が少なくなった場合は、電池を交換するか(→電池を入れる)、ACアダプター(→ACアダプターを接続する)またはモバイルバッテリー(→その他の電源について)を接続してください。
- スクロールバー
- 項目が多くディスプレイ内に収まりきらないときに表示されます。
(MENUキー)を押すと、再生画面に戻ります。
ミキサー画面
ホーム画面表示中に(MIXERキー)を押すと表示されます。
入力音のバランスを調節します。
- トラック
- 調節するトラックを表示します。
STEREO/MONOの設定で、「MONOx2」を選択しているときのみトラック1、2のいずれかを選択できます。
- フェーダー
- 入力音を調節します。
- レベルメーター
- 各トラックごとのレベルをレベルメーター表⽰します。
- ローカットアイコン
- ローカットを設定しているときに表示します。(→ノイズを軽減する(低域カット))
- 操作アイコン
- 操作アイコンに対応するディスプレイ下側の操作キーを押して、トラックの選択、レベルの調節、決定をします。(→操作キー1~4について)
メニュー画面
録⾳や入出力の設定、本体の設定、リピート再生設定、USB機能、SDカード管理を行う画面です。
ホーム画面表示中に(MENUキー)を押すと表示されます。
- メニュータイトル
- メニュー項目
- 設定項目や設定値などを表示します。
- 操作アイコン
- 操作アイコンに対応するディスプレイ下側の操作キーを押して、メニュー項目を選択したり選択した項目を決定します。(→操作キー1~4について)
- 電池残量表示
- 電池動作時に表示します。電池の残量が少なくなった場合は、電池を交換するか(→電池を入れる)、ACアダプター(→ACアダプターを接続する)またはモバイルバッテリー(→その他の電源について)を接続してください。
- スクロールバー
- 項目が多くディスプレイ内に収まりきらないときに表示されます。
録音の流れ
以下のような流れで録音を行います。
| |
| |
|
準備する
microSDカードをセットする
電源をセットする
H1 XLRはUSB端子に接続された電源(ACアダプター、USBバスパワー、モバイルバッテリー)、電池のいずれかで動作することができます。
電源はUSB端子に接続された電源>電池の順に優先されます。
電池を入れる
H1 XLRを電池で駆動する場合は、単三電池を2本使用します。
アルカリ乾電池、ニッケル水素蓄電池、リチウム乾電池のいずれかを使用してください。
電池残量を正確に表示するために、使用している電池の種類を正しく設定してください。(→電池の種類を選択する)
電池残量がなくなったときは、すぐに電源をOFFにし、新しい電池と交換してください。電池残量は電池で動作中常に表示されます。
ACアダプターを接続する
USB端子(Type-C)に専用のACアダプター(AD-17)のケーブルを接続して、ACアダプターをコンセントに接続します。
その他の電源について
USB端子(Type-C)にパソコンを接続すると、USBバスパワーでH1 XLRを駆動することができます。また、市販の5 Vモバイルバッテリーで駆動させることもできます。
入力機器を接続する
INPUT 1、2にマイクなどを接続する
H1 XLRはINPUT 1、2やプラグインパワー対応のMIC/LINE IN端子からの⼊⼒を備えており、合わせて最大2チャンネルの入力が可能です。
INPUT 1、2にはマイクやミキサーなどを接続することができます。
マイクの接続
ダイナミックマイク、コンデンサーマイクを接続する場合は、XLRプラグをINPUT 1、2に接続します。
MIC/LINEスイッチを「MIC」にセットします。
コンデンサーマイクにはファンタム電源(+48 V)を供給することもできます。(→ファンタム電源を設定する)
マイクを取り外すときは、端子のロック解除ボタンを押しながらXLRプラグを抜いてください。
ラインレベルの機器の接続
ミキサーなどのライン機器を接続する場合は、MIC/LINEスイッチを「LINE」にセットします。
ファンタム電源(+48 V)を供給することもできます。(→ファンタム電源を設定する)
パッシブタイプのギターやベースの⼊力には対応していません。この場合は、ミキサーやエフェクターを通して接続してください。
MIC/LINE IN端子にラベリアマイクなどを接続する
H1 XLRには外部マイクやライン機器を接続できるMIC/LINE IN端子が用意されています。
プラグインパワー対応のマイクに電源を供給することもできます。
ラベリアマイクを使用する場合はプラグインパワーを設定してください。(→プラグインパワーを使用する)
電源をON/OFF する
電源を入れる
電源を切る
ガイド音を設定する(初回起動時)
ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH1 XLRを工場出荷時の状態に戻したときは、ディスプレイにガイド音の設定画面が表示されますので、ガイド音を設定します。
表示言語を設定する(初回起動時)
ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH1 XLRを工場出荷時の状態に戻したときは、ガイド音を設定した後に表示言語の設定画面が表示されますので、ディスプレイに表示される言語を設定します。
日付形式を設定する(初回起動時)
ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH1 XLRを工場出荷時の状態に戻したときは、表示言語を設定した後に日付形式の設定画面がディスプレイに表示されますので、日付形式を設定します。
録⾳ファイルに記録される日付は、ここで選択した日付形式で記録されます。
日時を設定する(初回起動時)
ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH1 XLRを工場出荷時の状態に戻したときは、日付形式を設定した後に日時の設定画面がディスプレイに表示されますので日時を設定します。日時は録音ファイルに記録されます。
電池の種類を選択する(初回起動時)
ご購入後初めて電源をON にした場合、またはH1 XLRを工場出荷時の状態に戻したときは、日時を設定した後に電池の種類の設定画面がディスプレイに表示されますので、ディスプレイに電池残量を正確に表示するために、H1 XLRで使⽤する電池の種類を正しく選択します。
誤操作を防止する(ホールド機能)
誤操作を防止するために、ホールド機能を使用してH1 XLRのキー操作を無効にできます。
入力設定をする
ステレオ/モノラルを変更する
録音する音声のチャンネル方式を選択することができます。
設定値 | 説明 |
---|---|
MONOx2 | INPUT 1、2の⼊⼒信号をそれぞれのモノラル⾳声として扱います(モノラルファイルが2つ生成されます)。MIC/LINE IN端子にマイクなどを接続した場合は、この設定は使用できず、自動でSTEREOに切り替わります。 |
STEREO | INPUT 1、2の⼊⼒信号をステレオ⾳声として扱います。INPUT 1がLチャンネル、INPUT 2がRチャンネルとなります。 |
MONO(INPUT 1) | INPUT 1の⼊⼒信号をモノラル⾳声として扱います。MIC/LINE IN端子にマイクなどを接続しているときは、L側の入力信号をモノラル音声として扱うMONO(L)となります。 |
MIC/LINE IN端子に機器を接続している場合、「MONOx2」は表示されません。
録音ファイルの形式も同様に切り替わります。(→H1 XLRのフォルダー・ファイル構成)
「STEREO」を選択したとき:ステレオファイル
「MONOx2」または「MONO(INPUT 1)」を選択したとき:モノラルファイル
ファンタム電源を設定する
H1 XLRのINPUT 1、2はファンタム電源に対応し、+48 Vの電源を供給できます。ファンタム電源が必要なコンデンサーマイクを接続したときは、ファンタム設定をONにしてください。
プラグインパワーを使用する
プラグインパワーに対応しているマイクをMIC/LINE IN端子に接続する場合は、次の設定を行います。
ノイズを軽減する(低域カット)
低域をカットして、⾵雑音やボーカルのポップノイズなどを軽減できます。
出力設定をする
ヘッドフォンや外部機器への出力設定をします。
外部機器と接続するときは外部機器の⼊力ゲインを最小にし、外部機器の外部マイク端子とH1 XLRのPHONE/LINE OUT端子をオーディオケーブルで接続してください。
外部機器への出力が不要なときは、接続ケーブルをPHONE/LINE OUT端子から外しておくと、電池持続時間を長くすることができます。
出力レベルの調節方法を変更する
PHONE/LINE OUT端子から出力される外部機器への出力レベルの調節方法を変更します。
外部機器と接続する場合など(VOLUME)操作で⾳量が変わってほしくない場⾯では、「固定」を選択すると「固定レベルを調節する」で設定した一定のレベルで音声を出力できます。
固定レベルを調節する
録音する
⼊力音をモニターする
ヘッドフォンなどを使⽤して⼊力音をモニターし、⾳量を調節します。
入力音のバランスを調節する
H1 XLRはミキサー画面で入力音のバランスを調節することができます。また、入力音の⾳量をレベルメーターで確認することができます。
録音の設定をする
サンプルレートを設定する
録⾳するファイルのサンプルレートを設定します。
時間をさかのぼって録音する(プリ録音)
⼊力信号を常に一定時間蓄えておくことにより、(RECキー)操作によって録⾳開始した時点から2秒までさかのぼって録音(プリ録音)できます。
(RECキー)スイッチ操作が遅れてしまった場合などに役に立ちます。
録音開始トーンを有効にする
録⾳開始時に、PHONE/LINE OUT端子から0.5秒間のトーン信号(録音開始トーン)を鳴らすことができます。
録音開始トーンは録音ファイルにも書き込まれるため、動画の音声をH1 XLRで録音する場合、カメラ側にH1 XLRの出力信号を⼊力しておくことで、動画との位置合わせが簡単になります。
セルフタイマーを設定する
(RECキー)を押してから設定した時間が経過すると、⾃動的に録⾳を開始します。
録音開始タイマーを設定する
設定した時間が経過すると、⾃動的に録⾳を開始します。
録⾳ファイル名の形式を設定する
録⾳ファイル名の形式を設定します。
録音時の時間表⽰を設定する
録⾳時に、録⾳経過時間を表示するか、残りの録音可能時間を表示するかを選択することができます。
録音ファイルにメタデータ(iXMLチャンク)を書き込む
現在の日付/時刻と次に録音されるファイル名を確認する
現在の日付/時刻と次に録⾳されるファイル名を確認することができます。
録音する
録音中にマークを付加する
録音中のファイルをゴミ箱(Trashフォルダー)に移動する
録⾳中のファイルをゴミ箱に移動することができます。録⾳が失敗したなと感じた場合などに便利な機能です。
再生する
再生する
再生するファイルを選択する(ファイルリスト画面)
ファイルリスト画⾯を表示して、再⽣するファイルを選択することができます。
ファイルの音量を最適化する(ノーマライズ)
ノーマライズ処理を行うと、録音レベルの大きさにかかわらず、再生音量をそろえることができます。
ノーマライズとは、⾳声データの最⼤⾳量を読み取って、⾳が歪まない範囲で⾳量をそろえる機能です。
ファイルの形式を変更して書き出す(エクスポート)
H1 XLRで録⾳可能な形式は32-bit floatのみですが、録⾳済みのファイルを別の形式に変換して書き出すことができます。
パソコンやスマートフォン/タブレットにH1 XLRで録⾳したファイルを取り込む際に、お使いのアプリケーションが32-bit float形式に対応していない場合などに便利です。
また、ノーマライズ処理を行なって録⾳ファイルの⾳量を最適化することもできます。
録音したファイルにマークを付加/削除する
録音したファイルにマークを付加することができます。
付加したマークは再生画面に表示され、(REWキー)/(FFキー)でマークを付けた場所に再生位置を移動できます。
マークを付加する
マークを削除する
指定した範囲を繰り返し再生する(A-Bリピート)
指定した2点間を繰り返し再⽣できます。
再生速度を変更する
再⽣速度を変更できます。
ファイルの情報を確認する
再生中のファイルの各種情報を確認します。
再生中のファイルをゴミ箱(Trashフォルダー)に移動する
再生中のファイルをゴミ箱に移動することができます。
連続再⽣を設定する(リピート設定)
ファイルの再⽣が終了したとき、連続して次のファイルを再⽣するように設定できます。
ファイルを管理する
H1 XLRで作成されたファイルはmicroSDカードに保存されます。
microSDカード内の録音ファイルを確認したり削除をすることができます。
H1 XLRのフォルダー・ファイル構成
フォルダー・ファイル構成
H1 XLRで録音すると、microSDカードに次のようなファイルが作成されます。
- 録音ファイル
- H1 XLRで録音したファイルはmicroSDカードに保存されます。
録音ファイル名については「録音ファイル名について」を参照してください。
ステレオ/モノラル設定が「STEREO」に設定されている場合はステレオファイルが作成されます。「MONOx2」/「MONO(INPUT 1)」に設定されている場合はモノラルファイルが作成されます。(→ステレオ/モノラルを変更する)
「MONOx2」の場合、INPUT 1または2の音声が録音されたファイルは、ファイル名の末尾がそれぞれ「_Tr1」または「_Tr2」になります。
- Exportフォルダー
- ファイルのエクスポートを実行すると作成されます。エクスポートにより書き出されたファイルはExportフォルダー内に保存されます。(→ファイルの形式を変更して書き出す(エクスポート))
- Exportファイル
- Trashフォルダー
- H1 XLRにSDカードを挿入することで自動的にTrashフォルダーが作成されます。Trashフォルダーに移動する操作を⾏ったファイルはTrashフォルダー内に保存されます。(→録音中のファイルをゴミ箱(Trashフォルダー)に移動する、再生中のファイルをゴミ箱(Trashフォルダー)に移動する)
また、Trashフォルダー内のファイルは、まとめて削除することができます。(→ゴミ箱(Trashフォルダー)のファイルを削除する)
録音ファイル名について
ファイル名は「録⾳ファイル名の形式を設定する」で設定した形式で記録されます。
ファイル名の例 | 説明 |
---|---|
「録音ファイル名」を「ZOOM****」に設定しているとき |
|
「録音ファイル名」を「日付-時刻」に設定しているとき |
|
ファイルサイズが2GBを超えると、自動的に新しいファイルが作成され録音が継続されます。このとき新しく作成されるファイルの名前は、継続時の「日付-時間」の数値となります。
オーディオインターフェースとして使用する
H1 XLRへの⼊⼒信号をパソコンまたはスマートフォン/タブレットに送ることができ、パソコンまたはスマートフォン/タブレットの再⽣信号をH1 XLRから出⼒することができます。
また、H1 XLRをオーディオインターフェースとして使用中もH1 XLRで録音することができます。
Macまたはスマートフォン/タブレットで使用する場合、ドライバは必要ありません。
Windowsで使用する場合はドライバが必要です。
Windowsの場合
パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続する
入力音声をミュートする
オーディオインターフェース機能使用中に入力音声を一時的にミュートして、パソコンやスマートフォン/タブレットに音声を送らないようにすることができます。
入力音がミュートされるため、録音される音声とPHONE/LINE OUT端子から出力されるモニター音声も同様にミュートされます。
入力設定やモニター調整をする
H1 XLRをオーディオインターフェースとして使用する場合は、レコーダーとしての使用時と同様の入力設定やモニター調整ができます。
以下の参照先をご覧になり、入力設定やモニター調整を行なってください。
参照先 | 説明 |
---|---|
「プラグインパワーを使用する」 | プラグインパワーに対応しているマイクをMIC/LINE IN端子に接続する場合の設定を行います。 |
「ファンタム電源を設定する」 | INPUT 1、2はファンタム電源に対応し、+48 Vの電源を供給できます。ファンタム電源が必要なコンデンサーマイクを接続したときは、ファンタム設定をONにしてください。 各入力ごとにON/OFFできます。 |
「ノイズを軽減する(低域カット)」 | 低域をカットして、⾵雑音やボーカルのポップノイズなどを軽減できます。 各入力ごとに設定できます。 |
「⼊力音をモニターする」 | ヘッドフォンなどを使⽤して⼊力音をモニターし、⾳量を調節します。 |
「入力音のバランスを調節する」 | ミキサー画面で⼊⼒⾳のモニターバランスを調整することができます。また、⼊⼒⾳やそれらがステレオミックスされた信号の⾳量をレベルメーターで確認することができます。 |
USBオーディオ設定を行う
H1 XLRをオーディオインターフェイスとして使用するときのモニター音や、パソコンやスマートフォン/タブレットに送る信号の設定ができます。
ダイレクトモニターを設定する
H1 XLRの入力音をパソコンやスマートフォン/タブレットを経由せずに、H1 XLRから出力します。
これにより遅延のないモニタリングが可能です(ダイレクトモニター機能)。
ループバックを設定する
パソコンやスマートフォン/タブレットの再生音とH1 XLRへの入力音をミックスして、もう一度パソコンやスマートフォン/タブレットに送る(ループバック)ことができます。
パソコンで再生した音楽にナレーションをつけてパソコンで録音したり、ストリーム配信することができます。
オーディオインターフェースとして使用しながらH1 XLR本体にも録音する場合は
オーディオインターフェースとして使用しながらH1 XLR本体にも録音することができます。その場合は、レコーダーとしての使用時と同様の録音設定ができます。
以下の参照先をご覧になり、録音設定を行ってください。
参照先 | 説明 |
---|---|
「時間をさかのぼって録音する(プリ録音)」 | ⼊力信号を常に一定時間蓄えておくことにより、(RECキー)操作によって録⾳開始した時点から最大2秒までさかのぼって録音(プリ録音)できます。 |
「ミキサー画面で入力音のバランスを調節する 」 | ミキサー画面で入力音のバランスを調節することができます。また、入力音の⾳量をレベルメーターで確認することができます。 |
「録音開始トーンを有効にする」 | 録⾳開始時に、PHONE/LINE OUT端子から0.5秒間のトーン信号(録音開始トーン)を鳴らすことができます。 |
「録音ファイルにメタデータ(iXMLチャンク)を書き込む」 | さまざまな関連情報(メタデータ)が記録されるiXMLチャンクを、録音するファイルに書き込むことができます。 |
(PLAY/PAUSEキー)を押すと、入力音声をミュートします。(→入力音声をミュートする)
録音ファイルのサンプルレートは、メニュー画面の「USB」から「オーディオ I/F」を選択した後に選択する「44.1kHz/16bit」、「48kHz/16bit」、「44.1kHz/32-bit float」、「48kHz/32-bit float」のいずれかのサンプルレートとなります。ビット深度は32-bit floatです。
パソコンまたはスマートフォン/タブレットとの接続を解除する
パソコンなどにファイルを転送する
H1 XLRをパソコンまたはスマートフォン/タブレットに接続して、microSDカード内のファイルの確認や移動ができます。
パソコンまたはスマートフォン/タブレットと接続する
パソコンまたはスマートフォン/タブレットとの接続を解除する
microSDカードを管理する
microSDカードを初期化する
microSDカードの性能を最大限に発揮させるため、H1 XLR用に初期化します。
microSDカードをテストする
microSDカードの書き込み速度が、H1 XLRで録音したデータを保存するのに問題ない性能かテストします。
短時間で行うクイックテストと、microSDカードの全領域を検査するフルテストがあります。
クイックテストを行う
フルテストを行う
ゴミ箱(Trashフォルダー)のファイルを削除する
ゴミ箱に移動したファイルを削除してゴミ箱を空にし、SDカードの空き容量を増やすことができます。
各種設定を行う
表示言語を設定する
H1 XLRの画面で表示される言語を変更することができます。
⽇時を設定する
ファイル名に付く⽇付や録⾳ファイルに記録される日時を設定します。
⽇付形式を設定する
ファイル名に付く⽇付や録⾳ファイルに記録される日付形式を変更します。
ディスプレイの明るさを設定する
ディスプレイの表示が明るい場合や暗すぎて見づらい場合は、明るさ(輝度)を調節します。
ディスプレイの省電力設定をする
省電力のため、一定時間何も操作をしないとディスプレイのバックライトが暗くなるように設定できます。
録⾳中に画⾯表⽰を消す
電池の種類を選択する
ディスプレイに電池残量を正確に表示するために、H1 XLRで使⽤する電池の種類を正しく選択します。
電源を⾃動でOFFする時間を設定する
H1 XLRは操作をしない状態で一定時間が経過すると自動的に電源が切れるよう設定できます。
常に電源をONにしたい場合は、オートパワーオフの設定をOFFにしてください。
ガイド音(アクセシビリティ)
ガイド音を設定する(アクセシビリティ)
ディスプレイで選択中の設定項目名を音声で読み上げたり、エラーメッセージや録音開始/停止などを知らせるビープ音を鳴らすことができます。
ガイド音の音量を設定する
読み上げ音声やビープ音の音量を調節できます。
ガイド音の情報を確認する
アクセシビリティのガイド音として使用している言語やバージョンを確認することができます。
ガイド音をショートカット操作でON/OFFする
使用場面に応じて、ガイド音を即座にON/OFFできる機能です。
ガイド音をインストールする
お買い上げ時はガイド音の言語が英語になっております。
ガイド音をインストールすることで、言語の変更、アップデートを行うことができます。
ガイド音のインストールに必要な最新のアクセシビリティインストール用ファイルは ZOOMのWeb サイト(zoomcorp.com/help/h1xlr)からダウンロードできます。
H1 XLRのダウンロードページにある「H1 XLR アクセシビリティ・インストールガイド」に従ってください。
工場出荷時の状態に戻す
H1 XLRの設定を工場出荷時の状態に戻すことができます。
ファームウェアを管理する
ファームウェアのバージョンを確認する
H1 XLRのファームウェアのバージョンを確認することができます。
ファームウェアをアップデートする
H1 XLRのファームウェアを、最新のバージョンにアップデートできます。
最新のファームウェアアップデート用ファイルは ZOOMのWeb サイト(zoomcorp.com/help/h1xlr)からダウンロードできます。
H1 XLRのダウンロードページにある「H1 XLR ファームウェア・アップデートガイド」に従ってください。
H1 XLRの最新情報を確認する
H1 XLRのディスプレイ上に、製品に関するヘルプの2次元コードを表示することができます。
付録
故障かな?と思う前に
H1 XLRの動作がおかしいと感じられたときは、まず次の項目を確認してください。
録音/再生のトラブル
音が出ない、もしくは非常に小さい
マイクの向きや接続機器の音量設定を確認してください。
ヘッドフォンの音量やライン出力レベルが下がっていないか確認してください。(→⼊力音をモニターする、固定レベルを調節する)
MIC/LINE IN端子に接続したマイクがプラグインパワー対応マイクの場合は、プラグインパワーの供給が必要 です。(→プラグインパワーを使用する)
ファンタム電源の設定を確認してください。(→ファンタム電源を設定する)
ミキサー画面で音量を確認してください。(→入力音のバランスを調節する、入力音のバランスを調節する)
接続した機器や⼊⼒からの⾳が聞こえない、もしくは⾮常に⼩さい
ヘッドフォンの⾳量を確認してください。
⼊⼒端⼦にCD プレーヤーなどを接続しているときは、接続した機器の出⼒レベルを上げてください。
⼊⼒信号のモニター設定を確認してください。(→⼊力音をモニターする)
モニター音が歪む
(VOLUME)で音量を調節してください。
録音できない
RECインジケーターが⾚く点灯していることを確認してください。(→録音する)
microSD カードに空き容量があることを確認してください。録音可能時間は、録音待機中の画面で確認できます。(→ホーム画面)
カードスロットにmicroSD カードが正しくセットされていることを確認してください。(→microSDカードをセットする)
ミキサー画面で音量を確認してください。(→入力音のバランスを調節する)
録音した音が聞こえない、もしくは非常に小さい
入力ソースの設定が接続機器に合っているか確認してください。(→入力機器を接続する)
「INPUT OVERLOAD!」と表示される
入力される音声が大きすぎます。マイクと音源の距離を離してください。
MIC/LINEスイッチをLINEに設定してください。
ラインレベル機器の場合は、接続機器の音量を調節してください。
風によって大きなノイズが入力されることがあります。屋外で録音する場合や話者の口に近付けて録音する場合などマイクに直接風が当たる場合は、ノイズを軽減する低域カット設定をおすすめします。(→ノイズを軽減する(低域カット) )
出力の音量調整ができない
出力設定の「音量制御」設定を確認してください。(VOLUME)で出力の音量調節をしたい場合は、「ノブ有効」に設定してください。「固定」に設定している場合は「固定レベル」で音量調節をします。(→出力設定をする)
その他のトラブル
USB端子をパソコンまたはスマートフォン/タブレットに接続しても認識されない
データ転送に対応したUSBケーブルを使用してください。
H1 XLRをパソコンまたはスマートフォン/タブレットに認識させるためには、 H1 XLR側で動作モードを選択する必要があります。(→オーディオインターフェースとして使用する、パソコンなどにファイルを転送する)
使用しているパソコンまたはスマートフォン/タブレットとアプリケーションが32-bit float形式に対応していることを確認してください。
Windowsで32-bit float形式を使用するには、ドライバが必要です。ドライバはZOOMのWEBサイト(zoomcorp.com/help/h1xlr)からダウンロードできます。
パソコンの「サウンド」の設定でH1 XLRが選択できなくても、32-bit float形式に対応しているアプリケーションの「オーディオ」または「入出力」デバイスとしてH1 XLRを選択することで32-bit floatのオーディオインターフェースとして使用できます。
電池の持続時間が短い
以下の設定を行うことで、電池持続時間を長くできる場合があります。
使用する電池の種類を適切に設定する。(→電池の種類を選択する)
ディスプレイの明るさを暗くする。(→ディスプレイの明るさを設定する)
一定時間操作をしないとディスプレイが暗くなるように設定する。(→ディスプレイの省電力設定をする)
録音ファイルのサンプルレートを下げる。(→サンプルレートを設定する)
PHONE/LINE OUT端子に接続されている不要なケーブルを外す。
一般的な特性として、消費電力が大きい設定の場合、ニッケル水素蓄電池(大容量を推奨)、リチウム乾電池の方がアルカリ電池よりも長時間使用できます。
アクセシビリティのアップデートを促される
最新のアクセシビリティインストール用ファイルを用いてアップデートを行ってください。(→ガイド音をインストールする)
H1 XLRメタデータ一覧
WAVファイルのBEXTチャンクに埋め込まれるメタデータ
タグ | 説明 | 備考 |
---|---|---|
zSCENE= | シーン名 | メニュー>システム設定>日付/時刻 |
zTAPE= | ||
zCIRCLED= | ||
zTRK1= | トラック1名 | 以下のようにトラック名が書き込まれます。 zTRK1=TrMicL、zTRK2=TrMicR |
zTRK2= | トラック2名 | |
zNOTE= |
WAVファイルのiXMLチャンクに埋め込まれるメタデータ
○ = YES × = NO
iXMLマスタータグ | iXMLサブタグ | 記録 | 読み出し | 備考 |
---|---|---|---|---|
<PROJECT> | × | × | ||
<SCENE> | ○ | × | メニュー>システム設定>日付/時刻 | |
<TAKE> | ○ | × | ||
<TAPE> | × | × | ||
<CIRCLED> | × | × | ||
<WILD TRACK> | × | × | ||
<FALSE START> | × | × | ||
<NO GOOD> | × | × | ||
<FILE UID> | ○ | × | メニュー>システム設定>日付/時刻 | |
<UBITS> | × | × | ||
<NOTE> | ○ | × | ||
<BEXT> | × | × | ||
<USER> | × | × |
iXMLマスタータグ | iXMLサブタグ | 記録 | 読み出し | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
<SPEED> | |||||
<SPEED> | <NOTE> | × | × | ||
<SPEED> | <MASTER_SPEED> | × | × | ||
<SPEED> | <CURRENT_SPEED> | × | × | ||
<SPEED> | <TIMECODE_RATE> | × | × | ||
<SPEED> | <TIMECODE_FLAG> | × | × | ||
<SPEED> | <FILE_SAMPLE_RATE> | × | × | ||
<SPEED> | <AUDIO_BIT_DEPTH> | × | × | ||
<SPEED> | <DIGITIZER_SAMPLE_RATE> | × | × | ||
<SPEED> | <TIMESTAMP_SAMPLES_SINCE_MIDNIGHT_HI> | × | × | ||
<SPEED> | <TIMESTAMP_SAMPLES_SINCE_MIDNIGHT_LO> | × | × | ||
<SPEED> | <TIMESTAMP_SAMPLE_RATE> | × | × |
iXMLマスタータグ | iXMLサブタグ | 記録 | 読み出し | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
<SYNC_POINT_LIST> | |||||
<SYNC_POINT> | <SYNC_POINT_TYPE> | × | × | ||
<SYNC_POINT> | <SYNC_POINT_FUNCTION> | × | × | ||
<SYNC_POINT> | <SYNC_POINT_COMMENT> | × | × | ||
<SYNC_POINT> | <SYNC_POINT_LOW> | × | × | ||
<SYNC_POINT> | <SYNC_POINT_HIGH> | × | × | ||
<SYNC_POINT> | <SYNC_POINT_EVENT_DURATION> | × | × |
iXMLマスタータグ | iXMLサブタグ | 記録 | 読み出し | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
<HISTORY> | |||||
<HISTORY> | <ORIGINAL_FILENAME> | ○ | × | ||
<HISTORY> | <PARENT_FILENAME> | × | × | ||
<HISTORY> | <PARENT_UID> | × | × |
iXMLマスタータグ | iXMLサブタグ | 記録 | 読み出し | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
<FILE_SET> | |||||
<FILE_SET> | <TOTAL_FILES> | ○ | × | ||
<FILE_SET> | <FAMILY_UID> | ○ | × | ||
<FILE_SET> | <FAMILY_NAME> | × | × | ||
<FILE_SET> | <FILE_SET_START_TIME_HI> | × | × | ||
<FILE_SET> | <FILE_SET_START_TIME_LO> | × | × | ||
<FILE_SET> | <FILE_SET_INDEX> | ○ | × |
iXMLマスタータグ | iXMLサブタグ | 記録 | 読み出し | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
<TRACK_LIST> | |||||
<TRACK_LIST> | <TRACK_COUNT> | ○ | × | ||
<TRACK> | <CHANNEL_INDEX> | ○ | × | ||
<TRACK> | <INTERLEAVE_INDEX> | ○ | × | ||
<TRACK> | <NAME> | ○ | × | ||
<TRACK> | <FUNCTION> | × | × |
仕様
入力 | INPUT 1/2 | コネクタ | XLR/TRS コンボジャック×2(XLR:2 番HOT、TRS:TIP HOT) |
入力ゲイン | 調整不要(デュアルADコンバータ回路採用) | ||
入力インピーダンス | MIC : 2.7 kΩ 以上 LINE : 1 kΩ 以上 | ||
最大入力レベル | MIC : +4 dBu LINE : +24 dBu | ||
ファンタム電源 | +48 V チャンネル合計 10 mA以下 | ||
入力換算雑音 | MIC:-122 dBu以下(IHF-A)@ 150 Ωinput LINE:-100 dBu以下(IHF-A)@ 600 Ωinput | ||
MIC/LINE IN端子 | コネクタ | ステレオミニジャック | |
入力インピーダンス | 2 kΩ | ||
プラグインパワー | 2.5 V | ||
出力 | PHONE / LINE OUT端⼦ | コネクタ | ステレオミニジャック |
最大出力レベル | 20 mW + 20 mW(32 Ω負荷時) | ||
出力インピーダンス | 10 Ω以下 | ||
内蔵スピーカー | タイプ | 20 mm × 30 mm 楕円型ダイナミックスピーカー | |
実用最大出力 | 250 mW | ||
レコーダー | 録音フォーマット | WAV 44.1/48/96 kHz、32-bit float ステレオ/モノラル BWFおよびiXMLフォーマット対応 | |
記録メディア | microSDHC規格対応カード 4 GB ~ 32 GB microSDXC規格対応カード 64 GB ~ 1 TB | ||
表示 | OLED(128 x 64 ドット) | ||
USB | コネクタ | USB Type-C ※データ転送に対応したUSB ケーブルを使用してください。USB バスパワー動作対応。 | |
オーディオインターフェース | USB Audio Class 1.0 | ||
入出力数 | 2in2out(Stereo) | ||
サンプリング周波数 | 44.1/48 kHz | ||
ビット深度 | 16-bit /32-bit float | ||
ファイル転送 | USB2.0 High Speed | ||
電源 | 単三電池×2(アルカリ乾電池、ニッケル⽔素蓄電池、リチウム乾電池) AC アダプター(ZOOM AD-17):DC 5 V/1 A ※USB バスパワー動作対応 | ||
連続使用時の電池持続時間の目安 ※値はあくまで目安です。 ※電池持続時間は当社試験法によるものです。使用条件により大きく変わります。 | INPUT 1/2録音、48 kHz/32-bit float、ファンタム電源OFF、ヘッドフォンなし、省電力タイマー1分 | アルカリ乾電池:約12時間 ニッケル水素蓄電池(1900 mAh):約11時間 リチウム乾電池:約19時間 | |
INPUT 1/2録音、48 kHz/32-bit float、ファンタム電源ON(INPUT 1)、ヘッドフォンなし、省電力タイマー1分 | アルカリ乾電池:約4時間 ニッケル水素蓄電池(1900 mAh):約3時間 リチウム乾電池:約9時間 | ||
消費電力 | 最大 2.5 W | ||
外形寸法 | 62.1 mm (W) × 107 mm (D) × 39.3 mm (H) | ||
質量(電池含む) | 164 g |
※ 0 dBu = 0.775 Vrms