現代のミュージシャンの活躍の場は、一昔前にはまったく存在していなかったものもある。Josh Turnerがその好例だ。彼の音楽を聴いたことがない人は、彼のYouTubeチャンネルを登録している50万人以上の人びとでも、1億再生を突破した彼のビデオを見た人でもないということになる。

Josh TurnerがYouTubeに最初にビデオをアップしたのは彼が15歳の時、2007年のことで、当時は画質も音質も酷いものだった。時が経つにつれて、YouTubeの画質等の向上に合わせて、彼も対策を打つ必要を感じていた。そこで2009年、初めて購入したレコーディング機器がZOOM『H2』だった。

最初のビデオをアップしてから3年間にアップしたビデオは、どれも大した人気は出ず、その後『H2』を使ってDire Straitsの"Sultans of Swing"のカバーを撮影してアップした。これまで彼のビデオの視聴回数は平均で100ほどだったのが、"Sultans of Swing"はたったひと晩で9万再生を超えた。2019年末時点でこのビデオの視聴回数は960万回を超えている。その結果、彼の進路は音楽制作となり、その最大の活躍の場がYouTubeとなった。

彼のプロとしての向上は今もなお続いている。

大学時代を通じてエンジニアリングに強い興味を持ち、ステレオ録音のみという限界にこだわり、どこへ行くにも『H2』を手にしていた。

現在はプロミュージシャン、コンテンツクリエイターとして活躍するJoshは、今もステレオ録音にこだわり、ハワイの鬱蒼とした森にも、ウィーンのストリートに旅した時も、その手にはZOOM製品があった。

ハワイ、パパコレアビーチでのジョシュのレコーディング風景

パパコレアビーチ(ハワイ)

ウィーンの街角でレコーディングするジョシュ

ウィーン(オーストリア)

僕のZOOMレコーダーはコンパクトでパッキングに便利だから、どこにでも持って行けるね。マイクカプセルとプリアンプで色んなことができるのがすごく楽しいんだ。"

Josh Turner
オレゴンの草原でレコーディングするジョシュ。
ビッグサーで路上レコーディング中のジョシュ。

ビッグサー(カリフォルニア)

Joshのビデオをチェックしてチャンネル登録を: Josh Turner Guitar